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2010/10/06(水)
戦国BASARA 元就様がお亡くなりに!!
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8月の中旬より、突然、戦国BASARAにはまりました。 はめたのは娘なくせに「後悔してる」などと。 「だって、こんなにドップリいっちゃうとは思わなかった」
おやおや、私はいつもののはまりパターンと一緒なつもりなんですが。
戦国BASARAは戦国ものといってもフィクション性の高い作品で、毛利元就も実在する彼をベースにかなり脚色がなされています。そもそも、登場人物の時間軸を合わせるために、「この時点、もう死んでるよね」とか「この二人の年齢差って」といった辺りが現実とは大きく異なっています。 今は「戦国BASARA3」で、関が原がメインの舞台ですが、上杉も武田も健在な一方、まだガキな筈の伊達は男前な実力派年齢に。戦国の世の人物達は「彼がもう少し長生きできれば」とか「彼がもう少し早く生まれていれば」ということで、天下を狙えなかった者達がいました。 毛利元就もその一人。19歳で甥の後見になり、27歳で家督を継いだ彼が戦国大名として中国地方の外に名を知られるようになるのは、なんと還暦を過ぎた後。子孫にその能力がないと見た彼は「天下を狙うな」と遺言するんですが、さて、その彼が、この還暦のときにまだ20代だったら?そして既に中国の平定を完了していたのだとしたら? 選択肢1「それでも、中国が安泰、毛利が安泰で終わりにする」 選択肢2「ならば、天下を狙う」 さて、どちらを選ぶ?
一方、アニメ「戦国BASARA2」は、関が原の前の秀吉が天下を狙う時期が舞台になります。 史実とは大きく異なり、信長が本能寺に没しても、山崎の合戦で光秀を倒した位では天下は収まらず、毛利を結んで日本全国平定に文字通り走り回る。
その最終回を昨日、やっと見ました。
毛利元就は、秀吉の軍師、竹中半兵衛の策の内で、同盟を結ぶことに追い込まれた立場の筈なのに、天下を狙う秀吉と半兵衛はキラキラと青春の幻影の中に消滅するエンディングを組んでもらってるのに、「毛利こそラスボス」とばかりの扱い。あんまりじゃございませんか。 いや、こういう美形悪役は好きですよ。寂しがり屋なくせに、強がってるんて、30年前の美形悪役 長浜ロマンロボの四天王(シャーキン、ガルーダ、ハイネル、リヒテルといえば、ご存知の方はいか程?)のやJ9のカーメンカーメンのパターンじゃございませんか。
そういう意味では、今までの「三国志」の周ユや「項羽と劉邦」の張良、「朱元ショウ」の劉伯温より、ハマり具合は大きいかも。
炎の中に消えていく元就様。 死んでないよね、死んでないよね、と願ってしまうのは、こういうキャラの末路を見るときのお約束。 そうやって、彼らの死を見送ってきました。
まだ、自分にこんな気持ちが残ってたのだと、気づかされました。
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