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2009/03/20(金)
【三国志】 誰が好きですか
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ここは着物の話なのに、なんで「三国志?」 この日記は、たまに、着物から派生(?)するようなことが書かれることがあったりします。
我が家と三国志の関係は、お姫さんが小学4年生に、友達から紹介された「三国無双」のゲームに始まります。 ゲームを買い、攻略本を買い、商売上手なコーエーは定期刊行本「無双通信」を出してくれて、そのうち、「三国志マガジン」なんて、三国志の漫画ばっかり載ってる雑誌まで売られるようになったりして。 って、ここまでは、あくまで、「お姫さんの趣味」の範囲。 私がこの期間で、関わった「三国志」は「時の地平線 諸葛孔明」というフラワーズ系のコミックスだけです。
これが、「レッド・クリフ」を機に一転。ドンはまり。 といっても、「レッド・クリフ」じゃなくて、三国志本体の方に突っ走りました。 三国志って、「正史」と「演戯」という2つの系統があって、書かれている内容も違うものがあります。この差異の最大の一人を言われるのが、「レッド・クリフ」でも主役となった「周瑜」どの。「演戯」では、孔明におちょくられては怒髪天衝いて、挙句に憤死というアホキャラですが、「正史」になると、孔明の考えたということは全て「周瑜」の実行したことであり、孔明なんか洟もひっかけません。それどころか、20歳にして、同い歳の孫策と義兄弟の契りを結び、その若さで戦場を駆け、26歳で孫策の逝った後、19歳の弟、孫権を王に立てて臣従、文官筆頭趙昭とともに武官筆頭となる。「レッド・クリフ」の時点でもまだ33歳という若さ。 「この歳で、そこまでヤルって、すごくない?」 コバルトなんかじゃありがちな設定ですが、彼は真実、歴史に実在する人。曹操が赤壁から引いたのは、「負けた」からではなく、疫病だの不慣れな土地の問題だったからとも言われていますが、とにもかくにも、その大軍団に、結線を挑み、たかが3万人で見得張った胆力は相当のものと言わざるを得ないです。 荊州なんか、ビビっちゃって、不戦敗ですから。
お姫さんは、趙雲ファン。曰く「どの漫画でも実写でも、小説でも、ブサイクがいない」んだそうです。 アンディ・ラウ主演の「三国志」はこの趙雲が主役のお話。 「レッド・クリフ」でも「気がついたら、趙雲しか見てなかった」って位です。私が気づかなかった「八陣図では、周瑜はまっしぐらに趙雲を助けに行った」なんてのも指摘しています。 中央電視台の「三国演戯」だと、周瑜と趙雲はソックリな美形で、鎧もお揃いです。一着なんか「お下がりですか?」って感じのまであったりして。(やっぱり、優妃は着るもの見てます) (別のシーンで、劉備がある将に鎧をお下がりしているので、周瑜が趙雲にお下がりしてもおかしくない ってどういう関係ョ!)
高校の世界史だと、詳細版でも出てこないような、彼らに今はハマっております。 ちなみに、周瑜のひぃひぃじいちゃんの周栄は、後漢末の尚書令を務めた人で、宦官の排斥をやりました。これは詳細世界史位まで行くと載っています。
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