優妃 讃良の着物についておもうこと
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2009/12/30(水) コミックマーケット2日目
コミック・マーケット2日目に行く。
本日の狙い場所は、西館1階。
ジャンルでは「歴史」「小説FC」「Original」
まずは、浪花愛さんの「荒川マジック」でねこばなしゲット。
このエリアは商業誌活動をしている一方で同人誌活動をしているサークルがあり、あとがきで見たことのあるサークル名が散見。

ゆっくりみたいのは「歴史ジャンル」
まずは「三国志」と思ったら、その前にいるのは、なんと「楊家将」じゃございませんか!
思わず、「どこで、情報集めてます?」と聞いてしまう。
中国では、人気の高い、大衆小説、日本で言えば、水戸黄門みたいな知名度かな。「仙人の生まれ変わり」だとか、破天荒な設定が多く、日本では、知名度が著しく低いのです。
北方版「楊家将」が出たので、少しは知っている人も増えた筈。
次は、三国志へ。三国志検定の問題と解説を売っているサークルがありました。1級を受けた人がいなかったので、1級のはなし。とそこへ、1級を受けた経験者がお客としてやってきました。
うろ覚えながら、思い出してくれた問題に、「それだと、xxxの話とxxxの話を書けばいいかな」等、盛り上がり、更に、その時に不在だった部長さんまで後から加わり、更に、ダベリは延びる。
細かいとこは、検定認定者なだけあって、お二方とも、実によくご存知。ネット上での再開を約束して、名残惜しくもお別れしました。
昨日と違って、こちらの領域は、空いていることもあって、あちこちで、こういった話をぺたぺたと続けられるのが楽しいです。

他には、少年陰陽師、彩雲国物語と移動していって、鉄道ファンエリアへ。写真のCD−ROM、列車前面DVD、走行音CDやグッズを買っては、またダベリング。
当然ですが、皆さん、撮影、録音してときのことって、熱っぽく語ってくれます。

さて、本日の衣装。
黒地に桜の総柄小紋に、紺地に桜刺繍の袴。長羽織は、蒼鼠の花織り風。
髪は、チャン・フォン・イーが主演した際の秦始皇帝風に結いました。
大正時代の女学生の袴姿の際の髪型に似ていますが、上に上げた分を垂らさずに、丸めて髷を作ってしまうどころが違いです。
そこに、足の長いカンザシをぶっつりと貫くのも、この時代の特徴。

2009/12/12(土) 鼻緒の挿げ替え
履きなれた焼き桐の右近下駄を履こうと、めずらしくも、じっくりと見たところ、鼻緒の先の「ツボ」と呼ばれる前を押さえている布が伸びていた。「引っ張り直してもらうか」と思ったが、その布が妙に細くなっている。

以前、某下駄屋で下駄を買ったときに「鼻緒よりツボが先に痛むんだよ。そんときは、ツボだけ換えればいい」と聞いた。

これがその状態なのかもしれない。
台は随分と履きこんで普段履き状態まで小傷が入って痛んでいるが、壊れてはいない。鼻緒本体も問題ない。これは「ツボ交換」だ!

と出かけてきたのは、熊谷の駅の側にある下駄屋さん。
草履も扱っているので、どっちも買える便利な店だ。
もちろん、すげなおしも、鼻緒を選んですげてもらうのもOK。

この右近下駄はこの店で買ったものではないが、そういうことを気にしないでくれるのも嬉しい。

「で、この下駄なんですが、ツボんとこが伸びちゃって、切れそうなので」とお願いする。

ツボはヤワに見えるが、表布の中に針金や木綿糸が何本も入っていて、そうそう簡単には切れたりはしない。が「4割位が切れちゃってるとこかな」ということ。伸びた原因は、桐下駄は、すげ元のとこがどんどん窪んで来るのだそうな。だから、履き込んで行けばいく程、きつくひっぱっていかないといけないのだそうな。
「さーて、左右同じにできたかな?」
新品の鼻緒を挿げるときには言わない言葉である。
「減り方って、左右で違うんだよ。それ加減して、外を同じに仕上げないといけないからね。」
と言いながら、一発でキメてくれた。

優妃の挿げ加減は、一般の人向けに比べて、ものすごーくキツ目である。下駄や草履といった鼻緒モノに慣れた足は「下駄足」という親指と人差し指の間に隙間のあいた形状になる。更に、鼻緒の通る辺りが窪んでいるようなのだ。ズレない一方でその分締め加減でないといけない。
「昔の人だと、こんくらいだったけどねぇ」と言いながら、挿げていく。つまりが、着物を着なれ、履物を履きなれた人なら当たり前な程度ということ。

他人様には全く貸せない。どの人が履いても、確実に「ものすごーく、きつく挿げてある」という状態になる。
例外は、うちの御姫さん。あれも、既に下駄足娘。

ちなみに、ツボすげなおしは、1800円位。
(一緒に正月用のエナメル草履も買ったのでオマケしてもらったが)
鼻緒の緩んだのを直してもらうのは500円。

高いと思うか安いと思うか。


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