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2008/05/01(木)
着物とジャージと
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メーデーだからお休みなんですが、なんぞ労働団体の催しって行ったことがありません。子供は学校。「サラリーマンだけの祝日」って感じ。 歯の詰め物が欠けたようなので、歯医者に行こうとしました。 たら、「変な格好して行くなよ」と殿の声。 「変な格好」って、何かと思えば、普通の着物のことなんですよ。 行く歯医者って、お隣さんでして、当然ながら、同じ町内会の班同士だし、子供が小学校の頃には、同じ登校班の仲間だったし、ってことで、何かとお付き合いのある方です。 でも、そういう間柄だからこそ、小学校の保護者会に着物でやってきた私も知ってるし、その辺の買い物に着物で行ってるのも周知のこと。今更、何を隠そうというのか。
殿にとって、いまだに「普段の日に着物を着る」ってのは「変な格好」なんだなと、久々に認識した日。 まぁ、冠婚葬祭の着物も、「式場だけで着るもの」って意味じゃ、冠婚葬祭だから「変」じゃないって思ってるわけじゃない。 この辺の刷り込みって、ホントすごいなって思います。
ま、私も、ジャージにつっかけサンダルで、家の外に出る、学校に行く、近所に買い物に行く、鉄道で30分もかかる場所の繁華街に行く、ってのは、どーも容認できませんので、おんなじようなもんなんでしょう。 この辺の人はふつーにやります。
ちなみに、現在のお姫さんの学校は、電車で50分程乗った向こうにあります。通学は制服が規定されており、学校のジャージと言えども、ジャージでの登下校は禁止です。体育祭の日ですら。 (この学校では観覧のご父兄でジャージ姿はまず見ません。卒業生のジャージ姿もいません。見る側はジャージは着ないのがこの学校の風習のようです。) そういう学校で、学校強制の英検の試験が、学校のそばの別の学校であった日曜日。私服の生徒達の中でジャージ姿はお姫さん一人だったそうで、カジュアルに装った口さがないクラスメート達からは陰口叩かれたとか。都民や南埼玉が多いこの私立校、ジャージで出歩く習慣のない子が圧倒的に多いようです。
他人様が何を着ようが構わないですが、自分に対して、何を着るべきだとか、何を着るのは辺だとかって、言われるのってヤですね。特に、そういう、習慣の違う人が自分の習慣を絶対的なものだと思って言うのって。
「この件は話題にしないってことにしたんだっけ」 やっと思い出してくれましたか。 そう、この話題は、絶対に折り合えないので、我が家では持ち出さないことにしてるんです。 だって、身についた習慣や考え方って、お互いにどうしようもないですから。 御姫さんのジャージ姿も、幼小中学校の登下校から放課後の姿として学校ジャージ以外を否定同然とするこの辺で育ってきたので、どーしようもない。それでも、その環境から離れて通学すること3年。やっとジャージ以外のカジュアル服でも出歩くようになりました。本人曰く「大丈夫になってきた」んだそうな。
「アルプス登山に振袖」とか「合格祝いの御礼参りの神社詣でにジャージ」って言うような、お互いに納得できる「変」以外は言わないことにしています。
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