|
2008/03/16(日)
卒業式
|
|
|
本日はお姫さんの卒業式。 今日は着物姿としては、帯付きでしょう、と早起き。 本日の着物は、薄小豆色地の付け下げに、有職紋織の袋帯。 久々の二重太鼓です。
かるーく形をつけて、殿に見てもらうと 「全然、ヘン!」 うー、予想通りだけどね。
「んじゃ、直して」と指示。
「上端は、背中に水平でまっすぐよ」 「垂れの下端は水平で、お端折りと同じ位置」 「お太鼓の下端から垂れは8cmくらい」 と口で指示して、後ろで形をつけてもらいます。 そうやって、帯揚げ結んで、帯締め結んで上がり。
「どう?」 「ん、今度は大丈夫」
殿は着付けのノウハウはからっきしだけど、出来上がった形状には、それなりに見慣れているので、殿がこう言うなら、まず安心。
さて、現地。小学校に比べて、着物のお母様が多いのは、私立という「所得の高いご家庭」の数が多いことからでしょうか。 しかも、一張羅の訪問着や付け下げでなく、紋織り無地に一つ紋というベスト・コーディネート。やはり、裕福なご家庭だと、きちんとソレ用のお召し物をお持ちなのね。 って、私の母も色無地の一つ紋で高校の卒業式にきてくれました。 (中高一貫だった私の場合、中学の卒業式って、「終業式の3年分バージョン」程度で、当人達も何もしなかったし、保護者も来ませんでした。) うーむ、高校の卒業式には、色無地一つ紋だわ! つまらんことを決意する優妃でした。
一方、洋装のお母様というと、意外にも黒フォーマルが妙に多い。昨今は、春色のパステル・カラーのツーピース等が卒業生のお母様用には売れているという話ですが、この学校のご父兄は烏軍団でした。普段の参観や懇談会にも父親の姿の多いこの学校、当然ながら、卒業式でも結構な数がいました。日曜という設定もこういったサラリーマンの参加を考慮しているのかと。 共働きも多いですから、休みを取らなくても良いのは母親にも楽。3月末って、年度末なので休み取り難い企業も少なくないんです。
中高一貫だというのに、妙に盛り上がっていました。 卒業記念の記念品を父母代表が送り、生徒達はボタンの交換をし合い、教師にプレゼントをし、親の方は謝恩会があり。 自分のときには、なーんにも無かったゾとか、「どーせ、また四月から同じメンツで同じ校舎じゃないか」とか思ったんだけどね。 ココ、倶楽部活動もほとんどの倶楽部では中高別なので、後輩達がお別れに来てくれたりと、まぁ、私のとことは違う次第。 また、高校はこの学校に進まない子もいます。 「これ以上はついていけない」と地元高校に行く、戦列離脱組どころか「もっと上の学校に行く」という上昇組もいます。校風が合わないということだったのか、「同じなら公立の方が安い」ということなのか、進学率はココと同等な公立高校に行くのもあり。実に約1クラス分が消えます。 彼らのことを考えての「卒業式」なのかもしれません。 一方で高校から入学する一段もあり。 青山とか慶応だと、学校変わる度にそうやって、新入生が加わるので、「一貫」と言うよりは、そっちのイメージかもしれません。今年は中一に初の付属小学校からの子が入学してきます。
生徒達は、卒業式の余韻を引きずって、仲間同士でカラオケなどに繰り出していったとか。お姫さんは、クラブの仲間と同様にカラオケに。しっかし、ボタン交換しあった制服は前がボタンなし。男子のはジャケットなので、まぁいいとして、女子のは前たてがボタンでつながるタイプなので、ボタンなしになると、間抜けのきわみ。用意の良い子はコートを持参してきたというけど、御姫さんは、「暖かかったので、つい忘れた」とかで、そのマヌケ姿で電車に乗って帰宅してきました。
|
|
|