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2008/02/11(月)
そろそろ卒業式
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正月過ぎるこの頃に着物のサイトに出てくるのが「卒業式や入学式に着物だったら、何を着よう」という話題でしょう。 大学生のご当人、参列の担任教師、つきそいのご父兄、立場は色々。
よく出てくる話題の一つが「黒羽織ってどうなんでしょう」。 「きものの花咲く頃」という本によると、あの黒絵羽羽織が入学式や卒業式に使われたのは60年代から70年代だけなんだそうな。 ほんの20年にも満たない習慣。 といっても、今お子さんを持たれているお母さん方って、この時期に卒業式や入学式を経験している人が結構いるので「自分の卒業式のときの親の着物姿ってこうだったよね」って記憶しているわけです。御多聞にもれず優妃もその一人。 幼稚園の卒園式、小学校の卒業式の写真には、黒羽織のお母様方が後ろにならんでいます。
着物の習慣は普遍で、流行などないように見えますが、1年では動かないけど、10年単位位では、前の常識が非常識にうつる位にうごいちゃうものもあったりします。
黒絵羽羽織は、復活しても良いものの一つな着がします。 洋服はダークカラーが主流なので、華やかになりがちな着物の色を抑えてシックに決めるにはうってつけなもの。 着物自体を黒絵羽にしたら重過ぎます。羽織りってとこがミソ。
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