優妃 讃良の着物についておもうこと
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2008/01/25(金) 初天神
さて、本日は本命の天神様へ。
今回は、会社帰りだし1泊なので、着物の持参は諦めました。
着物を着ないで京都を歩くのは久々。くっすん。

ホテルをチェックアウトしたら、徒歩で烏丸通りへ。この途中にある「矢部漬物店」は京都に来たら、ほぼ必ず寄る店の一つ。
観光用でなく、街の漬物屋さんです。だから、「京都の本場の漬物の味ってダメなの」って人には不向き。東京で売られている「京都の漬物」ってなんか味違うんですよ。関東風っていうのかな。この店のは、塩味が少なく、酢も控えめ、その代わりに甘味が多めです。京都のお惣菜って総じて、甘味があります。漬物も同じようにって感じ。千枚漬けは、この店の場合、酢を使わないんだとか。小4で初めて京都の旅館で食べた千枚漬けがやはり、酢を使わないタイプだったからか、「わー、あの『千枚漬け』だぁ!」と感激のもの。その代わり、ここのは日持ちしないのよね。あれもこれも買いたいとこだけど、日持ちの範囲となると数には限りがあります。

五条烏丸からはバスで京都駅へ。荷物をコインロッカーに預けます。次は地下街のイノダコーヒーで朝食。
ここも、ここ数回の定番朝食の場。
今回は、私はミートローフセット、殿は卵料理のセット、姫はいつものようにスパゲッティ。イノダコーヒーに限らず、京都によくあるコーヒー屋さんは、朝のモーニング・セット以外の定番メニューでも朝から頼めます。そして、お姫さんは、このテのコーヒー屋さんに行くと決まって朝からスパゲッティを注文する。

さて、京都駅のバスターミナルで北野天満宮行きのバス乗り場に行くと、長蛇の列!!! な、何?これは??
初天神って、当然ですが、沢山の人が来るわけです。すっかり忘れていました。
北野天神前で降りるときにもビックリ。朝早く詣でた人がもうバス停に長蛇の列。これは帰りも大変そう。

天神市は8月にも来た事があります。あのときのように出店が一杯。でも、まずはお参り。人ごみの参道を本殿に進みます。
御姫さんの高校進学御礼がメインです。
その後、出店まわり。夏と今とでは、出店の商品も色々と違うものがあります。あったかそうな肌着類を売る店は冬なりでしょう。着物の古着の店も浴衣や夏着物に替わって袷です。
姫が目に留めたのは意外にも干物屋さん。ししゃもの味醂干しというちょっと変ったものがありました。なんかアレもコレもと買わされて、他にもエイひれや芽株やらどっちゃり。
帰宅して、食べて見たら、これがなかなか美味しいので、「もっと買ってくれば良かった」なんて殿の感想。味醂干しは京都風の味付けでしょうか、関東でアジなどの味醂干しを買ったのてゃちょっと違う味付け。甘味が強く、塩っけは少ない。
私の方はやっぱり「着物」といいたいとこですが、古着の気に入ったのは見つかりませんでした。小雪のちらつく日。雨や雪といった水気は着物には大敵なので、いいのは持ってこなかったのかも。「3つで千円」という小物類に目をつけました。肌襦袢や帯枕、帯板、足袋など。これはお買い得。
肌襦袢は500円でもお買い得ですから。
帰ってあけてみたら、これが面白いものでした。身頃は外から見た通りに、綿ブロード(普通の肌襦袢はサラシかガーゼ)なのですが、肘まで袖があり、膝丈位の裾除けが一体化しています。
「浴衣下」と呼ばれるものと似た形状です。これが300円はお買い得でした。もっと買ってくれば良かった。普段着着物の肌襦袢にはうってつけ。

さて、帰路は、長蛇のバス停を避け、一つ先のバス停に移動。
いっくら混んでいても、待つ人が少なければ、2,3人位は乗れてしまうもの。
次に行くのは寺町通り。二条から散策しつつお買い物。
三条過ぎるとアーケードです。
四条に近い小間物屋さんで二部式襦袢を買うもくろみでしたが、そこに行く以前に化繊モノの出来合い着物屋さんを見つけました。結構行き来している寺町通りだけど、いつからあったのやら。店先に出ている1980円という破格の二部式襦袢にふらふらと。値段なりに安物生地です。袖や裾は化繊胴裏の織り柄すらない無地。身頃は綿ブロード。普段着には十分じゃ、とレジに行くのに店に入ると、手頃な仕立て上がりが洋服のようにハンガーにかかっています。「入荷したてのがありますよ」といって、店の人が、まだ未整理の品も見せてくれました。気に入ったのは、黒地に花柄の友禅風小紋。なんと2980円!安いだけに黒さはくっきりととはいえませんが、この値段です。

しっかし、300円の肌襦袢に足袋、二部式襦袢は1980円で、着物は2980円。着物も随分と安く買えるようになりました。後は帯か袴があれば良いですから、1万円で一式になりそうです。
2980円の着物はサイトで買えるとこは知っていますが、店舗販売しているのを見たのは初めてです。

横に曲がって錦小路へ。夕刻前の時間帯は丁度買い物時刻。
今日はこのまま新幹線ですから、帰路の夕食も調達。
普段は駅に隣接する伊勢丹の地下でお弁当を調達しますが、錦小路のお惣菜を積み重ねるのも一興。
こちらでも筍が出ていました。八百屋の店先に出ている筍は10cm程のこぶり。稚鮎の佃煮も出ています。京都って、こんな街場のお惣菜でも、「春の先取り」ありなんですね。
後は野菜の仕入れ。これは明日以降の料理の楽しみ。
真っ赤な京人参、大きな聖護院大根、手頃なエビ芋。
京都駅の新幹線の改札構内にある店で白味噌買って万事オッケー。

2008/01/24(木) 本年初の京都行き
今年初めての京都行きです。
入学試験でお休みの姫と年に一度取れる連休を活用した殿は朝から京都へ。私は午後の仕事をFlexして京都入りしました。
今回の主目的は「初天神に行こう」というもの。
天神様は明日の25日です。
今日は前日。
夕方の7時に京都駅に着くと、殿と姫のお迎え。
「おかえり」
「ただいま」

「って、なんか、会社帰りみたい」(って会社帰りですが)
「うんにゃ、いつもだと、この時間には帰宅してない」と姫。

確かに、この時間ってば、会社から出ようかって時間。
しかも、今日は、東京駅から徒歩圏のお客様のところを訪問した後をそのままFlexして、のぞみで京都へ。2時間とちょっと。
これは家に着くのといい勝負の所要時間。

昼前に京都入りした殿と姫は、伏見稲荷、晴明神社といつものとこにご挨拶してきたとのこと。

今日の夕食は、祇園の花見小路にあるおばんざい屋さんの予定。
京都駅から祇園まで、七条経由で東大路を上ればすぐ。
以前、姫と私の二人旅行で京都に来たときに寄った店です。
花見小路から更に小路を入った奥のそこは「知ってないとわからないよ」と殿の弁。典型的な京都の町屋建築の一階の一角を改造したものです。

この時期、おばんざいの「季」は「冬」なのかと思いきや、「若竹汁」や「鮎の稚魚」といった「春」のメニューも並んでいました。四つに区切ってるのではなく、次第に移り変っていくんですね。
「若竹汁」は、若布と筍のおつゆ。炊き物でも同じ名前の料理がありますが、今回のはすまし汁。まだ筍が若くて小さいので、あっさり味に仕立てたのでしょうか。
「冬」のものとしては「大根のたいたの」でしょう。油げを一緒に炊いています。他の土地ならブリ大根ってところが、京都は精進料理のメッカですから、油げを合わせる。そこに柚子の皮を刻んだものを乗せているので、香りがふわーん。
殿の土地では、厚揚げと炊く料理があります。あの土地は京都からの文化が随分流れ込んでいる土地なので、同じ感覚かも。厚揚げで味付けが東北系だと、ちょっと雑駁で素朴な味になります。
ねんがら年中のメニューで、お姫さんのお気に入りなのが「山芋」ここは、「する」か「刻む」かを選択できます。「刻む」を依頼。
お酒を頼むと出てくるというのが不思議な、「漬物の盛り合わせ」。直系15cm程の浅めの鉢に色とりどりにぎっしりと詰め込まれています。

食事を終わったら、本日のお宿に帰宅。先回でリーズナブルだった五条のビジネス・ホテルに。花見小路から四条に出て、河原町まで行き、鴨川を渡って高瀬川沿いにふわーりふわーりとほろ酔い気分で五条に下ります。

おやすみなさーい。

2008/01/02(水) 初荷
2日は初荷です。
いつものように、地元の百貨店に。
といっても、この百貨店の初荷は数年前に某スーパーの参加に入って以来、元旦に変更されています。
それでも、我が家はいつものように2日に行きます。
開店時間数分前に着いたのに、扉の前には誰も並んでいません。
2日が初荷だった頃には長蛇の列で、太鼓や獅子舞が披露され、甘酒のふるまいもあったりして、ニギヤカなものでしたが、閑散ン。

開店時刻に中に入ると、以前なら、初日の午前中に売れきれた福袋がそこかしこに山積み。この店にとっては、元旦の初荷って来客の「ノリ」を削いで、売り上げ減になっただけな感じです。

今回の収穫は、御姫さんの化繊の仕立て上がりの着物。
くもの巣模様なんて、すっごい柄ですが、江戸時代にも、どくろとかくもの巣って流行った柄だとか。意外にも「イマドキならでは」ではないようです。

2008/01/01(火) あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。

さて、正月はいつものように帰省です。
帰省先の土地でも、元旦から営業する店が増えました。

私の子供の頃は、三が日は商店は休みが常識で、開いているのは本屋かおもちゃ屋ばかりってもんでした。
これはお子様方がお年玉を握り締めて、意中の品物を買うために。
食料品は当然、お節料理を食べ続けてもたせる。

それが、なんでしょ、元旦から普通にスーパーは開いているは、しかも、正月らしからぬお惣菜も並んでるは。
イマドキは、お節料理ばっかり食べ続けるなんて、しないのかしらね。

なんてやっていたら、百貨店まで「初荷は元旦10時から」なんてオソロシイことを広告に。
大晦日、紅白見て、行く年来る年見て、初詣に行って、寝て明けて、朝は、お節を囲んで、新年を祝い、お屠蘇を酌み交わす。
その後、新聞の広告見て、明日はどこの初荷に行こうかなんて楽しむのが元旦。翌日は、早起きして、ゴー!
これが、元旦の朝が初荷では、新年の祝いの席もそこそこに、しかもお酒も禁止で、出かけることに。全て順番が逆に。

殿の実家は、伝統を重んじるので、まぁ、大丈夫と思っていたんですが、なんと今年は、元旦の夜の食材を買いに、出かけていったんですよ!「xxx開いてなかったよ」と、ディスカウント酒販が開いていなかったことに文句付け。元旦に店が開いてない方が普通だと思うんですけどね。
突然に来客ではなく、かねてからの親戚を迎えての席。
正月の席なら、前年から用意した料理で十分だと思うのは私だけなのでしょうか。


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