優妃 讃良の着物についておもうこと
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2007/09/16(日) 着物の合う色柄、合わない色柄
着物はホントあててみないと「似合う」かどうかわかりません。

昨日の話の続き。
叔母とその娘である従妹はひどく似た顔立ちをしています。叔母の姉妹も、更に、従妹の3人の娘のうち中の娘も「瓜二つ」という程似かよっています。

ところが、似合う着物が全然違うんです。

叔母は、ふんわりした色合いをぼやーっとした柄であらわしたものが似合います。絹色綸子のに薄紅、薄花田、薄萌黄でピントの甘い写真で撮った花柄をあしらったような小紋をパーティ着にといって、実に似つかわしい華やかさを出します。

ところが、その娘がその綸子を着ると、どーみても「普段着小紋」の域を出ません。彼女に似合うのは、成人式の際に自分で色柄を選んで染めてもらった江戸小紋。赤地の梅柄で、ところどころの花に紫の丸が重ねてあります。「赤なんて、若い頃にしか着れない」なんて思いきや、四十路を越した今でも赤の色が良いのか、全く問題がありません。帯を歳なりに若干風格のある年配系にしていることもバランスの問題かもしれません。
畳んだままでは「これは普段着ぽいからダメね」って感じなのが、風格のある西陣系の袋帯にも負けることなく、実にフォーマルになります。なにより、顔映りが良い着物です。

中の娘は、更に違います。若いこともあって、もっとはっきりした色が合います。こちらには、くっきりと鮮やかな鶸色の総柄小紋に黒しゅすの半幅帯を。

しかも、畳紙開いただけでは、誰にどれが合うかとんと予測もつかない。
いや、私だって、そうなのです。「この色いいなぁ」と思った反物をあててみたら、全然似合わなくて「この色だけはパス」と思ってたのが「なんで、こんなに似合うのよ!」ってことも少なくありません。
「赤だから似合う」とか言うのではなく、同じ赤でも実に微妙に多彩です。似合う赤もあれば、似合わない赤もあるのです。


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