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2007/08/02(木)
綿絽を着てみる
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さて、買ってきた綿絽です。 手持ちの綿絽は全てお下がり品。コーマ地でしょうか、比較的厚手な木綿地に地白の藍染めなとこまでおんなじな二枚があります。
今回のは、それよりずっと薄手。見た目は夏塩沢。
家で広げてみました。
うぉ!
予想通りにスケスケです。襦袢なしで着たら、下着なんか「透ける」どころか「丸見え」って位に。 京都で買ってきた水色の袖のついた半襦袢だと、袖の下の水色がほわぁ〜んと透けて、胴部より青っぽい感じになります。 これ、本気で「浴衣」で売っていたんでしょうか? 浴衣スリップ位じゃ気が引けます。 衿着き袖なし半襦袢位でも個人的にはギリギリNG気分。
私は、「夏着物」として、襦袢着て着る気だったので別にイイんですけどね。そういうのを知らないお嬢さんが「普通のプリント浴衣とは違う、古典風でシャレてるわ」なんて、買って行って、浴衣として着ちゃうんじゃないかって。
こちらとしての問題は、「夏塩沢『風』に見えてるかなぁ」って方。本物に見えてなくてもいいんですが、それと同格に見えてくれていないと、他の小間物の釣り合いを考えなおさないといけないから。
うん、「夏お召し」か「上布」か「明石縮み」かって感じに見えています。普通の紗紬にプリントすると、シナっとしてしまうのですが、薄手木綿なのでハリがあるので、麻とか生絹(すずし)で織ったハリのある生地のイメージがあります。 勿論、木綿だから「涼しい!」
昔は、木綿をこんなに薄手に織り上げる技術って、きっとなかったんでしょうね。 これを「ただの浴衣ランク」とするには、ちょっともったいなさ過ぎます。織物系の夏着物と同格位には見ても良いような気がします。
けど、コレ洗ったら、どうなるんだろう? 新品のときだけの価値かしら。
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