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2007/08/19(日)
県立図書館 フルコンプ!(2)
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使えそうかそうでないかをチェックし、今回どうしても持ち帰りたいものを抱えて開架書庫のチェック終了。 次は閉架書庫です。 出庫依頼票に書き込んでカウンターに提出。 依頼票を抱えたお姉さんは、そこにはあると気づかなかった階段を降りて下に消えました。そういえば、ほぼ全エリア開架エリアにしか見えないんですが、どこに閉架書庫があるのでしょう? カウンターに残っている職員さんに質問すると、閉架書庫は、建物のあちこち、つまり隙間のような場所に分散してあるのだそうです。だから、異なるエリアにある本の出庫を依頼すると結構大変なんだとか。収蔵本が増えてしまったので、そんな事態になったとか。 しばらくすると先ほどのお姉さんが手ぶらで帰ってきました。 と思ったら、階段同様にそんなとこにあるとは気づかなかった物搬用エレベータを操作して、ワゴンを引き出しました。 本と共になんか、すっごい巨大な箱が乗っています。そういえば、中に「大型本」があったっけ? 「残り二冊は後でお届けします」とワゴンを閲覧席まで引いてきてくれました。そして、お姉さんは閲覧席の奥に消えました。 どうやら残り二冊はそっちの方の閉架書庫にあるのでしょう。
研究書っぽい厚さ色々のB5版のハードカバーあり、文庫本あり、和綴じ本あり、トドメに巨大な布貼りの箱。その数10冊 今日は土曜日で5時までなので、さーて、全部チェック終わるでしょうか?
大型本のは写真図絵。見たことのある絵や像の写真ですが、印刷が良いのか、大きいからか、細部まで鮮明です。 多くの本で白黒版にしかなっていないものも、こちらではカラーのもありました。思わず、全頁見てしまって、時間を消費。まずいまずい! 和綴じ本は、木版摺りで図は多色摺り。装束の紋様は現在のドット合成な印刷より、木版の重ね摺りの方が鮮明かつ「らしく」でます。明治期の本なんですが、殿の話だと、当時の市販本はかなり和綴じ木版本だったんだそうな。殿の祖母の産婆のおばあちゃんの産婆資格取得に使ったという本は皆和綴じだそうな。大正期の頃。 「和綴じ木版本=江戸かそれ以前」って思っちゃうんですが、それよりももうちょっと最近まで和綴じ本って普通にあったんですね。 手間のかかりそうなのを片付けて、次はハードカバーの研究本。 う、昭和ヒトケタの出版本はハードカバーでもかなり傷んでいます。うっかりすると分解しそう。これでも、貸し出し可なんですか?って感じ。表紙と本体は製本用の布で、頁の間は糸で補修した跡が見え隠れ。 おっとあと15分。借りていく本と返す本を仕分けてカウンターへ。 「貸し出しできるのはあと2冊ですね」 う、借りたいのは3冊。しかも厳選でこれ以上減らしたくない。 開架書庫の分で先に貸し出し処理しておいたものから1冊諦めて返却。それでも、B5版ハードカバー本を5冊バッグに入れて、退出。わかっちゃいるが、ああ、重い。
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