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2007/08/18(土)
県立図書館 フルコンプ!
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なんてタイトルでしょうか。 埼玉県には、3つの県立図書館があります。 浦和、熊谷、久喜 この3拠点に分野を分けて本を収蔵しています。 この3箇所を全て踏破したって話です。
勿論、最寄の図書館でリクエストカードを書けば、取り寄せて貰えるのですが、セレンディピティ(2007/0809参照)したい私は、現地でチェックもしたい次第。 それに、禁持ち出し本の中でも和綴じや巻物の場合は、「取り寄せ不可」なものもあるので、そういうのは行くしかありません。
装束について書かれた本は、過去にも書いたように、複数のジャンルに渡り、埼玉県の県立図書館の区分の場合、見事に3拠点に分散してしまっているのです。 文学関連は久喜図書館。源氏物語や枕草子に絡めての書籍はこちらに収蔵されています。 歴史関連は熊谷図書館。平安時代を歴史として語る書籍はこちら。 そして、最大規模を誇る中央機能を持つのが県庁に近接する浦和図書館。風俗・民俗学・と和綴じ等の古文献はここの管轄です。 図書館学的な分類で言うと「衣類」ひいては「服飾史」は風俗・民俗学に属します。このカテゴリには、衣食住から祭や民話・伝承、妖怪といったものまでを扱い、しかも日本のみならず世界各国の風俗・民俗を対象とします。 タイトルだけでは、どの国の話なのか判らないものもあります。 「文学」っていうと、古今東西しかも各ジャンルがあるというのと同じように、結構広いカテゴリです。
というわけで、やってきました。浦和駅。 ここ一週間の最高気温40度だなんだというのが、朝方の一雨でストンと切れて、30度をちょっと切った位でしょうか、随分涼しく感じます。 京都からこればっかりな、シルック絽を袖に使った二部式襦袢に夏大島モドキの木綿の着物に袴を穿いて、足袋に草履。 気分なのか、気温差のせいか、ちょっと涼しい程。 夏大島モドキは一度洗濯したので、ハリが消えてちょっとしんなり。アイロン程度では汗でくたってしまうようです。 かるーく糊でもつけた方がソレっぽくハリが出るでしょうか。
昭和30年代に建てられたという浦和図書館は埼玉会館の隣。 今日はホールでお子様向けのステージでもあるらしく、埼玉会館の前には、プリキュアの服着た子なんかを含めた親子連れが行列していました。 その横を通り抜けて、図書館へ。 一階が児童室、二階以上が大人向けです。 風俗・民俗関連のエリアを館内マップで探すと、三階の奥です。 示されたエリアに行ってビックリ! メインの開架書庫は、普通の天井の高さの建物部分にあるのですが、ここは、中二階構造になっています。壁の部分だけ狭い通路が走っており、壁部分だけは書棚が二階建て。 入り口からは、その輪になった中二階部分も見渡せるので、圧巻な眺め!!風俗・民俗はその中二階部分の一角にありました。 といっても、書棚数にしてかなりな数があります。これは開架書庫分だけですから、閉架書庫もかなりな分量があると推測されます。なんせ、事前にチェックしてきたリストの大半は閉架書庫分。 さて、端からチェックです。ありそうな場所は、リストアップしてきた分の分類記号から判断。 おー、あるある、リストアップ時には気づかなかった本の中にも参考になる記述がありました。逆に「いかにもらしい」タイトルの本が別の国のソレだったり、「記載はあるが、この程度は既に別文献でチェック済み」なのがあったり。 問題なのは、このエリアは「全て貸し出し可能」な分。現在、数冊借りている状態なので、闇雲に抱えると危険です。 しかも、まだ閉架書庫を未チェックです。閉架書庫分でも貸し出し可能なものが沢山あるので、セーブせねば
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