優妃 讃良の着物についておもうこと
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2007/05/27(日) 授業参観に着物
昨日は、お姫さんの学校の授業参観でした。
今日の着物は、単仕立の大島。地白に細かい黒の十字絣が一面に入り、更に、薄い黄、紅、緑、青で不定形なブチが入っています。
ブチも染めでなく絣。何気ない柄ですが、すっごく手間のかかった逸品。きっと高かったんでしょうねぇ。大伯母の形見なので、由緒は全く不明なんです。

これに、小袋帯、松葉の袴、麻の白足袋にしました。
小袋帯は失敗。陽気が良いのでかなり汗ばみます。
着物を単にしたのだから、帯も絽とか紗、博多の単とかにすべきでした。

襦袢は、京都で買ってきたシルックの二部式を初おろし。
水色の地に白と濃い水色の水玉の可愛い柄が気に入って買いました。店オリジナルのソレは背は衣紋抜きでなく紐を留めつけるタイプ。専用の紐が付属しています。留めつける手間が必要ですが、位置がバッチリ合うので、私の場合は好みです。
衣紋抜き式はなんか着崩れるんです。

麻の白足袋は、「着物のやまと」で調達した500円ナリ。
開けてみたら「まねきや」さんの足袋でした。
裏はサラシ。少しは涼しかったかな。よくわかんなかった。

そして、今回は、新兵器!
「スリッパ草履」
正月に山形の結城屋さんで調達した、裏がスリッパ底になっている草履です。楽屋履きなどに使われているそうです。
お姫さんの学校は、上履きかスリッパが必要です。
ただ、足袋でスリッパ履くと、すっごく歩きにくい。
今回からは、問題なく快適です。

授業参観の科目は「担任の行う授業」になっていました。
今年の担任の担当教科は古文。この日は宇治拾遺物語の一篇でした。前日まで中間試験だったので、予習も十分に言い渡せなかったとかで、今日の授業はとにかく対象部分の「品詞分解」で終わりました。

しっかし、古文といえば「品詞分解」って相変わらずですね。
このあと現代語訳して終わりだったら、昔と変わらないなぁ。
その文の「鑑賞」なんてほとんどしませんもんね。
モノによっては、「そのクダリの背景」なんかもあるわけですが、昔は全然やりませんでした。
「枕草子」なんて、裏に「栄えゆく道長一派、衰えゆく道隆一派」って歴史的背景があるわけです。これを知って読むのとそうでないのでは、読みコミの深さに差が出ましょう。
はたまた、服飾の部分なんて「桜が良い、山吹が良い、躑躅(つつじ)も」と字面を訳しただけでは何の面白みもありません。
「どんな色目なのか」「その色目にはどんな意味が含まれているのか」っていうのが分かると面白いのに。


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