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2007/02/07(水)
お姫さんの袴度
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ウチのお姫さんは、「よそゆき」はほぼ、袴姿です。 「学校の制服」か「Tシャツかトレーナにジャージズボン」以外のものを着用しないといけない場合は、袴です。 「袴もダメ」となると、観念してカジュアルの中にもちょっとよそゆきっぽい、白黒チェックのミニスカートに白ブラウス、黒のジャケットなんていう、並の女学生の格好をします。
ちなみに、先日、英検試験に行く格好として、長袖Tシャツにジャージ長ズボンといういつもの普段着コーディネートで、埼玉県は大宮の試験会場に行ったら、同じクラスの子達(英検受験は学校指示なので、家の近い子は同じ会場になります)に後ろ指さされたとか。もちろん、後ろ指差した方は、イマドキの中学生的なカジュアル格好だったそうな。 自分のコーディネートに関して、「流行至上主義」の戯言(たわごと)なぞ、一切気にかけないお姫さんです。
ヒラヒラ、フリフリは嫌い。ピンク他ファンシー・カラーもダメ。ピンクハウスやゴスロリは論外です。 といって、カッチリ・キッチリな四角四面のスーツも嫌い。 スカートはフレアはダメ、タイトもダメ。
この条件に意外にもあてはまるのが着物です。 昨今、袖や衿にレースをつけるのが流行りましたが、基本的に着物そのものにはレースはつけません。 生地がしっかりしていますからヒラヒラしません。 着流しだと、腰から下はタイトスカート状態になりますが、ここに袴を加えると、足さばきが自由になります。 袴そのものも、ヒラヒラでもなく、カッチリでもありません。
着物の色柄の好みは、意外にも花柄。ファンシー系はやはりお好みではなく、はっきりした色に紋様的に花の描かれたものを好みます。例えていうなら、京好みとか、有職紋、新しいところではアール・ヌーボーとかアール・デコ風柄。
ここ数年の冠婚葬祭や年賀は全て袴姿です。
例えば、
私の父方の祖母の葬儀: お姫さんからは曾祖母にあたります。 黒の五ツ紋に黒無地の半幅帯、黒袴を合わせました。 同じく納骨: 黒地にアール・デコ風のチューリップ柄の小紋に黒袴 同じく1年祭:(仏教でいう一周忌にあたります) くすんだ紫地に四季花の総柄の1尺5寸袖に黒袴 同じく生誕百年歳:(時期では仏教の三回忌にあたります) 1年祭と同じ着物に臙脂袴 小学校卒業の挨拶周り: 卒業式自身は中学校の制服で出ました。 矢絣に黒袴 毎年の元旦: くすんだ紫地に四季花の着物に袴は色々に
こんなお式向けに使うかと思えば、同じ1尺5寸袖の着物に袴で足元はスニーカー、背にはリュックなんて意外な組み合わせの格好で、梅の山をかけってるのも、不思議と違和感なく。
そう、袴姿って、着物と違って、走る姿もサマになるんです。
トドメに、コタツでゴロゴロするのも袴。着物は普段用の白無地。 裾の着崩れが全く無視できし、衿は男性に近い位衿をつめて着るものなので、緩めに着付けても着崩れることがありません。
お姫さん用の袴は化繊なので、池に落ちても、お茶こぼしても安心。洗濯機にポイッ、すぐ乾くし、仕上げに襞にアイロンかけて出来上がりです。
子供には袴姿って向いています。
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