|
2007/01/04(木)
ゆうきくんにお年始
|
|
|
今日は帰省先から帰る日です。 着る着物を除いてそれ以外は全て畳んでトランクの中。 小間物や土産も整理してトランクに詰め込みます。 このトランクは車の屋根の上に乗せます。 車は軽自動車なので、後部トランクが狭いです。 それを補ってくれるのが、屋根の収納。 大きめの豚皮のトランクに詰めて、のっけてしまいます。 大体、帰省や2,3泊の旅行なら3人分を収容するトランク。 軽自動車の上にこれが乗っているのも、またちょっとオシャレ。
帰り道には寄り道の予定。 酒田から、六十里越えとも言われる山形自動車道を通って山形盆地に入って、インターを降ります。 目的は、市内の呉服屋「結城屋」さん。 地元勢にも知られた着物の老舗。 ネット勢には「おしえて ゆうきくん」で着物好きには知られています。
ちょっと変わった品揃え、いや、昔ながらの品揃えというべきでしょうか。そういう物をさがしたい人には嬉しい店の一つです。 普段はネットでラインナップを見ていますが、実際に買うのは来店時と決めています。 やっぱり、ネットって質感とか伝わりにくいので、実際に見ると違うなんてことがあるとイヤなので。 また、こうやって帰省時に寄れるという可能性があるからでもありますが。
以前、正藍染めの綿縮みの浴衣に惚れて買いに来ました。 同時に、コーマ地に注染めの浴衣はお姫さん用に。 親子してのお客さんです。
今回の狙いは「草履型上履き」、草履にスリッパの底のようにフェルト張りになっているものです。 学校に行くと「スリッパなど、上履きをご持参ください」というのですが、着物姿の場合、足袋とスリッパというのは相性がよくないのか、歩きにくいんです。 とあるサイトで、そんな話をしてたら、「役者さんの楽屋履きなんかに使う草履があるよ」と出てきていたんですが、さて、実際にはどこに売ってるものやら、なんて思ってたら、ゆうきくんのサイトに掲載されました。
他に買ったのは、ウールの反物、ガーゼのバスタオル、カンザシの二本セット。
ゆうきくんとこでも、ウールの反物はさすがに品薄です。 ちょっと洋服っぽい柄のウールは、広幅。「セルは広幅なんですよ」と。そういえば、手持ちの着物の本で広幅の裁ち方が載っていたんですが、あれは、こういうウールの反物(?)を裁つ時の説明だったわけだ。 着物用の生地として売られているものでも広幅の生地のがあるのって、結構新鮮なオドロキ。 ヒラヒラと薄手でツルっとした生地は余りウールぽくありません。「初夏はセル」とか言うけど、ホントにちょっと暑気ばんできた頃まで着られそうです。
さて、お正月なので、くじ引きがついていました。 お姫さんが引くと、「梅」とのこと。 「この辺のから好きなの選んで」
ガーゼハンカチのセット、ガーゼのバスタオル、伊達締めなどなど。結局、手ぬぐいセットになりました。 和風趣味なお姫さんは、ハンカチの代わりに柄物手ぬぐいを持っていくことがあります。サラシ地なので、手を拭くにも適度の厚みがあり、そのくせ、コンパクトな点がお気に入りとか。
「お薄をどうぞ」
奥から、梅型のもなかとお抹茶を持ってきてくれました。 呉服屋さんで、一服。いいですねぇ。
私は買ったもの、お姫さんはくじで当てたものを提げて、店を後にしました。
|
|
|