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2006/09/28(木)
衣替えの準備
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久々に快晴。 衣替え前の最後の半袖で出歩ける日になるらしい。 とはいえ、乾燥してきたからか、風はサラっとした秋の風。
そろそろ着物も衣替えの準備です。 洗いに出すものは洗いに出し、家で洗えるものは、洗濯機で洗って、浴衣にはしっかりとアイロンかけて、しまい込む準備が必要です。
夏の正絹絽、今年は何度も着なかったから大丈夫かなと思ったけど、衿元は汗ジミています。やっぱり洗いに出さなくては。
家で着る白小袖は一足早く、麻混のものから、化繊羽二重の白小袖+半襦袢に換えました。襦袢なしではもう肌寒く感じます。 着物も、浴衣や薄物から、単に切り替える時期ですものね。
さて、家で洗濯するもの、店に頼むものですが、基本的には、洋服と同じ。 洋服だって、ウールのスーツやジャケット、ちょっと良いお出かけ用のワンピースやコートはクリーニング屋さんですよね。 家で洗濯するのは木綿のシャツやTシャツ、トレーナーや化繊のソレなど。そして、下着や靴下の類。
着物の場合は、クリーニング屋でも「丸洗い」や「京洗い」を引き受ける場所もあります。私の場合は、呉服屋さんに持ち込みます。 正確には、こういったメンテは悉皆屋さんの範囲だそうです。 今は、滅多に見ないので、呉服屋さん経由で悉皆屋さん行きにするのが便利です。
食べ物や雨などのシミをつけたような場合でない限り、洗濯に回すかどうかの判断は季節の終わりで十分です。
持ち込むものは、まずは正絹の羽二重や縮緬のもの、お召し。夏着用のものはまず必須です。冬着た物を夏になって出す場合は、特にシミとか汚れがないようなら、風を通してしまうだけにします。 普段着っぽい紬の単は、自宅着なら、石鹸洗剤で手洗い。 おでかけ着なら呉服屋さんに。 正絹夏絽も、お下がりの普段着用のは自宅洗濯です。 ウールはおでかけ着や袴はクリーニング屋さん、普段着は石鹸洗剤で。 木綿は普通に洗濯機。手縫いのはネットに入れて。 化繊(風呂敷着物からシルックに至るまで全て)も洗濯機
襦袢は、正絹は呉服屋さんに。家だと、縮んだり、柄が滲んだりと面倒です。 ウールと化繊、身頃が木綿で袖が化繊の二部式は自宅洗濯。 夏の麻も自宅洗濯。
「リサイクル屋や、フリマで千円位で買ったのに、洗濯にお金かけたくなーい」と思うのは、さもありなんだけど、洋服で考えてみて。 ステキなウールのスーツをフリマで安く入手したからって、家で洗濯しますか?同じく、シルクのブラウスだったら? 定価で新品を買おうと、バーゲンだろうと、お下がりだろうと、中古だろうと、扱いは同じですよね。着物も同じ。
逆に、「着物は安く入手したいし、洗濯の手間やお金もかけたくない」という人は、洋服と同じく、化繊とか木綿素材を使いましょう。
「帯も汗にしちゃったんだけど、帯って洗わないですよね」 そう洗いません。 洋服だって、絹のスカーフやベルト、ネクタイを洗濯するなんて聞きませんよね。 もし、やむをえず汚しちゃったら、クリーニングに出す。 帯や帯揚げ、帯締めもそういうものだと思って下さい。
しばらくは、アイロンかけとも格闘が続きます。
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