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2006/08/08(火)
呉服屋で店員に囲まれる話
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なんか、雨です。その割には暑いゾ。 雨が近いと、虫が元気になるのか、家の周りで虫が鳴いていました。 なんか、もう秋だなぁ。立秋すぎたから、秋は秋なんだけど、今年は梅雨明けが遅かったので、夏が数日で秋の気配な気分。
着物を買おうとする人間の多くが出遭う「店員に囲まれる攻撃」 チェーン的では、効果的な攻撃方法と見なされているらしい。 「気に入った反物」があれば、即、そうでなくても「強いて言えばこれかな」でも選べるものがあれば、着せ付けしてしまう。 うかうかしていると「諾(ウン)」と言う迄脱がせてもらえなかったりする。しかも、それが、セットにして50万円とか100万円のもので、そんなものを即決しろっていう店って呉服屋位なじゃないかと思う。
チェーン店の場合、店員には目標ノルマがあるとかで、必死になるらしい。 宝飾品店とかって、ノルマないのかな。少なくとも、ウチらのような人間には、包囲攻撃をしかけてくるようなことはない。「家人と検討しまして、改めて伺わせていただきます」で「よろしく」と快く送り出してくれる。
呉服の場合は、デパートやショッピングモールに店を構えるのはチェーン店。入りやすいが、包囲攻撃を得意とする。一方、強いて勧めない店は小売店。入り難いのだけど、入れば、以外と親身になってくれる。 もっとも、本当に敷居の高い店もあって「あんたなんかに、ウチの着物は買えないわよ」とばかりに見下されてしまうこともある。 洋服でも、そうなんだけど、庶民に手の出しやすい価格帯の店から、ブランドの頂点に位置するデザイナーの直営ショップなんか、やっぱりそういうケがある。(一着100万円のドレスは、実際買えないけどね) 着物もそういうランクは当然あるというだけ。
んで、この包囲網を抜け出すノウハウ。
1.時間を区切る 誰かと待ち合わせするとかで、その店での滞在時間を区切る。 結託してるなら、携帯電話を入れてもらっても良い。 実際に待ち合わせしてなくても「してる」といって立ち去る。 携帯なら、時間でアラーム機能をしかけておいても良い。 「電話がきたので」と言って引き上げる。 試着した着物については「検討しておく」位は言っておく。 2.本当に欲しいと思わない場合は、試着しない 「着てみるだけでも」なんて言葉に乗せられてはいけない。 「買う気があるが、顔映りがどうか心配」っていう状況でもない 限りは、試着しない。 「顔映り」だけなら、肩にかけてみるだけも十分に判断できるので、 最悪、そこまでに留める。
3.購入は即断しない主義だと明言する 一度、家に帰って冷静に考えてみると、不要な着物だと思う場合、 逆に「やっぱり欲しい」と思う場合とある。 そもそも即断はしない方が良い。 「即断しないことにしているの」と明言し、いくら気に入っていても 絶対に買わない。 「気に入ったから、家に帰って家人に相談するわ」で終わりにする。
「足袋一足、半襟一枚買うつもりが」、ってのはよくある話。 時間に余裕があるのなら、見たこともない反物や産地の話を聞けて楽しい時間でもあります。今すぐ、どうということではなく、将来的に着物を選ぶときに、役に立つ知識です。
とはいえ、「ウンというまで抜け出せない」ってのは、ちょっと辛い。 私のやっている対策をご紹介した次第です。
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