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2006/08/03(木)
きゃー左前
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客先直行直帰が実家の側なので、実家から通勤。 久々に親とゆっくり話す時間もできました。
んで、着物の話になって「左前」の話題が。
むかーし、むかし、私が小学生だった頃、同居してた父方の祖母は民謡を習っていました。んで、その民謡を習っている人達が夏の盆踊りで屋台の上で揃いの浴衣で踊るのでした。 浴衣といっても、絵羽柄(いや、付け下げか)で、お端折りの下から、身頃とオクミいっぱいを使って白地に藍染めで日本橋でしょうか、影絵に染めたのが、ステキでした。
そういうわけで、祖母は踊りの当番があるので、祭りの最初から出ます。私は夕食を食べてから出ます。 夕食を食べて、母に着付けてもらって、その日は誰と一緒に行ったのやら。まぁ、それはどうでも良いことで、行くと、丁度、祖母は当番で屋台の上で踊っていました。私も、下の輪に入って踊ります。一曲終わったとこで、祖母が「左、左」と言ったのだそうな。そう、なんと、その日は左前に着付けていたんだそうです! 「孫って、屋台の上からでも、見分けられるんだね」 と母。 しかも、左前なのまで見分けちゃう。
多分、暗がりで着なおししたのだと思います。
祖母も母も自分で着物を着られる人ですから、着付けてもらった着物が左前になろう筈がないと思っていたのですが、意外や意外、そんな母が着付けた私の浴衣が左前だったこともあったとは! 「自分で着るのと反対になるから、着せ慣れしていない人は案外と危ないのだ」と弁解はしていました。
着せるときは気づかなくても、着せた後に気づかないんでしょうか。気づかなかったんでしょうね。 ちょっと前の、熊谷の団扇祭りでみかけた左前の娘さん。 「親がいるなら気づくだろうに」って思ってたけど、もしかして、「親が着付けたから気づかなかった」のかもしれません。
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