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2006/07/20(木)
熊谷 うちわ祭りの始まり
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まだ梅雨は開けきっておらず、雨も降りそうな日。 お姫さんは夏休み突入。 殿は「秩父鉄道の機関車を撮る」とかで休暇。 私一人が出勤。なんかさびしい。
今年の夏の「ふみの日」の切手が「百人一首」だって、知ってました? 発売日は明日7月21日。 http://www.japanpost.jp/pressrelease/japanese/yubin/060601j201.html 切手もさることながら、「お便りいれ」のデザインもステキ。
記念切手は昔程大行列で瞬時に売れきれるということは滅多になくなったそうですが、それでも、人気の絵柄だと売れきれまでは短いとか。 いつもは取り置きしてくれる郵便局が「今回はちょっと無理」と言われちゃった人もいました。 だから、興味ある人は郵便局の開く時刻か午前中に行ってみて下さい。
--------------------------------------------------------- んで、今日から、熊谷の「うちわ祭り」が始まります。 7月に入った辺りから、夕刻や休日にはどこからともなくお囃子の練習する音が聞こえていましたが、今日は朝からコンチキチンと華々しく打ち鳴らしています。 今日は遷宮。普段いる祇園さんから、通りの真ん中に作られる仮宮に神様にお移りいただく行事です。神様は朝早く動くんです。だから、駅で聞こえていたコンチキチンは、時間的にはもう遷宮完了した頃かも。 京都と同じで、祇園さんの神様のお祭りです。
京都の祇園さんは、1ヶ月かけて行うので遷宮は7月の頭、一番のイベント山鉾巡業が月の中、その後花笠行列だなんだと月いっぱい色々に続いて、月末頃にまたお宮にお戻りいただくわけですが、熊谷のはこれが短くて、20日に遷宮、21日の朝に山車の巡業、22日は午前中は町を回って、夕刻に仮宮の前に集合して「叩き合い」をします。 23日の朝に仮宮から本宮にお移りいただいて、祭りは終わりです。 各町内のかつぐ山車のお囃子のリズムは微妙に違っています。 これが並んでやると、どっちかがどっちかのリズムにひきづられる。 巡業中に通りで鉢合わせすると、「叩き合い」をして、負けた方が道を譲り、勝った方はお囃子を意気揚揚と鳴らしつづけながら、直進します。 「うちわ祭り」の「団扇」は、元はオコワを配ったのを、団扇に代えた店があり、そのうち、みーんなうちわに変わったんだそうです。 祭りの期間に山車の出る界隈の店で買い物をするか、お宮さんでお札やちまきを拝領すると団扇が貰えます。 京都の祇園祭りでは、山鉾を出す町内毎にちまきを出しますが、熊谷では仮宮でだけ受け取ることができます。
この「ちまき」、端午の節句に飾る笹のモチでもなければ、中華粽でもありません。数本束になっていて「蘇民将来子孫」と書かれた札がついています。病気がよりつかないようにする縁起物のお札の一首です。 玄関の外側に飾ります。京都の町屋なんかだと、当たり前のように玄関の上の方にぶら下がっていますが、こっちだと余りみかけません。 私の家は山車を出す界隈からはるか遠くに離れていますので、なおさらかもしれません。
というわけで、今日から「うちわ祭り」なんですが、今日は仮宮への遷宮しかなくって、縁日もなーんにもない筈。その辺が祇園さんなんかの初日と同じです。初めて出かけてきたときには、提灯は煌々と並んでいるのに縁日の店の一つも並んでいなかったのに、ビックリしたものでした。
団扇祭りが始めると、夏本番。もう数日で梅雨も明けましょう。 暑くなります。
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