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2006/07/18(火)
銀座のオフ会に着ていく着物は
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むーん、今日も雨です。昼には一旦止んで、昼食を買いに行くには問題なかったんですが、午後になってまた降り出して、出かけていた同僚が、傘をさしてたのに、下半身びしょびしょになって戻って来ました。
まだまだ「梅雨」なんですねぇ。
月末には、別のサイトの仲間でオフ会に行くんですが、さて、何を着ていきましょうか。 まずは格付けの確認。
昼食場所は、和食で個室ですが、比較的格はカジュアルレベル。 その後、銀座の和モノの店を覗いたり、お茶したり。 サイトの主義からすると、カジュアル寄りな方が似つかわしいかな。 留袖、振袖、訪問着は外して、上はつけ下げから下は浴衣って辺りでしょうか。
広すぎない?
ホントは、もっと揃えた方が綺麗でしょうね。 でも、今は夏。「xxxにしましょうね」なんて決めたところで持っていない人がいるでしょう。意外と「着物好きの集まり」って格合わせしないんですよ。「着物なら何でもOK」って感じで。 だから、訪問着の隣には木綿着物が座ってることも案外と普通。 場所が銀座だろーと、平気で木綿の着物で来る人はいます。 洋服を見れば、ブランド物のスーツに身を固めた人の向こうをTシャツにGパンのにぃちゃんがとおります。着物だって、色々はあり。
次に問題は気候ですね。 月末なら梅雨は明けているでしょう。まもなく残暑になろうという時期は目一杯暑い時期。下手すれば体温すら越えます。 といっても建物の中はクールビズしてるといっても、所詮は28度程度。体温を越えるのに比べれば随分と涼しいです。
こういうときに真っ先に外すには「麻地、麻混モノ」
麻は、熱を高い方から低い方に流す機能があります。だから25度から30度チョイ過ぎ位だと体温を放出して涼しくしてくれる。 湿気も同様に吸い取っては発散させます。 でも気温が体温を越えたら、熱の流れは逆方向。 しかも、室内に入るや、ビシビシに冷やしてあって凍えたりします。 クーラーの室内にいる時間の長い場合は麻は向きません。
残るは、木綿、正絹(絽、紗、紗紬、紋紗)、化繊。 木綿は、綿縮、綿絽、綿紅梅、絹紅梅、奥州木綿といった高級浴衣とも呼ばれるグループと、従来のコーマ地や最新変り織りのプレタ浴衣のグループ。 変り織りのプレタは色柄の華やかで精緻なものも多いので、ちょっと見正絹の小紋に匹敵します。伝統系でもコーマ地や、プレタ系でも1980円の綿ブロード地は今回は除外しましょう。これは「いかにも浴衣」なので、電車ではるばるでかけてくる際に着るにはちょっと。なんか「地元民っぽい」んですよ。アタシは銀座の地元民じゃないから。
正絹は、この時期ならどれでも「透ける素材」。 化繊は、並のポリだと暑いかなぁ。でもクーラーの中の方が長いから案外大丈夫だったりして。もしシルックやセオαがあるなら、そっちがオススメ。暑くなると、並のポリと高機能ポリの差は開く。
って手持ちの中から考える。 ・正藍で錐彫りの長板中型小紋の正当綿縮みに半襦袢を合わせて紗献上の帯 手軽さから言えばコレ。木綿は絶対に涼しい ・並ポリの紗紬風に夏明石上布風の柄を書いたのに、紫の化繊の袴 並ポリながら、紗紬風は地がでこぼこしてるからか思った程は暑くない。値段と天秤にかけると、結構買ってるお手軽品 ・セオαの夏お召し風のに松葉の化繊の袴 化繊の一番はセオαかな、でもこの着物ちょっと地味。 ・シルックの無地絽に正絹絽の袴をあわせて 無地絽の着物に袴だから、ちょっとフォーマル。 色も着物がニ藍で袴は蘇芳。 でも雨が降るようなら正絹袴はダメ。 ・お下がりの紗の絣に正絹絽の袴をあわせて 完全な正絹の組み合わせは木綿よりも涼しい。 でも、雨降ったらどーしよね。 汗も怖いわ。
襦袢はやっぱり麻よねー。化繊は各種試してどれもダメと判断。 綿楊柳のステテコも忘れちゃいけない。 股の間を汗がたれて行く程、暑さを実感するものはない。 汗はちゃんと吸うようにしとくのが涼しいコツ。
もう一つ。胴はオボロのバスタオルで汗対策。 暑く感じていなくても、汗はかいている。 胴にタオルを巻くと汗は胴でかくので、他の部分で汗をかきにくくなる。一方、集中して発汗するので、襦袢一枚、ハンドタオル1枚なんかじゃ全然足らない。帯まで濡れる。 かくしてガーゼ地のバスタオル。 着物の小物屋には確実に売っている。近所にそんな店がない場合は、ス−パーとか衣料品スーパーとかの赤ん坊売り場で入手可能。 着物の小物は意外とこの赤ちゃん売り場で入手できるものが多い。 サラシもここで入手できる。 帰宅して着物を脱ぐと、胴のバスタオルは朝の重さの倍にもなっている。即、洗濯機。汗満載のバスタオルは腐ったり、カビたりするから。 でもこれがガードしてくれてた着物と帯はハンガーで風を通せば完了。
どうしましょうねぇ。まだ10日ほどあるので、決めるのはもっと後でよいのですが。
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