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2006/07/16(日)
やまと 美裳会 「ルーブルの美」 (2)
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空は曇り空ながら、蒸し暑さは昨日に変らず。 これ書いたら、ひと風呂浴びて、クーラー部屋に籠もろう。 自宅のPC環境はクーラーのない部屋。 多少なら、窓をあけておけば、結構涼しいんですが、蒸し暑いのには役に立たない様子。
そうそう、昨日のお出掛けの格好はコレ
白地の綿縮みに水墨画風に竹を描いたもの。 小紋に属するのでしょうけど、一柄が長いのでノッポ向きな柄です。誰かからのおさがりなんですが、祖母か大伯母か、叔母か母か、はてさて。 仕立は広衿の着物仕立て。麻楊柳地の半襦袢に、化繊絽の裾よけつけて。 帯は、金曜日に買った紗献上の半幅を早速に。 着物が白地に墨の濃淡ですから、紗献上の透けた水色が映えます。
昨日の続きです。 -------------------------------------------
「これ見せたかったんですよ」と担当さんにひきずられて行ったコーナーは、米沢織物のコーナー。職人さんはビシビシに山形弁。 「もじり織りと言います」と見せてくれたのは、紋紗にも見える柄の部分を透かし織りにしたもの。意外なことにあててみると、その透かし部分は下地を透かしません。コーナー専属の売り子の方が着ている着物もこのもじり織りなので、着付けたらどうなるかも判りました。透けるのは、袖口や動いたときに身から離れる上前の端。「スケスケは野暮ですよ。動いたときに『あれ?』って思わせる位が丁度良い」と。不思議な織物です。 「透けないから、単に仕立てて4月位から11月位まで盛夏を除いて長く着られるよ」と職人さん。 残念ながら、春先に、多分同じ工房のものなんだと思いますが、つばめさんの抜き柄のを別の店でかっちゃったんですよ。 ゴメンネ、担当さん。ホント、私の好みを知ってる人だわ。 同じコーナーの帯は珍しくも全通、つまり端から端まで柄織りの帯でした。柔らかさも絶妙。先ほどのように錦糸銀糸を入れないので、小紋やお召しを普段遣いに着るのにも良いです。 これは芯ナシで仕立てると扱い易いなぁ。 これはホント欲しかった。でもお値段が高すぎぃー!30万円!
他には、大島を白生地に織って、小紋や訪問着に染めたのもありました。いかに精緻でも絣柄の大島は、やはり「織物」であり、訪問着にはなりえません。でも、染めてしまうと、無遠慮に袖口をコシコシしてみなければ何の白生地かはわかりません。 染め柄の方に目が行って、そんなことすら考えないことの方が多いかもしれません。また染め柄もいいセンスです。 藍型か藍更紗風な総柄小紋のなんか欲しかったとこ。
というわけで、今回は収穫なしでした。
お土産はマリ・クレールのハンドバッグ。 後から、浴衣反物も来る予定。浴衣の柄もルーブルにちなんだモチーフ。白地に青系数色で柄付けした文様は、中国かなペルシャかな、花唐草というかアラベスク文様のお皿から。 今年は浴衣は白地の売れ行きが良いのだとか。 浴衣には、ヨーロッパなモチーフよりもオリエントな柄の方が似合うと思う私は伝統柄好み。
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