優妃 讃良の着物についておもうこと
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2006/06/09(金) 進化する化繊 −セオα―
入梅との説もあります。
紛れもなく雨天。レースのような雨がシトシトと降っています。

折角、夏服になったのに、まだ半袖はちょっと辛い。
といっても湿気ているので、長袖も暑かったりする。

先日、横浜で仕事した帰りに横浜そごうで着物を見てきました。
そのときはまだ5月の末だというのに、既に「浴衣コーナー開設」とな。まぁ、気の早い。もっとも、仕立てるんだったら、この時期でないと間に合いませんけどね。
といっても、コーナーのほとんどは仕立てあがりの浴衣。
「蕪松庵」が店を持っているので、やってきた次第。
真ん中は浴衣ですが、壁に沿ったハンガーには夏着物(もちろん、ここのは化繊や木綿)が下がっています。
なんか、いい色柄のあるかなーっとパタパタとひっくりかえしていると、「こちらにあるものは、吸湿性が良くて洗濯の乾きも早いんですよ」とな、話を聞くと、素材はセオα。夏下着の素材として注目され、数年前から浴衣の素材としても登場してきていると、話には聞いていたのですが、実物を見るのは初めて。
大きな矢絣の夏お召し風のがありました。
浴衣で手ごたえを感じたので、今年は夏着物にも進出なんだそうな。
「あててみます?」
「肩かけるだけで雰囲気はわかるからいいわ」
「??」
店員さんは不思議な顔。
姿見の前でかけてみると、茶と紺なんて地味地味な色の割には顔映りは悪くありません。となると、やはり裄が心配。
店員さんは慣れた風に裾をすらないようにしてお端折りの腰紐を結んでくれました。
裄は表示で66cm、1尺7寸5分ってことね。(裄は寸尺でないと判らない私) マイサイズには1寸(約4cm)足らないって程度。
指先で袖口をつまんで、ピっと引く。
「もしかして、裄が足らないかしら」なんて心配してた店員が、「あら、ぴったり」なんて嬉しそうな声をあげる。
襟元の柄の出方も悪くない。

というわけで、買ってしまいました。

会話で「毎日着物は着ている」という話になって「やー、失礼なこといっちゃったかも」なんて店員さんが言ってたけど、仕事帰りのスーツ姿では、「着物着たことがある」かどうかすらも想像するのは無理だものね。

で、後日談。セオαの着心地。羽織った感触は化繊です。シルックのような「あれ絹?」という印象はありません。
私の買った生地の質感は、夏大島か夏塩沢辺りの印象です。
シャッキリした生地は「絽」「紗」といった染物系より「お召し」「上布」の夏織物系です。
が、着ていると涼しい。今年は若干涼しいので、なおのことかもしれません。カラっと暑い日にどうなのかはまだ未体験ですが、涼しいとはいえ湿気てるこの時節は普通の化繊だと、蒸して不快なんですが、そんなことはないって点、普通の化繊とは違うよう。これはちょっと期待です。


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