優妃 讃良の着物についておもうこと
ご感想は掲示板 http://bbs1.fc2.com/cgi-bin/e.cgi/12019/まで
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2006年6月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
最新の絵日記ダイジェスト
2017/01/22 着物買うのに、いくら以上だと「高い」?
2016/11/27 着物を頼むなら呉服屋で
2016/11/26 夏は暑くて、冬は寒い
2016/07/10 はいからさんが通る の 時代の袴
2016/07/09 はいからさんが通る

直接移動: 20171 月  201611 7 6 5 3 月  20159 8 7 月  20149 8 7 6 1 月  20139 8 7 6 3 2 1 月  201212 11 5 3 2 月  201112 11 10 9 8 7 5 月  201012 11 10 9 8 6 5 2 1 月  200912 10 5 3 月  20085 4 3 2 1 月  200712 10 9 8 7 6 5 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 11 10 9 月 

2006/06/18(日) 夏の小物
夏の着物には、夏の小物「も」使える。
昔は、夏用の小物なんてなかったのかもしれない。
だから、小物は袷の季節のものを使っても良いことになっている。

が、「これは夏物に替えた方がいいもの」

帯板: 夏はメッシュ製。樹脂に穴の開いたのもあるが、あれはダメ。
    帯が透けるので、冬物ではマズいのが一つ。
    冬物の帯板は確実に「暑い」。

帯枕: 売っていることは滅多にない。してると暑い。
    「帯枕は使わない」
    「糸瓜(ヘチマ)を都合の良いサイズに切って使う」
    なんてのが昔から行われてきたらしい。

帯揚げ: 夏用は絽地。冬モノのシュス織だとかぼってりした厚手の
    縮緬なんか、解いた瞬間に冷風が吹く。
    木綿や麻の着物なら、柄の良い手ぬぐいでもした方がマシ。

帯締め: 一番夏冬関係ないモノ。でも、ぶっとい、いかにも暑苦しい
    印象のものだけは避けた方がいい。見た目が暑い!
    男のネクタイにもいるいるんだ。暑苦しい地のネクタイしてて
    しかも汗だらだらに流してるの。やめてよねー!

伊達巻: 比較的無縁。でも、絶対に汗の襲撃に遭うので、この時期は
    絹物は避けた方が良い。でも、化繊も暑い。
    できれば木綿が良いが、市販品はない。自作するのみ。
    メッシュの伊達巻もあるが、何故か暑い。
    裏にラバーの張ってあるマジックテープ式のは確実に暑い。
    これならメッシュ伊達巻の方がマシ。

腰紐: 全く季節感なし。平気でウールでも使っちゃうのが事実。
    ゴム製好みの人向けにはメッシュ製のがある。

足袋:  夏は麻地が使える。でも高い。
    ネル裏は暑いが、サラシ裏なら夏でも問題ない。
肌襦袢: 一応関係ないが、夏専用には、綿楊柳、麻など。
    通年モノはサラシ。意外にもガーゼは冬用。
    もっとも、盛夏になると、肌襦袢着ないで身頃がサラシか麻の
    半襦袢着ちゃうけど。(何枚も着ると暑い)
腰巻: ベンベルグは通年。化繊の絽は一見夏用。実はメチャ暑い。
    やむをえず化繊絽を使うときには、綿楊柳のズボン下を穿く。
    夏こそ「ズボン下をはくべき時期」
    二部式にして、腰巻をしないのも盛夏のウチの習慣。
長襦袢: 麻楊柳、綿絽、絹絽、絹紗など。
    絹モノは下に肌襦袢を着た方が良い。綿と麻は直に着ても暑くない。
    「透けるから」という理由で、やたら白ばっかりになるのが、
    不愉快な時期。薄い水色と、白地に金魚柄持ってる。
    紋紗、夏お召し(風)、紗紬など透け難い生地には色襦袢がいい。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.