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2006/06/12(月)
【図書案内】 昔のきものに教えられたこと
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今日の図書は 石川あき著 「昔のきものに教えられたこと」です。AMAZONでは青木玉著の「着物あとさき」と一緒に買う人が多いと評しています。
キモノ・エッセイ系のコーナーで、この本はひときわ目を引きました。 白地に赤い花が点点と。迫力のある装丁です。 なんと、著者のお姉さまの婚礼衣装の下着(二枚がさねの下に着る分)の柄なのだとか。反物一幅いっぱいの巨大な花柄。著者のお母様のセンスってものすごい。
関西の裕福なおうちに生まれた著者は、親が着物を見立てたり、色や柄を指定して染め、描きさせたりするのを見て育ち、長じて、自分でもそのように着物を誂えたり、デパートの呉服部に属した際にそのセンスを活かして、商品開発に携わったりしてきました。
「手軽な普段の着物」に対して、この本は「豪奢な誂えの着物」の話。 でも、着物の話は、どちらの話でも、知恵とセンスを生かして、かくも華やかな女の思いを物語ります。
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