優妃 讃良の着物についておもうこと
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2006/05/06(土) こどもの日コンサート
「読響のチケットあるんだけどいかない?」
殿の友人からの電話。
チケットを受け取ってみて、ビックリ「春日部市民会館」
どこですかい?

調べてみたら、東武線春日部駅から徒歩10分、クレヨンしんちゃんでも知られた街。ロビンソン百貨店の隣にあるようです。

東武線なので、秩父線で羽生に出て行くかなと思ったのですが、路線検索をしてみたら、大宮から東武野田線が一直線に春日部に。
大宮までは定期がありますので、こちらが交通費的にもオトク。

というわけで、大宮から野田線に決定。

着物は、この休み中の虫干し(?)で見つけた、薄漂(うすはなだ)に漂一色で描き絵をした付け下げに袴にしました。
着てみたら、アレ、なんかタグがついています。
「ポリエステル100%」
どひゃー!大伯母の着物だったのですが、一枚化繊の付け下げがあるのを見つけていたのですが、これもそうだったとは。
ほっほっほ、これなら安心して着ていけます。汚れたら洗濯機だ。

シルックなど高級化繊のようです。若干汗ばむ日ですが、絹に近い通気性があるようです。よしよし。

「こどもの日コンサート」といっても、対象は小中学生でしょうか。
子連れが一杯。
演目も、難解な大曲でなく、わかりやすい小曲を多く並べて、合唱作曲家である青島氏の司会で進みます。休憩時間にはロビーで自著にサインの描きまくり。

私はかつて、読売交響楽団でクルト・マズワ指揮の「エリア」を歌ったことがあります。なので、ここの腕の程は知ってます。日本のオケとしては、なかなかのレベルな筈。

が、始まった曲はなんか、覇気がありません。管楽器の紹介の小品「ファンファーレ」も不揃いで出だしが音ボケで。
会場の音響環境も最上とは言いがたいようです。残響がなさすぎ。
モーツァルトも期待するようなノーテンキなキラキラ感がなく、子供の発表会の演奏を聞いているような感じ。

が、ブラームスの大学祝典序曲を聞き、終曲のエルガーの威風堂々を聞いて判明。
「指揮者が手ぇ抜いたな!」
小品が何曲もありました。しかも、アレコレ聞かそうと、色々なジャンルので。指揮者の勉強が足りなかったのか、オケとの練習回数が取れなかったからなのか、力を入れた曲とそうでない曲ができてしまったようです。
指揮では有名な桐朋音大で斎藤門下で小澤征爾にも師事したというなら、練習回数が足りないなら、なお、踊って指揮すれば良いのに。
合唱団の指揮をチョロっと経験した私は、その当時、小澤の出るTVも見たし、斎藤門下系の指揮法の本も読んだし、斎藤門下の指揮者(これが、小松一彦先生。当時は駆け出しの若造)の下で合唱経験もあり。この系統の指揮者の指揮のしかたって、大体想像がつく。

しかも、大学祝典序曲は、大学の卒業式と入学式にオケ部が演奏した曲。合唱奉仕してた私はこれを4年間聞いてた。
オケの練習から聞いて、しかも何回も聞いてる曲なんて、そうそうないですから。
こらー、手を抜くなぁー!

終曲の威風堂々は、さすがに「終わりよければ全て良し」にしたいのか、一番気をいれてました。ちゃんと「踊って」指揮してた。
そうそう、ちゃんとやれば、オケがこんなにも綺麗に響くじゃない。
出だしの音のパシっと揃えるところも、小気味良い。
金管のファンファーレ部分も誇らかに。
読響はいいオケなんだから。

曲のデキの善し悪しのかなりの部分は指揮者一人の責任だって、どれくらいの人が知っているでしょうね。

クルト・マズワ氏が指揮台に上った瞬間に、代振りのときと打って変わって、オケの音色が見違えるように光り輝いたことを思い出しました。 
そして、「こんな下手な合唱団使うんだったら、帰る」とまで言われ、マネージャがなだめすかして公演にこぎつけ、でも、終演後には「あと1週間一緒にいれば、この合唱団は世界一上手い合唱団になるだろう」とまで言ってくれる程に上手に歌えたことを誉めてくれたことを。
マズワ氏だから、こんなにも歌えたのですョ。

ホントにオケは、合唱団は指揮者次第。


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