優妃 讃良の着物についておもうこと
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2006/05/17(水) 白生地からのおあつらえ(5)
今までのお話は、「無地染め」「型染め」でした。
おあつらえの上級編は「描き絵」。つまり、訪問着とか付け下げで「糊型置き」などもなく、描いてもらうパターン。
これも、既にデザインが出来ているのなら、型染めの類と同じようにお願いできます。
江戸時代には割と一般的だったのか「見本図集」などが出ています。
当時は出来合いの友禅はなくて、大方は依頼されてから作成されていたのかもしれません。
「柄は好きだけど、地色がちょっとね」なんてのも、依頼品なら自由自在に指定可能です。
最近は、こういった見本をコンピュータを使ってうまく見せてくれるとこもあって「地色をこの色にすると、こんな感じです」と判りやすくしてくれています。
裄や身丈が長くて、普通のサイズのままだと、柄行がうまくない場合も、配慮してくれます。
私も裄が長いので、訪問着や付け下げの肩の柄合わせ、袖に出る柄の按配に制限があったんですが、裄丈の長い仮絵羽で描いて貰えば、そんな心配もなくなります。

手描きはましてや、一品一品描くわけですから、まとめて描こうが、依頼されてから描こうが職人の手間に差はありません。
「裄丈違い」だと、ちょっと手間が増えますが、それとて「無理」って話でもなければ、「とんでもない手間」でもないわけです。


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