優妃 讃良の着物についておもうこと
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2006/05/12(金) 特集/新・きものにはまる女たち
季刊「Ki-mono」という雑誌があります。
着物業界の専門誌です。
大方、大概の職業には専門誌があります。着物業界も当然あるわけで。
業界誌は、なかなか町の本屋さんに並びません。
この本のこともタイトルは知っていたのですが、なかなか実物にお目にかかれませんでした。
が、昨夜のこと、買い物がてら寄った近所の本屋の着物のムックや雑誌の並ぶ中に、この「Ki-mono」を見つけたのです。1500!高い!

着物系小売店向けの業界誌だけあって、「縫製はうちへ」「丸洗いはうちへ」などの広告もあり、居並ぶ記事も「業界の現状と将来」や「店舗ディスプレイのアドバイス」など。

で、この巻の特集が「特集/新・きものにはまる女たち」でした。
解説では、「オタク的なはまり方をしている」とのこと。
「使える金額のほとんどを着物に消費し、他のもの(例えば無関係な小物とかアクセサリ)を見ても、着物とつなげて考えてしまう人のこと。ネットのサイトで情報交換し、同好の志と、着物で会合したりする」とか。「着物」を「アニメ」に替えれば、立派な「アニメおたく」ですから、まぁ、言っていることは、間違っちゃあいませんわな。

こういう人達のことを、業界的には「歓迎」しているようで、すでにそういう人達と対応している「先輩諸氏」の意見も出てました。
某大阪は船場の店とか、某東京は渋谷の店とか。
なんか、いきつけのサイトがゾロゾロと。

うーむ、私も「そういった人」に属するようです。

私の場合、装束とかコスプレ、鉄道なんかがありますので、「着物」に「だけ」「可処分金の大半をつぎ込む」ことはありません。
着物に限らずもっと広範に買い求める「本」達の代金だってあるし。
私の場合、もっと広範な「オタク」であって、着物もまた、その一構成物に過ぎないってだけですが。

「オタク」が判らないと困るからか、「オタクとは」というページまで
ありました。経済活動的に、オタクを考慮した方がずっと商売繁盛になるというのは、どの業界でも共通だとか。

記事読んでいて、「こういうことを考えてくれる店が増えたら、呉服屋には行きやすくなるし、着物に親しむ人も増えるだろうな」と思いました。ある時期で、「着物を買う」という習慣が親から子へ伝えられるのが断絶しました。現在、着物を欲しいと思う人間は、従来の習慣を持たずにいるわけです。そんな人達が、どのようにして情報をもとめ、どのような状態で来店するのか。呉服屋は考えないといけないのです。

そうやって「行きつけ」の「好きな店」を評価してみると、やっぱり、そういうことをしている店なんですね。


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