優妃 讃良の着物についておもうこと
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2006/04/17(月) 男性の袴着用時の格
先に女性の袴のお話をしましたので、今度は男性の袴のお話。
三十石様とお話しておりましたら、そういえば、こちらも、一筋縄ではいかないなと。

まず、着物の本にある一般論だと、
・男子は、袴を穿くと着流しに比べて格上げになる。
・正装は仙台平の縞、略装には無地紬(普段なら木綿も可)を用いる。
・「袴+着物」<「袴+着物+羽織」で、羽織付きは更に格上げ。
・「袴+着物」>「着物+羽織」で、袴の方が格上。

これは、町方の流れを汲むドレス・コードと考えられます。
農民の場合は、「普段の着用着=野良着」なので、長着自体の着用で既に「なんらかの勤務時間外の状態」となります。
このため、着流し姿の用途例よりも、一気に「冠婚葬祭=紋付羽織袴」に飛んでしまうように見えます。
また、この冠婚葬祭への列席でも紋付羽織を着られるのは席上の立場や家(庄屋だとか本百姓だとか、檀家総代だとか)で制限があったようです。

一方、「武家」の場合は、「着流しは自宅で寛ぐ姿」であり「来客時、外出時には袴を穿く」でありました。江戸時代の繁華街で、着流しなら町人、袴姿なら武家とわかりやすかったわけです。着物はショボい木綿の継ぎ当てのだろうと、武家は袴を穿いていました。(この袴もショボければ木綿だったようです)
「正装は縞、略装は無地紬」というのは、この武家の流れを汲むものでしょう。
サラリーマンの背広みたいなものですから、勤務先には袴と並んで羽織ないしは裃を着用しました。だから、袴だけってのは、「勤務外でのカジュアルな外出」ってことです。時代劇の浪人って羽織とか着ていませんね。これは勤務先がないからです。

衣類のもう一つの流れが「公家」。平安時代の服飾としては認知されている一方、武家社会になって維新に至るまで彼らが何を着ていたのかって、ちょっとその辺の服飾本を紐解いた位じゃ出てきません。

様々な情報源をあたってみたところ、勤務服としては平安期以来の衣冠か直衣、束帯の一方、自宅や私事においては、差袴(さしこ)という指貫袴を裾丈で切った袴を着用したり、直垂を着用したりしていたようです。公家にとっては、「小袖=下着」と認知していますから、上着は必須です。というわけで、狩衣、水干に始まり、直垂だとか直トツ、羽織と何らかのものを上に着用しました。外出時、来客時には、どのレベルに居住まいを質したかはまだ資料不足にて。でも、少なくとも「袴と上着類は、格上げどころか、人前に出る最低レベル」と見ていたと思われます。

そんなこんなの服飾史的流れがありますが、今としては、着付け本に多くある「礼装は縞袴に羽織、略には無地袴に羽織、更に略で着物に袴」という順番な辺りが、一般的かと思われます。

2006/04/16(日) 女性の袴着用時の格
男性の場合、袴を着用すると、着流しのときに比べて格が上がります。ところが、女性の袴は男性とは異なります。

女性のはかまの格付けは「袴下の着物の格」と同格になります。
袴をはくことで格が上がったり下がったりはしません。
黒紋付なら黒紋付の、色無地、振袖、訪問着、小紋、お召し、大島、銘仙、以下同文。
ウールや結城など艶のない系統の紬や木綿の場合は、カシミヤもしくは正絹や正絹風の袴ではなく、平織りウール以下のものを使います。
夏は、絽か紗地の袴を用います。麻や綿絽、綿縮み向けには麻地が向きます。

「羽織袴」という格はなく、羽織はコートの役目になります。

というところでしょうか。

また、「最高礼装には使わず、振袖よりも「振袖*袴」は略儀」とみなす考え方もあります。
はたまた「未婚女性の着用物」として、「成人女性の場合は略儀」とみなす考え方もあります。

これらは、維新後に、「男性と同様に就学したり、勤務したりする」という目的のために、着流しでは不便が多く、袴を着用するようになった、という「行動上の利便性」のために袴を穿いたという意味から「女性の袴は略儀」とする見方です。
「馬の乗るとき、作業時には男袴を穿く」というのは平安時代からあり、武家社会でも馬術・武道稽古などは女性も袴をはきました。
逆に、公家社会では「着流しは略儀。袴を穿いてこそ正装」という着方が維新直前まであり、当然維新後もその考え方が引き継がれました。維新直後の公式正装としては女性は袴を穿くことが制定されていました。
女性の袴はこういった複数のルーツを持つために、捉え方も複数ある次第です。

着付け本などで書かれてるパターンで一番多いのは「袴下に同格」のように見られます。

2006/04/14(金) 帽子はおしゃれ度3割増し
12日の続き:
エレベータを降りて1階に着くと、エスカレータホールによってみました。ここは、イベント広場。最新のイチオシ商品を展示する場所です。
今日は何かな、と思えば、帽子じゃありませんか。
今、帽子は、冬の帽子から春夏の帽子に変わる時期なんです。
西欧では「イースターから春夏帽子」などとも言います。日本でも、帽子に関しては同じ時節のでよさそうです。
※ 今年のイースターは今週末の15日。今週は「受難週」といって、キリストの最後受難を思う週です。
丁度、新しい春夏帽子が欲しいと思っていたとこ。

こんなに豊富に帽子がある機会を逃してはなりません。
通勤のスーツに合わせるのですから、柔らかい感じのはいけません。
アスコット競馬場に行くような帽子もダメです。
※ アスコット競馬は凝った帽子を被っていくものらしい。マイフェアレディで有名だが、実際にもそうらしい。
あれこれ、被って、「黒は暗いなぁ」「白は白すぎるなぁ」とやって、今回選りに選って決めたのは、絹色ベージュの紬シャンタン地をフランス風なシャポーに仕上げたもの。この形なんて言うんだったかしら。
カジュアルすぎるかなと思ったのですが、意外とスーツにもしっくりときます。

お勘定場の傍らには、帽子が風に飛ばされないように留めるクリップが売っていました。これも一つ調達。
これで、強風の日に帽子をおっかけっこしたり、頭を押さえて歩いたりしなくて済みます。

早速、翌日から帽子のお召し換え。
頃よく、気候も柔らかくなってきて、うってつけ。
春用の薄手のスーツすら軽く汗ばむ日。
パンツスーツにマニッシュな帽子は、オシャレ度3割マシ

2006/04/13(木) 着物市
最近のデパートは帰宅前にOLが寄るのを想定してか、閉店時間が遅くなっています。銀座松屋もご多分に漏れず夜8時までの営業。
銀座線の銀座駅で松屋寄りに乗っていた列車から降りて、一番北の改札から出てまっすぐ地下道を歩いたどんつきを右に折れると松屋銀座の地下1階につながります。勝手知ったる通路を抜けてエレベータ乗り場へ。8階迄直通のエレベータで会場へ。

いつものように、店員は、昔の松屋商標を染め抜いた半纏を着て営業。いつもの8畳程度の売り場から考えると「なんでこんなに店員がいるの?」という位に多くの店員が群れています。
松屋銀座の普段の売り場は「商品お引渡し所」に等しい位置付けで、商品は展示会や今回のようなセール、はたまた外商で扱われるのが大半なんじゃないかと思われます。
一見、誰にでも平等に見える「デパート」の中にあって、呉服売り場だけは、「お得意様」のためだけに存在する、不思議な売り場です。
勿論、誰でも望めばお得意様にはなれます。「知る人ぞ知る」というだけで。

その中でも、一番敷居の低い機会がこの「きもの市」。一般的な「バーゲンセール」と同じで、「気に入ったら買う」で済み「買わないと帰さないゾ」なんて怖い雰囲気は全くありません。
千円の帯揚げ・帯締めから1万円の反物と安価なモノも並ぶので、お財布の敷居も低い。
当然ですが「バーゲン・セール」なので「日頃、定価では買えないものも、値下げして提供」になっています。
「普段着着物」系では注目の「よきもの倶楽部」「蕪松庵」から、リサイクル店の「壱の蔵」まで広く出ています。

「あ、こんにちわ」
あら、いけません、担当に捕まってしまいました。
彼は、私の好きな染め屋さんの末息子さん。こういった機会には必ず販売員として売り場に立ちます。江戸小紋を中心としたこの染め屋のモノは色や柄がありきたりでなく、洋服や洋装のドレスと並んでも引き立つような不思議な印象を持ちます。型彫りの精緻さに至っては、知っている江戸小紋の型ではピカ一の。
最大の欠点は、ここの商品は高いんです。半額や叩き売りになっても手が出ない位高いんです。いつかは欲しいですが、まだその時期ではありません。
他のお客様のお相手をしていて、手が離せないのを良いことに、そそくさと彼から離れます。

草履は四谷三栄、組紐は江戸組紐の・・、足袋は白鹿、といつもの顔ぶれです。草履を持ってくれば鼻緒のすげ直しをして貰えたのに。失敗です。

「貸衣装販売」のコーナーでは、「仕立て上がり新品」も含めた着物を扱っていました。
「お背いがお高いわね。おいくつかしら。170はないわよね」
この問いかけはヤバイしるし。
次に来るのは「裄は身丈の長いのはないから」と続きかねないからです。
「身丈は・・4尺と・・・」
「4尺2寸です」
言葉をさえぎって言い返します。もちろん、にこやかに。
「あら、4尺4寸でも足らないでしょ。お端折りがなくなってしまうわ」
背の低い、そのくせ、ふっくらとした年配の着物を着た女性販売員は、自分でも4尺2寸では短い位だと言い張ります。
「体の厚みがないから、足りるんですよ。」
私の倍の厚みはありそうな、その女性に返します。
「ああ、なるほどね。それでしたら、こちらに合うお着物が沢山ございますよ」
納得したようです。「合うサイズもないのに、ひっくり返さないでね」と暗黙に文句垂れられるのは堪りませんから。

おや、夏の単もあるようです。あれ、この生地には見覚えが。
しゃれた織り紋の紋紗は、2月に某呉服屋の展示会で反物で出ていたもの。その一反を私がコートに仕立てて、ってのは、以前に話したこと。
私が買った分の色柄のがありません。あの反物が単の夏着物に仕立てられて?・・・・まさかね。
当然かもしれないけど、ここで買う方が高い。まっとうに買うと、仕立てあがりのお買い得価格で10万円かぁ。覚えておこう「この着物10万円なの」って。(誰に言うんだ?誰に)

織物と染物は別コーナーです。なんと今回は木綿も専用のコーナーを持っていました。出羽木綿、伊勢木綿、無地か縞か格子の織物ですが、手触りの良いふんわり感、手頃な価格。木綿ファンがいるのって、やっぱりわかります。

端に行くと、草木染めでしょうか、なごむ色合いの薄黄や萌黄、薄茶を縞に織った反物がありました。
あら、結城です。新しくなったというシールを初めて見ました。
結城といえば、紺地に白絣を精緻な亀甲に織り上げたものが代表的ですが、絣を使わない反物もあるのですね。しかも紺地でもない。そうそう、こういうのがなくちゃ。値段はっと、あら24万円。結城にしては手頃です。絣がないし、きもの市だし、ってことでお手頃価格で出してるんでしょうか。「結城の近くの結城風織物、機械織り」が3,4万円で出せるんですから、デパート価格としては、まぁいいんじゃないかな。
って、あら手紬糸のようです。紬手の名前があります。その下は織り子さんの名前。え、シールが「紬」でなく「結」だ・・・・・・・

これ、手紬、手織りの「ホンモノの結城紬」だ!! 

絣がないとはいえ、それがにじゅうよんまんえんーーー!!! ウソだろー! 安すぎ!
以前、別の店でみたときには、このレベルで「今回限りの超お買い得で80万円」って言ってたぞー!
結城は一生もんです。いえ、娘が着て、孫が着て、その後は前掛けにしてって、一枚こっきりの着物の着たきり雀と考えれば、一生分の買い替え枚数を考えると24万円だったら、そうそう無茶な値段ではありません。
あー、びっくりした!

なーんて、会場をウロウロして、今回買ったのは、帯揚げ、帯締め、白半襟だけ。「これ買わないと、ここから動けない」って位でないと、買わないんです。と言いながら、買った着物は過去にいくつもあるのですが、今回はそこまでひかれるものに出会いませんでした。

2006/04/12(水) 若葉の色は紅に
桜のも散り始め、葉桜になってきました。
これから八重や山桜など葉と共に咲く桜達の時期です。
この時期、他の木々も若葉の季節となります。
毎朝歩く、弁慶堀の向こうの鬱蒼(うっそう)とした木々も、冬の陰萌黄は後ろに退いて、若萌黄の白い色が前に出てきます。躑躅(つつじ)や柘植(つげ)の葉も白い葉が若枝と共に伸びてきます。
その中で、木々の若葉には、若萌黄色でなく、紅のものがあるのをご存知ですか?楓などはその代表的なものですが、他にも紅梅の若芽もそう、他にもいくつかあります。なんとなく、落葉型広葉樹系中木樹に多いように見えるのは偶然なのかな。家の垣根に使われている木々が、今は真っ赤です。
もう少しすると、その赤は、葉の先に寄せられて、中央は若緑になります。そして、全てが緑になってしまう。
この「葉の褄だけ紅」というのは、着物の八掛や装束の重ねを想像してしまうようなオシャレさがあります。この時期には「表萌黄、裏赤」の着物とか装束とかを着たくなってしまう。
着物なら、八掛に使うと他の季節に使えないので、掛け衿や襦袢に赤をもってきて、萌黄の着物を着るのが便利。装束も、袷でなく、重ね着の袿を上に萌黄、下に赤か紅を重ねるのもアリです。
同じ萌黄の着物や袿でも、3月なら薄紅を重ねて、桃の重ね(ひな祭りの重ね)にしたり、黄を重ねて山吹を模したりできます。4月後半から5月なら薄紫を重ねて、藤や桐の花を模す。萌黄に萌黄という一見つまらない重ね方は「萌黄」そのもの、そして「若柳」も。柳もこの時期薄緑の若葉を伸ばしてきますからね。
下を陰萌黄という深緑にすると重ね色目では「蓬(よもぎ)」になりますが、個人的には、「常磐木(ときわぎ:常緑樹)の若芽」だなぁって思います。5月になると、全面黄緑になる蓬も、この時期は深緑のしなだれた葉と白っぽい若芽。草餅用には、伸びきった黄緑の葉よりも若芽の蓬の時期の方が筋が柔らかく、濃い色素を取り出すことができます。
あ〜ら、閑話休題。
萌黄の着物は、春から初夏にかけての季節に便利な着物です。

2006/04/11(火) 図書案内: FiveStarStories XII
今回は、このサイトを見ていらっしゃる方には、ちょっと異色のご本です。
角川書店発行のNewTypeというアニメ系雑誌に連載のコミックの単行本化。NewTypeの発刊からずーっとですから、もう10年、いや20年とか続いています。
話の大筋にズレはないのですが、描き手が、読者が安定していることに安心してきてか、女性陣の性格描写が、随分と描きこまれるようになりました。
いやー、私としては、この方が好きですけどね。最初の頃は、業務上騎士に使える役であるファティマという女性型アンドロイド(?)の後ろにさらに、おとなしく控えた女性達(のよう)に描かれていましたが、いやいや、一皮向けば、元気なこと。
一番すきなのは、御歳おいくつになられるのか、皇太后にして剣聖(騎士の中でも一番強い人の称号)のエナ様(難しい字使うから、PCじゃ漢字が出ないじゃない!)。今回は、「よる年波で よよよ」なんて、顔を隠したローブ姿で車椅子に乗って登場ですが、孫に、お姫様だっこされて「お体が弱くなったと聞こえたように思うのですが、抱いた官職は、随分とがっしりされておられるような」から「このハイヒールはお体に障らないのでしょうか?」とツンツンされ、ローブを外すと、まぁ!戦闘用のミニスーツをお召しだったりして。(この世界では、華麗なミニスーツが戦闘用。ハイヒールも女性騎士の履物)

騎士達は、コンピュータのエンジニアに似ています。
って、私がコンピュータのエンジニアだから、そこにあてはめてしまうんだけどね。端から見れば、モーターヘッドを作ったり修理したりするマイスターやファティマを育成するマイトの方が近いように見えるでしょう。
何が近いかって、コンピュータ屋は業務上は男女差異がありません。能力だけがモノを言う(残念ながら、人事的にとか、もっとバックグラウンド的な生活の影響からすると男女差は生じてしまうのだけどね)。
その辺が、「騎士であることに男女差は無関係」なことに通じる。
しかも、女性エンジニア達は、事務職のアシスタント達に比べると、控え目でもなければ、ただ優しく笑っているわけでもなく、目前の事態によっては、徹夜してでも、事態にケリをつけてしまう点、何故かやたらに酒の強いのが多いように思える点、はたまた平均身長は一般平均に比べて高いことまで、FSSの女性騎士に酷似しているのです。
年収も女性の一般的な給与平均と比べると高い(男女同業務って、ことは、基本的に給与も同じだから)ので、衣服や化粧品にちょっと良いものを使う女性も目立つ。(徹夜とか不規則な食生活とかするから、ちゃんと肌メンテしとかダイエット、マッサージとかしとかないとボロボロになるという部分もあるけど)
従順でしかし最強なファティマちゃんにあたるものがいないのが残念。持ち歩くノートPCと携帯電話が強いて言えばソレなんだけどね。

って、私の携帯には、「遥かなる時空の中で」の友雅様のシール、USBメモリには同泰明のシールが貼られている。定期の中にはトレカの中から選りすぐりのカードを忍ばせて。
(こら、八葉はファティマか)  ^^)

今回、クリスティンが初陣の失敗から戦闘不能になる点も、初陣ではないけど、某プロジェクトで大失敗して一時期仕事が出来なかった私は、共感してしまうのでした。

読んだことのない人が、この巻から入るには、話は難しく込み入りすぎていますので、オすすめはいたしません。
「源氏物語」を読んだことのない人に、いきなり「衣配りの場面」を見せるようなものです。華麗だけど、なんだか判らないという点が同じ。

今日の分は「FSSの読者の方、待望の12巻、出ましたよぉ!」という次第。

2006/04/10(月) 【図書案内】 マリア様が見ている −くもりガラスの向こう側
この本は、「着物」でも「平安」でもないなぁ。
「女学校」がキーワードでしょうか。
中高一環の私立女子校を出た私には、「女子校」モノはちょっと袖をひかれるもの。話によって好き嫌いはあるので、何でもというわけではありませんが、「マリア様が見ている」シリーズは、共感する小説の一つ。(以降「マリ見て」と略します)
この話の中では明確に「姉妹(スール)化する」という設定ですが、女子校だと、暗黙に、そんな関係の異学年友人(?)ができてきます。
私にも、そんな「姉」があり「妹」がいました。
クラブも委員会活動も(もちろん、運動会も文化祭も)中高合同の6学年一緒なので、上級生と合間見える機会は多く、中一から見た高三は、もうまばゆい「お姉さま方」でした。私が「妹」を得たのも高二のときで、妹は中一。「マリ見て」は高校3年だけなので、「妹を作る」となると、結構アセってしまうようです。

「マリ見て」のここ数巻は、現在2年生になっている主要キャラ達の「妹選び」の話が背景として続いています。

かつての女子校時代を思い出すよすがなのでしょうか。
この本を読むと幸せな気持ちになります。
よく「子供時代、小学校の楽しかった頃を思い出してみましょう」と言うのがありますが、私は、思い出すなら、この女子校時代が一番です。

「眠りの森美女」を彷彿(ほうふつ)とさせる高い塔の暗い階段、舞台の天井裏に沿った通路には演劇部の大道具が雑然と置かれ、その間のけもの道のような所を進んで、重たい扉についた、これまたいかにも「鍵型」の鍵を回して開けた先が、部室の小部屋。窓を開けると、部屋の中に溜まっていた埃っぽいような時代めいた空気を、初夏の風がさぁっと吹き払う。高い塔の上のような部屋の窓から下をのぞけば、煉瓦敷きの中庭通路を部活のない生徒が鞄を抱えて門に向かっていたり、運動部の一年生が、部活の始まる前に運ぶ道具類を抱えて行ったり。
この本は、そんな、私の過去をうっとりと思い出させてくれるのでした。

2006/04/09(日) 装束で花見
「装束でxx」と言って、それに相応しいものに「花見」は十分に資格があるでしょう。
梅の咲くのが遅れていたので桜の開花が危ぶまれていましたが、予想に反して、3月後半の好陽気に「例年に比べて早い開花」となり、今日には散りきっているのではないかと、思いきや、さらに、先週の雪も降りかねない「花冷え」に、本日「満開、散りかけ」という最上の状態となりました。

朝、目がさめると、風の音がすごい。これは「春一番」系統の風の強さ
。普通は「春一番」「春二番」位で、あとはうららかな春になるものなのですが、今年は、いったい何番まで吹く気なのかと、いう位、何度も吹いています。
余り、強風だと、戸外での花見が難しくなります。
まぁ、そうしたら、着替え場所に確保した和室で広げましょうか。
雨は降る気配もなく、気温も最適です。

お菓子の類は先日調達済み。当日調達は海苔巻だけです。装束は着物より更に「洗えない」モノですから、飲食物には、気を遣います。
んで、「一口で食べられる のり巻」を選択。
お手拭はチャック付きビニールに入れて、用のないときは袖で擦っても濡れないように。
飲み物はポットに入れた緑茶。各人の入れ物はお抹茶用のお茶碗です。小さい器では、袖で軽くハネ飛ばしてしまいます。こういうおきには、重みと大きさのあるお茶碗が向いています。飲むときも両手で持つので、安全ですし。人数分位のお茶碗はあったりして。
こちらは、茶巾着に格納。最近手に入れた天目風茶碗、桜模様の茶碗、犬のお好きな姫君のために犬柄の茶碗と、今回の出席者のそれぞれに、これが似合いそうと布に包んで、茶籠の中に。
のり巻は段重ねの重箱に入れました。お菓達は、以前にウチのお姫さんに頂いた、四季花を描いた8角形の菓子箱(かつては、煎餅が入っていた紙箱。シャレてる)に入れました。歩籠(ホヨウ:字あってるかな。平安から室町の頃、食べ物を入れて持ち歩くための容器。)みたいで、いかにもな感じ。お茶だけは冷めると困るので、普通にマホー瓶です。

下に敷くのは緋毛氈(といいたいが、緋フリース)。をブルーシートの上に載せて。普通なら1.5m四方のブルーシートで5,6人余裕で座れるのですが、装束の場合は、一人一枚の勘定で人数分敷きます。

中央になる場所に、折敷(おしき)を人数分+1枚敷きます。
これは、以前、箱根細工の職人から入手したもの。一枚板ではないのか歪まないのが便利。自宅でも食卓に敷いてる便利もの。
ここが、食物や飲み物が置かれる場所になります。
平安風に、テーブルは無しです。

男性陣の宴会だと、台盤というテーブルや足つき盆のようなものが出てくるのですが、女性陣の場合は、いや、「女房達の」場合は、足つきのものは使わないようなので、それ風に。(単に「足つき盆がないだけ」ともいう)

会場にした、忍城二の丸跡は、城郭に囲まれているからか、風はないわけではないですが、比較的穏やか。(烏帽子が飛ぶ程度 ^^)

一行は近くの公民館で、白小袖と袴に着替えて、二の丸跡へ移動。
シートを広げて荷物を運び込んだら、まずは

「着付け」

自分に割り当てられた座の上でゴソゴソと着重ねします。
何せ、下仕えがいるわけではないので、シートの敷設、食べ物やご膳の運び込みなんて、自分でするしかありませんのでね。

ここで、下仕えから「姫君 殿方」に変身です。

後は、食べ物を出して、お茶やお菓子は減れば補充しながら、そこに根が生えたようにうずくまったまま、話に興じます。
話している内容は、ときには、平安や文学の話にも行きますが、大方の話題は「最近、こんなことに興味持ってるの」「ウチのお姫さんが・・」「最近買った本が・・」ととりとめもなく、かつ、「らしくない」話題が続きます。
でも、枕草子に出てくる女房達の話題も、当時だからこそ「らしい」と言えるわけで、結構似たり寄ったりなんじゃないかな。「お説法聞くなら、イケ面でいい声の坊さんがいい」だの「どこの公達がいい」だの「誰の着てた衣類がどーの、扇がどーの」って今なら、「ミュージシャンのだれ某が・・」「最新のCDが」「この間のTV番組で」なんて話と一緒なんじゃないかしら。

食事や菓子はこちらで用意してたのですが、お土産に頂いたお菓子はなんと「ベルンのドライケーキ」。この「ベルン」という洋菓子屋さんは、私が子供の頃に住んでいた町の商店街の1ケーキ屋さんでした。なんか、巨大化して、そこは本社機能だけになって、逆にちょっとしたデパートなんかでよく見かけるようになりました。
という子供の頃からの愛食(?)の品でうふうふ。持ってきてくれた人は、そんなことは知らなくて、全くの偶然なのですが。

で、風が吹くと、茶碗の中に桜の花びらやら、なにやら飛び込んできます。指でよけては飲んでいたのですが、最後の方、何かお茶が桜の香りになってきました。「桜の香り」って、花自体にはほとんどなくて、葉も漬け込むことで初めてあの香りになると聞いていたのですが、降る桜の下では、お茶も桜茶に化けてしまうようです。

最後まで、暑くもなく、寒くもなく、良いお日柄でございました。

私の着たのは
羽二重の白小袖、緋の長袴。白足袋
青の単、桜匂いの五衣、赤の表着、(イメージ イタリア国旗)

後半は、蘇芳の単、白の生絹、ニ藍の生絹の単重ね に ニ藍の小ウチギに着替えました。(イメージ フランス国旗)

今回は、気候がよく、また、開花の時期で出歩ける同様の日が少なかったことから、城址にも通りかかる人は、例年に比べて多く、随分と写真を撮られたり、話かけられたりしました。

「次は、どこでしようか?」
装束好き達は、もう次の機会を楽しみにしています。

2006/04/08(土) 閑と金は作るもの
色々なことを書いていると、「随分、買い物してるわね、お金持ちなのかしら」とか「共働きみたいだけど、よく自作する暇があるわね」とか思う人がいるようです。

優妃んちは共働きです。だから、並の片働きの世帯よりは収入があります。一時期、仕事をしない時期がありました。その時は使える手元金に本当に不自由しました。

といっても、無尽蔵にあるわけじゃありません。世間で言う「勝ち組」なんて程には殿も私も成功してるクチではありませんので。

次に「手元金を作る」方法は、「必要経費を削る」ことです。
貰うお金が一緒でも、使うお金が少なければ、手元に残るお金に差が生じるのはお分かりの通り。
締り屋の祖母や親の下に育ちましたので、「同じモノは安い店で買う」なんてのは得意中の得意。「トイレット・ペーパーや箱ティッシュはクリネックスの最上品香り付きでなくちゃ嫌」なんて贅沢も申しません。
そもそも、働いているってことは買い物時間も遅くなり、否応なく肉も魚も野菜も「半額セール」状態。日持ちしませんから買出しは毎日。
で、何でもかでも安物ばっかりにすると、みみっちくなりますので、要所要所で、いいものを使います。
例えば、塩とか醤油、味噌。100円の塩化ナトリウムを使おうが、千円の自然塩を使おうが、一回の食事に使う量なんてたかがしれています。つまり、一回の金額なんて一食分の食費に比べたらモノの数ではないってこと。その割に、これによって料理の美味しさは格段にアップし、「うーん、料亭並」なんて気分になれます。

着物はねぇ、箪笥5棹に等しい量があります。でも、私の本当の購入物なんて、10枚は既に越えたと思う化繊の着物と数枚の正絹モノ程度。
婚姻時に持ち込んだ着物だって、箪笥どころか、桐の衣桁で済んでしまう程度(訪問着1、付下1、江戸小紋1、更紗1、道行1、袋帯2、名古屋帯(礼装クラス)1)+親からのお下がり(大島1、小紋1、ウール2、銘仙1)ってとこでした。
残りは「祖母の遺品」「大伯母の遺品」「叔母のお下がり」などなど。昨今、私の同年代から下以降で着物を着るのは一般的ではなくなった上に、私の親から上の年代は常識的に着物を持ってるので、親戚筋を中心にほぼ全品が私の元にやってくる次第。

また、自分で買う着物は、ツネ日頃の食品と同様に「同じものなら安い店で買う」です。結城やお召しは同じ織りのものを探しても、10倍位の差があります。勿論、片や「手織り、超絶技巧の絣入り」で、片や「機械織りで縞か無地」ですけどね。そうやって足と時間で稼いで見つけた結城は反物で5万円、白鷹お召しは20万円(いや、十分高いけど)、小千谷縮は1万円。白鷹お召しは縞だし、小千谷は無地。絣が入っているのに比べると同じ店で売っているのとでも半額です。また、展示会や銀座など賃借代の高い場所に店を構える場所での商いは、どうしても場所代を乗せざるを得ず、割高になります。「店主が織り元まで行って仕入れてきた」という店は、安穏とした店より割安なのです。

「居合わせた業者に希望の品を作ってもらう」って、一見高そうに見えますが、実は「作る=売れる」なので、在庫として維持しておく費用を積まなくて済むので、意外にも割安。しかも、好きな色や柄が入手できます。洋服と違って、既成のものでも大量生産するわけでないので、一品一品作っても制作費に差は生じないのです。

足袋、肌襦袢、腰紐、帯締め、帯揚げは、「きもの市」などで特売するのは見逃しません。先日も「足袋100円」「ウール腰紐3本組100円」をゲット! また、京都は祇園の幾岡屋さんも愛用。舞芸妓さん御用達のここは、普段使いの小物に安いものがあるのです。帯締め、帯揚げはここだと各2千円。しかもいい色が豊富に揃っています。

後は「縫えれば勝ち」ですね。いくら反物が安くても、お仕立て代がセールになることは滅多にありません。
決して上手くはありませんが、まぁ縫えるわけでして。

で浮上するのが「いつ、そんな暇があるの?」でしょうか。
みんな、そんなに多忙なんでしょうか。
まぁ、遠距離通勤してますんで、デザインとか型紙をどう作ろうかとか、布をどう切り分けようか(最少で何Mいるか)、縫う順序は、なんてのは、電車の中で考えています。この時間はかなり使います。といっても、片道1時間もありますので、時間は否応なくたっぷりあります。
買出しや製作・縫製は主に休日に行います。休日というのは、殿も姫も自分の趣味に時間を使う日。洗濯は全自動式だし、掃除は掃除機だから、そう手間はかかりません。料理は煮込みモノ(煮込みといっても、和洋中色々多彩)を中心にすれば、ストーブに鍋をかけて、その前に陣取って裁縫ができます。
平日は、帰宅したら、茹で物か煮物用に鍋に湯を入れて、沸かしているうちに着替えて、煮立つ頃に材料入れて、一煮立ちしたら、ストーブに移動。一煮立ちする迄の間に他の切り物(サラダとか、刺身とか)の処理。焼き物は処理してオーブン・レンジにつっこむ。
これで出来上がる迄の30分から1時間位手が空きます。
夕食を食べ終わったら、家族の団欒とTV(かビデオ)視聴しながら手を動かす。

ま、毎日、こうなわけではありません。構想が煮詰まっていないときには着手できないし、イベントが終わると疲れて一日中ベッドにゴロゴロしてたりするし。仕事で残業して、終電競争(終電に間に合うように、乗り換えの駅で走りまくること)してたりした日には、なーんもできないし。
縫おうと思ったら、こんな時間帯を使ってるョって次第。

頭を使えば、お金は使わないで済むし、時間は細切れでも沸いてくるんです。

2006/04/07(金) 着物屋さんの人事異動
しばらく顔を出さなかった某チェーン店に行ったら、見知らぬ男性が。。
「店長さん、代わったのかしら」
と思っていたら、その店より、「新しく、担当にさせていただきましたxxと申します」と、また見知らぬ女性からのお手紙。
ここしばらく、あの店では人事異動がなかったのですが、この春に異動があったようです。女性社員も代わったようです。

というわけで、新規に覗いたような顔をしてでかけてみました。
会社帰りなので、着物とはおよそ無縁なスーツ姿で。

店に入って、「春小町」シリーズの新作(腰紐、伊達巻、帯板を同じ柄で仕立てたシリーズで、春のは、桜柄)を物色してると、女性店員が寄ってきました。
「着付け教室に通っていらっしゃいますか?」
ん?この質問タイプは初めてです。どういう風に展開するのでしょうか?
教室に通った経験はありませんので、ここは意地悪く
「いいえ、お教室に通ったことはありません」と答えます。
だって、ホントだもーん。

どうやら、彼女は私を「着物に興味はあるが、自分では着れない人」と判断したようです。さて、話はどう進むのでしょうか?

化繊のコーナーには、もう夏着物の新作が出ていました。今年は随分早い入荷です。これなら、夏羽織やコートを作るのに十分間に合います。着物は6月からですが、羽織やコートは5月になれば紗地ですもの。
しかも、新生地のが出たようです。以前よりも透け感の強い生地。新作だからか、化繊なのに反物で2万円します。うーん、これはいい感じ。

畳のある逸品コーナーには「色紋付」と称するものが出ていました。
女性の場合は「色無地」って言った方がわかりやすいですね。
白生地から好きな色に染めてくれるタイプ。八掛と共色で染めて、仕立てて10万円弱は、まぁ手ごろなところ。
地紋は紋意匠縮緬で、夏の水面が風に揺れて波立ったような波紋風。八掛はウロコ模様地紋。
「上等な生地です」というけど、そんなに重みのある生地ではありません。まぁ10万円なら、こんなものでしょうか。大伯母のとこから着た紋織りの色無地はもっと重い生地でした。
ウロコ模様は、33歳の女性の厄年の際に身に付けていると厄除けになる文様なのだと。「蛇やアヤカシを意味するのでよくない」って聞いたこともあるのですが、そういう風に取る考えもあるんだなと。

「色無地はお持ちですか?」
おや、持ってるという想定で聞いているのでしょうか?持っていないだろうという想定で聞いているのでしょうか?
勿論正直に
「朱鷺色(ときいろ)のと鶸色(ひわいろ)、濃き(こき)のを」
と答えます。
※ 朱鷺色:薄紅色のこと。上越新幹線の「MAXとき」用車両の帯が今このトキ色に塗られています。
  鶸色:薄緑色のこと。
  濃き:平安装束の色目で「濃き」と言えば、紫。厳密には「古代紫」とも呼んだりする赤紫系の紫

らしくない風体の女が古風な名称で色をあげたのは聞き違えを生じました。

「ときいろ」ならぬ「黄色」に聞こえてしまったようです。
「濃き」は単に形容詞で、「黄色の濃いの」という風に。

ひっこんだレジ場に篭もっていた店長が、助け舟を出して着ました。

「月にどれくらいお着物をお召しになるのですか?」
この客は成人式にしか着物を着ない人物じゃなさそうだと感じてきたようです。
「毎日」
「は? どんなお仕事をなさっているのですか?」
あ、そーか、毎日着物着るのは仕事な人か
「いえ、帰宅したら、着物を着るんです」
「あ、なるほど。」

「こちらのお店には、どれくらい前からいらしているのですか」
「もう10年位かしら」
「以前の担当は、誰でしたでしょうか」
「店長さんだったわ」

「さようですか。わたくし、2月より店長になりましたxxと申します」と名刺を出してきました。やはり、異動があったとのこと。
新しい店長さんは、そんな話をしながら、紙袋をひっぱりだして、なにやら見ています。引継ぎ資料でしょうか。

大宮そごうの同系列店もなくなったのかと思ったら、階を移動して健在との情報も得たので、今日は収穫。
このチェーン店に回る化繊反物は、どこでも同じわけではなく、店によって違うので、なるべく多くの店を回って一番気に入ったのを選ぶようにしてるので、この情報は貴重。この熊谷店は割とグラビアに載る様なタイプ、吹上店は古典系、大宮店は和系スタイリッシュな揃えに思います。

4月絵日記の続き


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