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2006/04/27(木)
エルメスの着物
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今日は、「さが美」のセールに行ってきました。 「銀座物語」とか銘打った新しいラインを出したとか。 一緒に「鼻緒を選んでその場ですげる草履 大特価」だとか「日替わり特売品」なんかもあったりするので、私の狙いはそっち。 今日の特売品は「フクスケの白足袋390円」行くっきゃありません。
で、当然、着物も見てくるわけですが、面白い着物を見つけました。 黒地で、膝下から下にだけ、一面の幾何学花模様。同じ柄が袖口にも縦に10cm幅位。あとは真っ黒一色。かなり特徴のある柄配置です。
更に、多くの着物の中で、何故、それが目立ったかというと、「エルメスのスカーフ柄を持ってきたんですよ」とな。 よく見ると、着物には一般的に使われない色、そしてエルメスの特徴でもある色が数々使われています。 洋服、とくに海外製品の場合、着物とは徹底的に色系統が異なります。着物の場合は、トルコブルーとか、鮮やかなオペラ・ピンクって使いません。濃花田とか、牡丹色はかなり「近い」ですが、これが全然違う色なのです。
「いいでしょ?」って言うけど、帯や帯上げや帯締めをどーしろっての。 これを活かすには、鮮やかなトルコブルーの帯揚げやオペラピンクの帯締め、エルメスのブローチを改造した帯留めなんかが必要です。 チェーン店系の呉服屋さんの中にはこのモダン系の色に強い店がありますが、「さが美」さんは、まずそうじゃない。 んで、私は意識的にこの「モダン系」の色のものを避けています。というのは、草木染系(人工染料でも)の色とモダン系の色は一緒に使うとバラバラな印象になってしまって、まとまりがつかなくなるからです。
「着物に縁遠い人」に振り向いて貰う意図なんでしょうけど、、これは、ちょっとねぇ。
少なくとも、私は、「使いまわしのできない、着物、帯、小物」って買わない主義なのでパス。 「留袖にも小紋にも結城にもお召しいただける帯です」なんて方に軍配を上げる。(あったんだ、ほんとーに。京都の俵屋 喜多川氏の帯ってそーなの。高くて買えてないんだけど。)
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