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2006/04/26(水)
「お好きな色は?」
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チェーン店系の呉服屋さんって、どーして、「お好きな色な何色ですか?」とか「どんなタイプの服が好みですか?HANAKO系ですか?自然派系ですか」なんて聞くんでしょうか。
まぁ、「x色です」って言うと、その類の色の着物を見せたり、「こんな柄が好き」といえば、その系統の柄を見せたりするためなんですが、優妃がヘソ曲りなんでしょうか、どうもこういう質問は苦手です。 だって、好きな色があるって言っても、その色ばっかり着るわけじゃないし、好きな色のなら、持ってるから、逆にもういらないし。柄も同じことで、幾何学模様も着るし、花鳥風月も着るし。織物も着るし、染物も着るし。
どっちかというと、「私の知らない柄」「私の知らない色」なんかの方がビシっとハマってしまって手放せなくなります。
例えば、 「薄墨色の地に薄紅色の桜が写実的に描かれた長襦袢」 「鴛鴦色の地に秋桜がえもいわれぬ風情で描かれた羽織地」 「黒地に飛び柄の手書き友禅」 「西陣俵屋の有職文様の帯」裏に引き染めをするので、これも微妙な色合いになる。有職文様なのも、装束好きとしてはビシビシ
もうビシビシハマっちゃって、買わないで来るのが辛かったのなんの。そういう意味では、まず「色」ですねぇ。 「こ、こんな色、あるの!!」なんてのは、もうダメ。 逆に知らないから「何色」って言えないし。
というわけで、「何色が好きですか」って言われるのは、嫌い。
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