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2006/04/28(金)
シネマ歌舞伎
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月末で給料日の後の金曜日でゴールデン・ウィーク前の最終日。 会社の後、映画を見に行きました。 ものは「シネマ歌舞伎 鷺娘」なるもの。 歌舞伎座の試みで、歌舞伎を映画に撮っておこうというものの一つとか。 今回は、玉三郎を主軸に「日高川」と「鷺娘」の二本。
日高川は、安朕清姫のお話の中で、日高川に来た清姫が川を渡ろうとするが、船頭がナントカカントカ言って嫌がり、じれた清姫が蛇の本性を見せると船頭はほうほうの態で逃げ出してしまうので、姫は蛇に化けて川を渡り、対岸に着いて岸の木にからみついたところで、背景がポンと変わって、一枚の活人画に。 これを「人形振り」(浄瑠璃人形が動いているように動くこと。そう見せるために、人形師役や黒子役が後ろについて共に動く)
鷺娘の方は、一人芝居というか踊り。引き抜き衣装や、早変わりを駆使して、季節の移り変わりと着物で見せながら、雪の中に始まり、四季を踊ってまた、雪の中で傷ついて死に行くまで。 私が子供の頃から知っているので、玉三郎は結構いい歳な筈なのですが、白塗りしてるとはいえ、なんと愛らしい、ウブな15,6歳のような娘の表情を見せるのでしょう。舞台と違って、要所要所にアップが入ります。芸って、このようにも素晴らしいものなのか。プロの真髄を見た気がしました。
本日は、会社帰りなので、着ているものは仕事用の洋服。殿は背広だし、姫は学校帰りの制服です。 翌日から、姫は、熱出して寝込んでしまいました。 風邪みたいだけど、まさか「知恵熱」じゃないよね。
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