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2006/02/19(日)
襦袢の形
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長襦袢の形には、実は2種類あります。 「関西仕立」と「関東仕立」、もしくは「関西衿」と「関東衿」と言います。 関西衿は「名古屋衿」という場合もあるとか。 着物類の仕立て方の用語は必ずしも共通ではないので、結構危険です。
昨日の呉服屋でのサイズはかりのときに「襦袢は関西仕立にしてね」と言ったら、「それなんですか?」と聞かれてしまい、寸法表の横に絵を書いて渡すことになりました。 今まで、その店ではそんな指定をするお客さんはいなかったようです。あいまいさを除去するには確実な方法です。
で、この二つの違い。 関西衿は、着物と似ていて、オクミ(キモノのソレよりはずっと幅が狭い)があり、衿も着物と同じように腰辺りに角が出ます。この角をひっぱると、着付けが楽なので、関西衿が好きなのです。 一方、関東衿は、オクミと衿がつながっています。道中着の衿のような感じです。一枚、このタイプの襦袢を持っているのですが、どこ引っ張っていいのかわかんなくて、ちょっと着づらい。 なもんで、注文するときには、確実に「関西衿で」と言わないと、関西衿になるとは限らないと実感した次第。
実際には、関西衿の方が多いように思います。仕立上がりの襦袢もそうだし、さっきサイトをパラパラと見てきたら、「関西仕立とさせていただきます」とか「指定のない場合は関西仕立となります」と書いているとこが、結構ありました。 私も、今まで、何も言わないで仕立ててもらってて、関東仕立が来たのは一枚っきりです。
できたら、お見せしますね。ベージュ地にげんこつ程の大きさの雪うさぎが飛んでる柄でかわいいんです。
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