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2006/02/14(火)
上洛最終日
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「天気は西から崩れてきて、3時頃に雨です」とTVは報じていました。 今日は、晴明神社から北野天満宮ですから、雨は確実でしょう。 「北野時雨」という言葉を聞いたことがあるのですが、北野天満宮では、確実に雨に降られるんです。 大方の荷物はホテルから宅配便にしてしまいましたが、会社への土産や壊れ物など、宅配できなかった荷物がありますので、まずは京都駅へ。 全日空ホテルと駅を往復する送迎バスが出来たので、便利になりました。 コイン・ロッカーにハンドバッグを除いて全て預けると、バスで堀川の一条戻り橋にある晴明神社へ。お参りを済ませて、水鏡まもりを頂いたら、隣のみやげ物屋へ。 ここで、なんと奥の機織りの仕事場を見せてもらいました。 長い長い町屋の土間を土産物屋にしてるのですが、さらにまだ奥は深く、自動織機が何台も動いていました。細いしなやかな正絹の糸を使うと、織物なのにしなやかな生地が生まれます。 説明してくれた梶原さんという職人さんに、見本生地だという番傘と町屋格子の図柄の20cm四方の記生地を譲ってもらいました。青鼠色の地に織り柄で雨模様にも見えるよれたような縞が入っています。 「今出川のとこの、西陣織物会館で、手織り機が見られるよ」というアドバイスに、次に行ったのは、もちろん、そこ。大半は西陣織りのみやげ物売り場ですが、売り場の周囲には何台もの機織りや糸巻き、パンチカード機などが置かれていました。昼を過ぎると、金襴の手織りの実現が始まり、人が群れていました。 一階の食堂で、にしんそばを食べて出てきたら、フロアの方では、着物ショーの開始。しっかり観覧しました。 建物を出ると、まだ2時なのに、雨がパラついてきました。 おや、オヤジ(我が家では、菅原道真公を親しみを込めて、こう呼びます)が「遅い!」とじれているようです。 北野天満宮までは、堀川今出川からはバスで一本。 北野天満宮の前には有名な豆腐屋さんがあります。いつも行列が出てきているのですが、さすがに、二月の平日には行列はありませんでした。 鳥居をくぐって、進むと、脇が梅園ですが、まだ咲いていないからでしょうか、扉は閉じたままです。 山門を入ったとこにある梅も、紅梅がちらほらと花を開いている程度。皆、その一輪、二輪を接写モードでカメラに納めています。 お参りが終われば、後は、北野白梅町に出て、京都駅へ。京都の外周になる西大路は渋滞しにくいので、快適に京都駅まで着けます。 「時間があれば、東寺にでも」と思っていたのですが、織物の仕事場を見せてもらったり、西陣織物会館を覗いていたりしたので、時間はなくなってしまいました。後は、お土産屋さんの時間。 夕食用に伊勢丹の地下でお惣菜とお漬物を調達しました。 お漬物は、みやげ物用のコーナーでなく、地元民向けの地下二階の鮮魚コーナーの脇にある方が「京都の味」です。 みやげ物コーナーのは、関東向けの味付け。京都のは、塩っけが少なく、甘いんです。これは好き好きなんですが、私は地元民向きの味が好きなので。もちろん、土産物用より安いのもポイント。 ホントは、五条烏丸のそば(正確には、松原通り東洞院)にある「矢部漬物店」のが、モロに「地元民向けの味付け」でお気に入りなんですが、今回、その側を通れなかったので。
帰宅すると、一歩早く帰宅してたお姫さんと一緒に、京都の惣菜と伏見のお酒で最後の「京都」を楽しみました。 やはり、京都の食べ物には、京都のお酒が合います。
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