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2006/12/03(日)
ファミリーセール
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行き着けのチェーン店系呉服屋さんの中には、店員とお得意様向けにバーゲンセールを行う店があります。 以前に高級品展示会で並んでいた作家モノも、買い手がつかないままお蔵と行ったり来たりしていると、ここにやってきてしまいます。 もちろん、このフェア専用にも職人さんを呼んでいます。 当然のことながら、こっちはセール価格じゃないのよね。
いつもの担当さんと高崎店からの応援だというオバちゃんとの2人を従えてゴー! 担当さんは、着物の情報に疎いから別にもう一人付くのかもしれないけど、それとて、私のテキではありません。逆にかるーく講釈垂れてやれば、相手の話を聞くより早くその場を抜けられます。 そんなこんなで作家コーナーを通り抜け、お蔵入り商品の箱に行き着きました。 今回は90周年記念だとかで、「9x円」に因んだ商品付けをしています。 まずは「足袋 2足組 900円」化繊の足袋カバーですが、安くて便利。 次は「プレタ化繊仕立て上がり着物か半幅帯を2点で9千円」 プレタは余り置かない店なのですが、今回専用の入荷でしょうか。仕立て上がりは小売では1枚9千円が目安なので、気に入った柄があれば狙い目。幸いにも、2枚見つけたので、着物2枚ということで。 お蔵入りの反物達の箱の中からは、赤ワインで染めたような薄い葡萄色の絽の夏襦袢の反物が出てきました。 絽襦袢でこんな綺麗な色のを見るのは初めてです。 薄漂や薄緑はよく見ますが、薄紅系って珍しい。しかも、安易なら薄ピンク色なわけで、このようなひとつ捻った色なんて。
さて、最後、お勘定場に行く前に「捨て」作業です。 最初の方のコーナーで物色してた濃き色の無地や、手書きの加賀友禅の半襟なんかをここで破棄! 結局、先の絽の襦袢反物と化繊着物2枚、足袋に。 つーまーり、お買い得品だけって状態。 担当さんは、絽の襦袢より色無地の反物の方を買って欲しかったみたい。なんか利益率が違うのかな。
そんな状態で、カレンダーまで貰って帰ってきたのでした。
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