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2006/12/09(土)
お正月準備
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クリスマスの音も違和感のなくなってきた10月も初旬の終わり。 着物屋さんは、お正月のセールになります。 昨今、正月だからといって、特に着物姿を見かけるなんてことはなくなってきたように思います。 都内だと、元旦の電車の中で初詣に行ってきたらしき人を見ても、正月っぽい雰囲気を見つけようにも、見つけられない位です。
とはいえ、呉服屋としては、いつものとおりに「小間物位は新調はいかが」とばかりに、どの店でも、いつになく多い小物を、しかも店頭に並べています。 小間物ってのは、着物の場合、腰紐、伊達締め、帯枕、襟芯、足袋、たとう紙、肌襦袢に腰巻、更に、帯揚げ、帯締め、半襟、伊達襟などのことです。
昭和30年代から クリスマスセールと歳末大売出しは一緒なんですよねl
というわけで、いきつけのリサイクル着物屋さんから、「ショッピング・モール全体で大売出しだから来てね」旨のお葉書がきました。 週末は「購入レシートの合計の千円毎に100円のお買い物券還元」サービスもあるというので、行くことにしました。 呉服屋はともかく、普段は絶対に値引きにならない「本屋」「百均店」「アクセサリー屋」「楽器屋(の楽譜)」なんかのレシートも対象ですから、これは貴重です。「買う予定のもの」はこの日に買うべし!
なーんて、やっぱり、まず行くのは、いつものチェーン店の呉服屋さん。 化繊の反物のねらい目のお店です。 (新担当がつくと、セールのお誘いが来るけど、そのうち、「化繊反物しか買わない奴」だとわかって、手紙をくれなくなる店) やはり、正月向けに新しい反物が入荷していました。 なんとなく、この時期の入荷品は毎年いい色柄のがあるように思います。 今回も、黒地に扇の柄の飛んだ、古典っぽさの中にもモダンさも感じさせるものを発見! 何にしましょう。袖の長い道中着や羽織がなかったので、そうしましょうか。それとも、小袿に仕立てておいて、道中着にも使うことにしましょうか。裏はそうねぇ、挽き茶が似合いでしょうか。
勘定場に行くと、まだ紐のかかった荷物がありました。これから棚に並べるところだったとか。腰紐は3本でも伊達締めも化繊だけど全て500円(税別)!福助の白足袋も500円(税別)!! 買いよ、買い!
ホクホクで袋を提げて、隣の店へ。隣は、リサイクル屋さん。 こちらも、売り出し向けに新入荷が色々。 成人式向けなのでしょうか、袴も入荷しています。 矢絣着物も袴と一緒に入荷してくるのもいつものこと。 おや、矢絣着物は、ウールの単じゃございませんか。 しかも、「レンタル落ち」なので、サイズも比較的現在人向け。
裄を確認するのに、着物を着ていると便利です。 自分の着物の袖幅と対象の着物の袖幅を比べて見る。 今日の羽織は裄68cm対応の。 ほっほっほ、入荷仕立てだったからでしょうか、68cmのがありました。 矢絣の細かさも色々で、色も色々だったのだけど、丁度、紫と白の程よい大きさの矢絣の。買いよ、買い! ウールの裄の長い中古品なんて、滅多にお目にかかれませんからね。
更にに隣は、また別のチェーン店呉服屋さん。 ここは、先週、お得意様セールで物色したばかりなので、狙うものおはありません。 こちらも店頭には小間物が並んでいますが、専用のセール品は持ち込まなかったようで、一品が千円位で高め。
後は本屋と文房具屋と百均位置を回って、レシート換算してもらいました。
お買い物券は2月一杯まで。さて、これで、何を買いましょうか。
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