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2006/12/23(土)
家族でクリスマス
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じんぐるべー、じんぐるべー くりすぅーますぅー 暦では、国の帝の生誕を祝う日でありますが、彼にとっては不幸にも、二千年も前に生まれた異国の救世主の誕生日の前々夜であります。
この良き日に、私の両親とクリスマスを祝うべく、実家を訪問しました。 以前は、私の家に来て宿泊して祝ったのですが、私もちょっと体調が優れず、親の方は今年は救急車にお世話になるような事態があって、「普通の生活程度の安静」を堅持していることもあって、「親の家」にて「日帰り」で行うことにしました。
本日のお衣装。 殿は、こういう時の定番、とっておきのワイシャツにシャレたネクタイ、仕立てあがったばかりのおニューの背広。 「仕立て上がり」というとカッコ良いですが、ユザワヤで生地を選んで、そのままオーダー。生地も安いし、縫製費もお手ごろ。下手な吊るしより安価に「MYサイズ」のスーツの出来上がり。 今回の生地は「バレンチノ」。仕立てあがった胸元の内ポケットのところに、シッカリとロゴが入っている!
お姫さんは、今年の春に英国への語学研修用にとこの祖父母に買って貰ったミニスカのスーツ。カタログで見てた印象とちょっと違いがあるのは、お姫さんなりの「着こなし」をしちゃうから。 ジャケットの前がジップアップなので、ジーっと襟元迄閉めてしまえる。ジャージでもこの着用方法の好きなお姫さんは、このスーツでも襟元までびっちりと。「ジャケット」の筈が「詰襟」に変身してしまった次第。
というわけで、着物姿は今回、私だけ。 大伯母の遺品から、萌黄の色無地に松葉の袴。袴下の帯は、有職紋の紫地に白糸で柄を浮かせた鳥襷紋の。羽織は、これも大伯母のものから、白地のちりめんに墨色で枯れ枝の林を描いた絵羽羽織。柄からして、冬場のものだろうと。
母の話では、この色無地は、母の姉の務める店で、母と大伯母同伴で訪れ、白生地から染めて仕立てたものだそうな。 「生地だけでも、ものすごーく良いものなのよ」とな。 で「私に後でくれるということで、色は私が決めていいということだったの」と母。 ということで、この萌黄色というか浅緑色は母の指定だったと判明。 が、次が爆笑 「仕立て寸法も私のサイズにしてくれてるもんだと思ったんだけど、おばちゃんのサイズみたいね」と。 そう、ちょっと裄は短めです。 母にお下がりするときには「仕立て直して着なさい」って意味だったんでしょう。
母と母の姉の見立てでは、大伯母の手持ちの着物では、一番良いものなんだそうで、本来ならば、相続人が引き取るべきものなんですが、あにはからんや、ご当人は着物を着ません。 大伯母に劣らず着物好きであった自分の親の着物さえ、一部を取って後は屑やに引き渡したというお方です。 (勿論、そういう御母堂が、結婚に際して、必要以上に彼女用に着物を誂えて持たせたって分もあります)
というわけで、この着物は私の手元にあります。 「丁寧に着てね。私が貰うものなんだから」と母。 って、いつ渡したらいいんでしょうか。:-P
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