優妃 讃良の着物についておもうこと
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2006/12/30(土) 冬コミ2日目
乗った瞬間から電車が混んでいます。
「昨日はもっと空いていたのに」
たら、お姫さん
「今日は土曜日、天下晴れて仕事も休み。混むわなぁ」
正月休みに入る日は会社によってズレがあります。
27日から早々と休みになっちゃったところもあれば、29日までギリギリやってたとこもあるんです。

東京に向って電車は混んでいくわけですから、これ以降で座れる可能性はより少なくなるだけ。
昨日は、湘南新宿ラインだったこともあって、大崎まで一気に行きましたが、今日は大宮で埼京線に乗り換えることにしました。
丁度よく、臨海線直通が来たし、しかも座れたし。

コミケの会場も昨日よりも混んでいます。
夏コミもそうですが、盆暮れ休みのイリに行われるこの3日間の初日は社会人は勤務日なケースが多いんですよね。
かくして、2日目以降は混む。

とはいえ、既に12時を回っているので、行列はありません。

「今日はコスプレの前に本を買おう」
昨日の失敗を教訓にします。
なんせ、今日は、出店のわかっている作家さんの出る日なので。
まずは、そっちを優先に。
しかし、そのうち1人の場所が判りませんでした。
いそうな辺りを徘徊してみたのだけど、みあたらず。
思い余って、相談所に「場所、教えてもらうのってダメですよね」と聞いたら「1箇所位ならいいですよ」とやさしいお言葉。
助かったー!

場所は、徘徊してた限界のすぐ隣でした。もう少しそっちまでみてれば良かったのね。

お衣装は、袴姿。コスプレも袴姿だけど、こっちはマトモ系の着物にまっとうな羽織を羽織って。
松葉の袴、ひき茶の江戸小紋風、黒地に百花の長羽織。

狙うもの以外にも探したいのは、今回、ブリーチのキャラ、浮竹さんの本。死神隊長さん達も人気のあるキャラはグッズも出ていますが、浮竹さんは、順番で行くとランクが低いのかグッズなし。でも、同人誌本の1,2冊なら出てるんじゃないかと。
たら、結構あるわ、あるわ、チビキャラにしたものから18禁まで百花繚乱。「他はもっとあるんだよ」というので、やっぱり、ランク低なのかもしれないけど、「そんなオジサンキャラ好きなのいないわよ」なんてのでなくてよかった。

って、お姫さんの友人も、浮竹好きなんだから、若い子だって好きな子はいる。
私が気に入った「マメ竹」の本、彼女もやっぱり買っていたとお姫さん経由で聞きました。見るとこ一緒なのね。

爆笑は、ある店で、私の袴姿みて「脇って、どうなってるんですか?」って袴話に花の咲いたこと。
もちろん、目的は18禁(きゃー!)
「脇から手が入るからね」
「んで、前紐を解くと、後ろの腰板が落ちるから・・・」
「バックから狙うパターンですか」
「それが自然じゃないかな」

装束も何をどう着ているかって、知らない人の方が多いけど、袴も知らない人多いですねぇ。
18禁だと、どっからどう脱がすかは重要なシーンだから、「どっから手が入って、どこにいきつけるか」とか、「どの紐解けば、どこまでバラける」なんて知っていると、いかにもな描写ができるんだけど。
読む方も知らないから、書く方だけ知っててもダメかな。

2006/12/29(金) 冬コミ
本日は冬コミです。
お姫さんは、朝までかかって、新作縫製中。
ここんとこ、ずっとPop'n Musicからのコスプレになっています。
お姫さんの新作は、もちろんPop'nから「バウム」
ドイツ語で「木」の意味で、年輪の形に焼き上げる「バウムクーヘン」が日本ではよく聞く単語。
ユーハイムの「キンダーバウム」という小型の焼き菓子やら、年末のご挨拶用の菓子折りセットで「バウムの詰め合わせ」なんて札が下がっていると、ケラケラと笑ってしまう。

衣装は、紫無地の小人さん。紫のシャツに紫のハーフパンツ、紫のブーツに紫の帽子とマント。
衣装用のデザインとカッティングは私。縫うのはお姫さん。
中二の家庭科では、まともにミシンも扱っていないので、手縫いかつ、難しい縫製のないような形状に仕上げます。

私の方は、同じくPop'nから「花緒さん」、袴姿のお嬢さんの役。
Pop'nには、他にも数人の袴っこがいます。夏にやったのは「巫女子(みここ)」という巫女袴の女の子、もう一人、袴にショート・ケープのお嬢さんもいます。

お姫さんの友人もやっと今回から参戦。
同じくPop'nから ミャミ役。これは、耳とオサゲがあれば、あとはTシャツとジャージのズボンなので、自前服でできる楽な役。
もっとも、逆に一人では、何なのか不明になりやすい。3人のうち1人だからできる芸当。

今日は初日で、ゲーム関連の本の出る日。
コスプレ会場に長くいすぎたこともあって、本の売り場の方に行ったのが遅かったからか、狙う「スマブラ」「ゼルダの伝説」関連の本はほとんどありませんでした。

「明日も行くー!」というお姫さん。
明日は学校のお友達が来る日だとか。

2006/12/25(月) クリスマス
日本人の中には、「12月24日がクリスマスでしょ」とカンチガイしている人がいます。
確かに、24日は「クリスマス・イブ」という、クリスマス当日に次いで重要な「前夜祭」ですから、この日からクリスマスは始まります。
日本的に例えるなら、大晦日が一番しっくりきます。
夜遅く、除夜の鐘の鳴るのを待って、初詣に行くあの感覚。
クリスチャンは、クリスマス・イブには同様に「真夜中のミサ」にでかけます。
キリスト教では、キリストはこの12月24日の深夜を過ぎて(つまり25日に)生まれたこととして祝います。
25日は、誕生日ですから、多いに騒ぎます。ご馳走も食べます。
日本の元旦に当たります。
大晦日の夜は厳かに過ごし、正月は年の明けたのを祝うでしょ。
おんなじなんです。

個人的に「25日は都合が悪いから、別の日に」というのは、問題ありません。教会そのものだって、25日が日曜日にあたるとは限りませんから、25日の直前の日曜日を「クリスマス礼拝」の日としています。それとは別に25日そのものも礼拝を守る場合もありますが、それは「来られる人だけ」というのが日本におけるクリスチャンの過ごし方。日本では、クリスマス前後はお休みでもなんでもないので、24日や25日が日曜日でなければ普通の勤務日。

いつだったか、24日までゴーセイに赤や緑のリボンを張って、クリスマス用品や食品を売っていたスーパーが、25日には既に正月用品と正月食品に綺麗に切り替わっていたのには、ずいぶんとショックを受けました。そりゃー、25日といえば、正月迄もう1週間。正月用品がのしてくるのも判らないではないですが、クリスマス当日にはクリスマス食品が一掃されてるってのは、随分な。

なので、今回は、24日に食材を仕入れておきました。
丸トリは、他の時期には出ないので、まずゲット。あとは買い物に出なくて済むように他の食材もついでに。

25日の夕方5時。「クリスマスだから帰るね」といって、会社を飛び出して、まずはサントリー直営の「カーヴ・ド・ヴァン」という葡萄酒屋さんに。ここで白ワインを調達。
次は東京駅に移動して、大丸でチーズとケーキを調達。
ケーキ売り場は、クリスマス・ケーキの花盛りで、大勢の人があちこちにたかっていました。洋物お惣菜のコーナーではクリスマス向けの盛り合わせにヒイラギの造花を飾ってムードを演出。
売るほうも買う方も、ここは「クリスマスですよー!」です。
最後は、家の近所で、カボチャのポタージュを調達。
冬至にはカボチャを食べるというのは、日本の習慣だからか、
クリスマスのポタージュにカボチャを選んだ人ってどれくらいいたんでしょうか。昨日物色したときには売れきれていたので。
幸い、近所のスーパーも、ちゃんとクリスマスになっていました。

そして、クリスマスの食材と一緒に、黒豆の乾物も調達。
我が家でも、クリスマスの日の夜に黒豆を水につけておいて、翌日から煮るという「おせち料理」の準備になるのです。

クリスマス期間はホントは25日から13日間。命名日を持って終わりになります。って、これは1月6日のこと。
正月の松の内と同じなんです。
ま、日本じゃ、ここまでをクリスマス期間として守る家はものすごーく少ないです。

2006/12/23(土) 家族でクリスマス
じんぐるべー、じんぐるべー くりすぅーますぅー
暦では、国の帝の生誕を祝う日でありますが、彼にとっては不幸にも、二千年も前に生まれた異国の救世主の誕生日の前々夜であります。

この良き日に、私の両親とクリスマスを祝うべく、実家を訪問しました。
以前は、私の家に来て宿泊して祝ったのですが、私もちょっと体調が優れず、親の方は今年は救急車にお世話になるような事態があって、「普通の生活程度の安静」を堅持していることもあって、「親の家」にて「日帰り」で行うことにしました。

本日のお衣装。
殿は、こういう時の定番、とっておきのワイシャツにシャレたネクタイ、仕立てあがったばかりのおニューの背広。
「仕立て上がり」というとカッコ良いですが、ユザワヤで生地を選んで、そのままオーダー。生地も安いし、縫製費もお手ごろ。下手な吊るしより安価に「MYサイズ」のスーツの出来上がり。
今回の生地は「バレンチノ」。仕立てあがった胸元の内ポケットのところに、シッカリとロゴが入っている!

お姫さんは、今年の春に英国への語学研修用にとこの祖父母に買って貰ったミニスカのスーツ。カタログで見てた印象とちょっと違いがあるのは、お姫さんなりの「着こなし」をしちゃうから。
ジャケットの前がジップアップなので、ジーっと襟元迄閉めてしまえる。ジャージでもこの着用方法の好きなお姫さんは、このスーツでも襟元までびっちりと。「ジャケット」の筈が「詰襟」に変身してしまった次第。

というわけで、着物姿は今回、私だけ。
大伯母の遺品から、萌黄の色無地に松葉の袴。袴下の帯は、有職紋の紫地に白糸で柄を浮かせた鳥襷紋の。羽織は、これも大伯母のものから、白地のちりめんに墨色で枯れ枝の林を描いた絵羽羽織。柄からして、冬場のものだろうと。

母の話では、この色無地は、母の姉の務める店で、母と大伯母同伴で訪れ、白生地から染めて仕立てたものだそうな。
「生地だけでも、ものすごーく良いものなのよ」とな。
で「私に後でくれるということで、色は私が決めていいということだったの」と母。
ということで、この萌黄色というか浅緑色は母の指定だったと判明。
が、次が爆笑
「仕立て寸法も私のサイズにしてくれてるもんだと思ったんだけど、おばちゃんのサイズみたいね」と。
そう、ちょっと裄は短めです。
母にお下がりするときには「仕立て直して着なさい」って意味だったんでしょう。

母と母の姉の見立てでは、大伯母の手持ちの着物では、一番良いものなんだそうで、本来ならば、相続人が引き取るべきものなんですが、あにはからんや、ご当人は着物を着ません。
大伯母に劣らず着物好きであった自分の親の着物さえ、一部を取って後は屑やに引き渡したというお方です。
(勿論、そういう御母堂が、結婚に際して、必要以上に彼女用に着物を誂えて持たせたって分もあります)

というわけで、この着物は私の手元にあります。
「丁寧に着てね。私が貰うものなんだから」と母。
って、いつ渡したらいいんでしょうか。:-P

2006/12/20(水) 伝統工芸職人展
東京駅には「メディア・コート」というフリースペースがあり、とっかえひっかえ、色々な催しが行われています。
物産展があったり、新製品見本市があったり、ライブまで。
この日にあったのは、「伝統工芸職人展」でした。
お正月を前にしてからか、凧、羽子板、草履にツゲ細工、組紐。
丁度、時計の提げ紐がほしかったとこなので、小豆の皮色のを物色。
横にフリーに編んだ細紐も下がっていました。ちょっと前なら、和髪を結うように、この時期のアクセサリー売り場に並んでいたものです。今は私は、京都に行く都度に向こうで調達しています。でも、小豆アイス色のが気に入ったので、これも選択。
たら、「これどう?」とネクタイを進められました。
組紐は、帯締めなどのような細い紐以外にも、装束の提げ緒など広幅のものも織っていました。でも、ネクタイって、幅が太くなるものだから、どうやって織ったんでしょうね。帯のように坦々と織っただけではこうはなりません。

でも、なーんか気に入ってしまったので、1本。
紫の糸をメインに、さまざまな糸が混じっているので、何色のスーツにでも合いそうです。

次の日、今度は、草履に目が行ってしまいました。畳表風のに赤い鼻緒の。一番安いタイプです。お姫さんの学校に行くときの着物用の上履きに一足ほしかったので。
「大きめだから、安心だよ」
って、幅も長さもたっぷり過ぎです。
どこかで「草履は足がちょっとはみだす位が良い」と聞いてたし、手持ちの草履はなぜか、みんなそういうサイズ。
なんで、今更、大きなサイズのなんていらない。
「これ、大きい」
「んじゃ、こっちはどーだ?」
山の下の方から、ちょっと小さめのが出てきました。
畳表風の面もさっきの安っぽさ丸出しより綺麗だし、裏はウレタン張りでなく、まっとうな草履の裏。
さっきのは千円で、こっちは千五百円。ちょっと高めっですが、草履にくらべりゃメチャ安。早速購入。

和服が着られないってことは、こういう職人達の作るものの販売量も減ってるってことなんですよね。
ネクタイという新分野に打って出るにしても、限界があります。
だいたい、ネクタイだって、手組みのソレとプリントの大量生産では金額に格差。多くの人は「前にぶらさがってりゃ、100均ので十分」なんてのやら、果ては「クールビズのクセで、冬場もノーネクタイ」なんてのすら登場。ネクタイ業界時代が驚愕状態。

「いい仕事」とか「長持ちする」なんてのを、忘れていく人が多いように思います。凧揚げや羽根突もイマドキの子供がするという話も聞きません。財布に根付けが付いているのも珍しい。

手間はかかるから、もっと楽して収入を得たいと思うモノも多いから、職人達は後継者難。売れ先も、後継者も、そして、トドメに道具を提供・補修してくれる職人が先に廃業したり、材料を栽培していたところがなくなっちゃったり。

商売熱心な組紐屋のおっちゃんは、「東京で店出すときに連絡するから」と名刺を交換しました。
たら、ウチの近所のデパートにも来るんだとか。
着物を着ると知ったら「もっといい、帯揚げあるんですよ。そんときはもって行きますから」とにーこにこ。
こういう商売熱心なおっちゃんのいるとこは、ちょっと安心な気がする。

前にここに来てた「江戸職人展」のときのツゲ細工の職人さんは「店は持っていない」とかで、こちらの好みのものを彫ってくれるといいなぁと思ったんだけど、果たせず仕舞い。
腕も必要だけど、「売り込み」ってのも大事。

コンピュータ・エンジニアなんて、比較的最先端なエンジニアでも、積極的に営業と売り込んで、初めてお仕事がもらえる。
伝統工芸もそういう点がんばって欲しいなぁ。

2006/12/16(土) 「紫式部ものがたり」に見る装束
さて、15日に見た「紫式部ものがたり」、芝居としては、大変よくできていて、役者さんも好演してたんですが、装束好きは、それとは別な面も見ちゃうんですねぇ。
ああ、これはサガだわね。
「ベルサイユのばら」では、オスカルの着ている軍服は実はナポレオン時代のものであって、オスカルの地位であれば、違った衣装を着ていた、なんてのがあるわけで、映画「ベルサイユのばら」では、外国人スタッフに外国人役者、ベルサイユロケって状態だったので、ここで問題となり、結局「正しい時代考証に則った衣装」で行われました。やっぱり、現地人だと気になっちゃうんでしょうね。

っていうわけで、同じように、装束好きとしては、「それは違うだろぉ!」って点が、必ず起きるのは何でなのやら。

まず最初、
第一幕のしょっぱな、民衆の場面で、庶民の服が染め柄だったというのは、いいことにしよう。当時の染色技術では、プリント柄のような染め柄は不可能なんですが、それでは余りに舞台が寂しい。
場面移って、式部の父登場。これが狩衣姿なんですが、後ろの裾が短い。「狩衣(かりぎぬ)」と言った場合には、後ろの裾は裾迄です。
ところが、膝位までしかありません。これは「半尻(はんじり)」と呼ばれるものになってしまう。この時代、まだ大人は半尻を着る習慣はありません。狩衣を着る場面で半尻が出てきちゃうのは、実は他でも良く見られます。なんか演劇業界全体で勘違いしているようです。その勘違いがどこから来るのか、知りたいところです。
更に、この狩衣は、袖の裄が短いです。現代人が着る着物は手を伸ばして、手首から先が見える位の丈ですが、狩衣や衣冠といった男性用装束の場合、伸ばした手がすっぽり隠れてしまう程に長いのです。これを、折り返したりして手首から先が出るように着用します。袖の上端の長さと下端の長さが異なるので、装束独特のあの袖のシルエットが作られます。これを「手を伸ばして手首が出る長さ」では、シルエットが違ってしまう。

ああ、しょっぱなからケチつけはじめちゃったョ。

さて、場面は移っていって、宮中は彰子中宮の御座所。
女房達がうち揃うべく出てきます。
ああ、あれは、桐生で織られてる二倍織物(ふたえおりもの)の「向かい蝶の丸」だな。
あら、地色が薄紫のもあるんだ。気分は生地見本位置。
装束生地は装束屋さんが織屋さんに頼んで織らせているので、装束屋さんで装束を注文しない限り入手することはできません。
映画や演劇、TV関係者は、自力で装束を製作するので、装束屋さんには頼みません。が、それでは、生地も手に入りません。
こういう舞台関係に装束用の生地を織っている場所が桐生にあるようなのです。ただ、色はともかく、柄は女性用なら向い蝶の丸か、かに六葉菊の二種類に限られているらしく、あちこちで同じ柄に出会います。

中宮彰子に仕える女房は、国家公務員ではありません。私的雇用者。今で言うなら契約社員か派遣社員といった待遇。国家公務員
なのは、内侍とかです。
んで、当時は、階級によって着る服の生地や着るものが決まっていました。女房達は主人の前では必ず裳と唐衣を身に着けていることになっていました。
(「枕草子」だと、内縁みたいなとこで、寝てたら、定子様と帝に覗き見されて、あわてて、夜着に唐衣をひっかぶって挨拶するなんて、コメディなシーンが出てくる。ホントに大事なキマリ)
一方、その生地はというと、「二倍織物は女御以上」とか「許しを得たものだけ、レッドやグリーンを使っても良い」「濃い赤や濃い紫は厳禁」というものでした。刺繍はOKだったようなので、無地ではなかったと思うのですが、位もない私的女房達の衣装は、薄色主体のしろっぽいものだったんじゃないかと思われます。
だから、二倍織物なんか着てない筈なんです。
でも、舞台が地味になるから、ここはまだいいとしましょう。
上に着てるあれは何なんだ!唐衣と裳のように見えますが、なんか変!表着が二倍織物なのに、唐衣が無地なのも変だけど、形状が変!どうも、唐衣と裳が合体したようなものを着ているようです。類似形状のものに、細長という衣類があるんですが、中宮様の前で細長はカジュアルすぎます。
そこに、ちゃんとした裳と唐衣をつけて、しかも金の冠(女雛の頭のついてる奴)の彰子様の登場。中宮はこういう場面では、小袿(こうちぎ)か細長姿なもの。勿論、冠は儀式のときしか被りません。
中宮の居間はプライベートゾーンですから、盛装しないんです。
この点も舞台やTVで守られない点です。
源氏物語で、柏木が、猫が巻き上げた簾から垣間見た女性を「女三宮に違いない」確信するのも、彼女だけ裳唐衣を着ておらず、生地は二倍織物だからなんですよ。

ウチの殿曰く「だって、普通の人はそういうこと知らないから、逆に正しい服装してると、判りにくいんじゃない」
それが理由なんでしょうかねぇ?

そこに、ちゃんとした裳と唐衣のきらびやかな紫式部の登場。初出仕の場面です。主役ですから、衣装におかねかけちゃうんでしょうけど、中宮様より派手ですよ。

2006/12/15(金) 「紫式部ものがたり」を見に行く
これはカテゴリ「装束」かしら?
会社に行く途中の乗り換え駅で日生劇場のポスターを見つけました。
大地真央主演で紫式部が主役の「歌と踊りのコメディ」だとか。
ライザ・ビルダーという英国女性が、以前に「紫式部物語」を書いていましたが、それとは違うもののようです。
ポスターでは、平安時代風にウチギや狩衣、衣冠の役者さんがおどけた格好で写っていました。真央さんは、光源氏もやるとのこと。東映の「千年の恋」では、天海祐希が源氏を演じました。ここんとこ、光源氏役はもっぱら元宝塚な状態。
以前は、長谷川一夫をはじめとして男の役者さんも演じてるんですが、ここんとこの「紫式部の頭の中の光源氏」なせいなのか、もっぱら宝塚出身。

問題は、いつ行くか。まずいことに、席を立つその瞬間まで、定時に切り上げられる保証のない状況にあります。
さらに不幸なことに、夜の公演は月水金と一日おき。昼は毎日あるのに。誰向けに上演してるか、よーく判る。
そう、昼間にお暇なオバ様方向けってことね。

幸い、15日の金曜日、17時に運よく、何もない状態。
何か入ってきてからでは困るので、サッサと席を立って、逃げるように引き上げます。
日生劇場に一番早く着くには・・・
会社のある場所からは、乗り換えが必要。
いや、霞ヶ関で降りて日比谷公園をつっきれば、なまじな乗り換えするより早そう。日比谷公園の中は真っ暗でも歩ける位熟知しているからの所業。日の暮れた17時過ぎの日比谷公園は、場所によっては真っ暗。木立の間の小路を怪盗のような早足で、オーバー代わりのマントをなびかせて。

当日券売り場に行き着くと、前から6列目程の中央ブロックの端の1席がポツンと売れ残っています。
「ここ、ここ、残ってるんですか?」
どきどき
「はい、今、入ってきたとこなんです、良かったですね」
どうやら、あちこちに配られていた券のキャンセルとかがぎりぎりになって戻ってくるようです。
なまじ前売り買うよりいい席です。
日生劇場は東京宝塚とか東京文化会館などに比べると小ぶりな客席なので、前から6列なら、ぎりぎり舞台全体が見渡せるでしょう。しかも、役者の細かい表情なんかも見える近さでもあるので、もー最高!!

席につくと、やはり回りはオバちゃんばかり。って、いい歳した私がそう思う位の年齢なのだから、実態たるや「おばーちゃんばっか」と言った方が近いのかもしれません。
着物姿も数名。総柄小紋、藍型か越後型江戸小紋のように見える人やら、お召しか紬のようなものを召した方とか。
この位のお芝居を見に来る着物はそんな辺りが無難路線のよう。

「ミュージカル」というフレコミですが、新劇に歌や踊りも入ってるってとこですね。定番輸入物ミュージカルとか宝塚を見慣れていると、主要役者そのものが歌ったり踊ったりしないと、どーもそれっぽくなくて。
って、「新劇」だと思えば、なかなかです。
「お江戸でござる」の平安版と思ってくださればかなりアタリ。
紫式部の家族、父君、弟君、女房はコミカルなかけあいが絶妙。
父君役の上條氏って、歌声がものすごーく素敵なバリトンで、紫式部役の真央さんと対位法での歌のかけあいの部分なんて感どー!!!!!
(※対位法: 単純に言うと、全然別のメロディを二人で歌うのだが、それが一つのハーモニーになる作曲法。作曲家としては憧れの技術を駆使したもの。歌い手にも力量がないとサマにならない)

マジメに二枚目に演じれば演じる程、おかしいのが安倍晴明。
シェークスピア劇なら道化役にあたるのは、二人組み若手漫才師のオーバードライブ。なかなかいい味出しています。「芝居での道化役は初めて」なんて、信じられません。
紫式部を支える力強い友である清少納言と和泉式部もキャラが立ってていいです。清少納言役は、役者としてはすっごく力量があるのですが、歌が真央さんや上條さんに及びませんでした。この2人が上手すぎるんですが、芝居では負けてないので、ちょっと残念。
ちょっと注目なのは、その他大勢の一人ながら、参議役を務めた役者さん。装束の扱いや、座るとき(装束の場合は、正座でなく「楽座(らくざ)」という、足の裏同士を合わせる座り方をします)立つときの動きが、実に流れるように綺麗なのです。
わざとなのか、式部の父の立ち居はイマイチ。
(「枕草子」でも、定子が出産のために宿下がりした先の大進という職位の人は、狩衣の裾を巻き込んで座ったり、言葉に地方訛りがあったりして納言達に笑われている。式部の父も受領フゼイ。殿上人に比べると立ち居にエレガントさがない方が「らしい」のかも)

プロフィールも書いてもらえないような大部屋役者ですが、そういった細かいとこにまで気を配ってるって、いいですねぇ。
「道長の従者」とちゃんと区別がつきます。

宝塚と違って、フィナーレがありません。
一度降りたカーテンがアンコールで開き、出演者が次々に出てきて挨拶。それでも、真央さんは、最後の場面の衣装から、十二単にカンザシを挿した正装で最後に登場。

うっとりと夢から覚めれば、9時半!
帰りの電車は何時だ?
日比谷の映画街を抜けて有楽町の駅から山手線に飛び乗るのでした。

2006/12/11(月) 帯締め何が正式?
8寸幅の帯をお太鼓に結ぶのが、昨今の着物の基本の帯結びです。
そのお太鼓結び、歴史は浅く、幕末の頃に亀戸天神のお祭りに近在の芸者が結んだのが始まりなのだそうです。
結びの関係から、お太鼓をふくらます枕を包む「帯揚げ」や、帯のほどけるのを防止する「帯締め」が「お太鼓結び」にはセットになってきます。

現在の帯締めには実に様々な種類が存在します。
「組紐」という糸を組みあげたものと、「丸ぐけ」という、中に綿を入れて絹生地で包んで断面が円のひも状にしたものとがあります。

更に組紐は大きく分けると「平打ち、平組み」と呼ぶ、きしめんのように平たく幅のあるタイプと「丸組み」と呼ぶ、断面が円状のものとがあります。丸組みには、断面の四角い「角打ち、角組み」というものがあります。一方、平打ちには、若干厚みのある組み方や、二重に重ねたような組み方をしたものが含まれます。この厚みのあるタイプは、ある厚みを超えると断面が長方形になるわけで、角打ちと区別がつきにくくなっています。実際、この断面が長方形のタイプは丸組みに入れる人と平組みに入れる人といるようです。

個人的には、断面長方形は丸組みの仲間に入れています。
というのは、平打ちと丸組みは、前の結び目の作り方、紐の納め方が異なります。
私の場合はこれで分けているんです。
丸組みは、玉に結んで紐は二本上下に並べます。玉は、礼装用などには二回、3回ひねって長細くて大きな結び目にすることもします。
平打ちは、折り紙のように、結び目が平たくぺっちゃんこになるようにします。紐は前後に重ねて1本に見えるように並べます。
こうやって考えると、長方形の断面の帯締めは丸組みと同じ結び方になるわけです。

この帯締め、当時は、お太鼓に限らず、丸帯の結びが解けそうな結び方の場合に補強に結んでいたりしたようです。
また、男性も細帯の上に結んでいることも多かったとか。こっちは、補強というよりは「取り合わせのお洒落」だったのでしょう。
向島の芸者は、羽織を着たりと男性ぽいコーディネートをしましたので、「お太鼓結び」を考案した人も、男性の帯締め利用を模したのかもしれません。

この頃の帯締めに使われていた紐は、真田紐や刀の提げ緒ほか武具関連の紐だったそうです。とすると、今の組紐では「平打ち」と呼ばれる仲間になります。
高麗組みがその代表的な組み方です。

これが、明治になって、日本各地に広まって、成人女性の一般的な帯結びの一つになる頃には、各種の組紐が使われるようになっていったようです。

「丸くけ」という、中に綿を入れた絹製の紐を用いたのは、お公家さん系統の女性ではないかと思われます。
十二単とも呼ばれる装束を、外出用に端折るのに使う紐が丸くけでした。
同様に丸組みや角組みといった断面が丸や正方形の組み方の組紐は、もともと、男性装束の冠の紐、衣装を留める隠し紐として使われていました。太鼓や鼓など和楽器に使われている紐もこれらの丸組み系統の紐です。これらが、帯締めとして使われるようになるのも、やはりお公家さん系統から始まるのではないかと思われます。

明治を越えると、元の用途である武具の紐も公家装束も和楽器の紐もほとんど需要がなくなります。
組紐の職人は新たな需要先として、女性の着物の小物としての帯締めに市場を求めたのでした。
昨今見られる、多彩な組み方は明治以降に発展したものが多いそうです。帯締めとしては「装飾品」ですからね。

と、ここまで、ルーツとしてたどってきたのですが、さて、この始まりの時点と、現行の「礼装の帯締め、カジュアルの帯締め」と区分するに至った辺りがまだよくわかっていません。

現行では、留袖には、白か白に金銀入りの高麗組み(平組み系)か、太い丸組み、成人式の振袖には、太い丸組みの華やかな色のもの。
小紋やお召し、紬には、個性的な色合いの、若干細めな平組みや丸組みを合わせるのが一般的な慣習です。
文化圏で分けると、平組みをヨシとするのが関東圏、丸組みは京都圏のようです。

2006/12/10(日) 既製品のサイズ
この30年程、洋服のサイズに一切変化がなかったのですが、ちょっとした病気の関係で、しばらく体重が増えた状態になることとなりました。
そうすると、問題は服! ヒップとウェストに多大な影響が出ました。
(どうして、胸には影響が出ないんだろうか --#)
仕事用には、体型にぴったりなスーツを愛用していたので, タイトスカートもパンツも全て不可!!

なので、とりあえず、服を買いに行くことにしました。
一過性な(と思いたい)ので、そう高額な品を買うつもりはありません。
上着は使えるから、ゴマカシはきくし。

というわけで、近所のファッションに強いショッピングモールを漁って、スカートとパンツを数点、ワンピースとか、ここんとこ流行ってる、シフォンやベロアのミニワンピ(?)も調達。

昨今、JISが変って「トールサイズ」って存在するんですが、実際に販売されている既製服でトールは滅多みないですね。たいがい「レギュラーサイズ」ばっかり。たまに「対応身長」なんかが書いてあると、「150cm」なんて書いてあって、思わずげんなりしてしまいます。

スカートはヒップとウェストで見れば、あとは丈はあまり問題にならないので、良いとして、上半身物は結構難しい。
長袖の場合、大方、袖丈が短いです。
ノッポの友人の中には、「だから新宿の伊勢丹でしか買わないの」なんてこだわりさんもいますが、私は結構いいことにしてしまっています。
ジャケット丈とブラウス丈が合うように着る。
短めのジャケットの袖から、ブラウスが腕の長さたっぷりに長々と出ちゃうのはマヌケ。短めのジャケットには短めのブラウスで。

さて、ここまできたら、やっぱり呉服屋さんだってのぞいてしまいます。
お正月に向けてなのか、各店、小物のセールを始めたり、仕立てあがりの着物を新入荷したのを並べたりしています。
リサイクル屋さんにも、新しい商品が入荷しています。

洋服でも上のような事情で気にしない私は、着物のサイズにも無頓着です。
お仕立てならば1尺8寸5分(約70cm)の裄を指定するのですが、既製品やリサイクル品なら、68cmなら文句なくOK、66cmでもOKです。
だって、たかが2cmや4cmですよ。洋服の袖でこれくらい短いのなんて普通だもん。気にしてたら、洋服でも着物でも既製品なんざ着られません。
成人式の着物とか、新婚旅行のスーツなら気にもしましょうが、どーせ、街着か勤務用スーツだもん。

気にしないといけないのは、洋服ならスーツとブラウスの袖丈を合わせること。着物なら着物と襦袢と羽織の裄をあわせること。
既製品の着物には、裄丈を合わせた既製品の長襦袢を合わせておきます。

最近、細身のノッポさんが増えています。そういう人も着物を着たいと思っているのは当然のこと。
でも、そのときに、妙に裄丈に厳密にこだわっているように思われます。
「68cmはあるけど、70cmのは売ってないの」と嘆く方、
「色柄が気に入ったリサイクル品の裄が4cm足らないので諦めた」方
「伯母の着物の裄を2cm出してもらうので仕立て直し代が高かった」という人。
なんで、そんなに厳密にこだわるのでしょう。
手ごろな洋服を買うときに、そこまで1cm、2cmの袖丈の長短にこだわりますか?もらい物の洋服の袖丈にそこまで気にしてましたか?
もし、洋服で気にしないという人は、着物でも同じ考えをもってみませんか?

2006/12/09(土) お正月準備
クリスマスの音も違和感のなくなってきた10月も初旬の終わり。
着物屋さんは、お正月のセールになります。
昨今、正月だからといって、特に着物姿を見かけるなんてことはなくなってきたように思います。
都内だと、元旦の電車の中で初詣に行ってきたらしき人を見ても、正月っぽい雰囲気を見つけようにも、見つけられない位です。

とはいえ、呉服屋としては、いつものとおりに「小間物位は新調はいかが」とばかりに、どの店でも、いつになく多い小物を、しかも店頭に並べています。
小間物ってのは、着物の場合、腰紐、伊達締め、帯枕、襟芯、足袋、たとう紙、肌襦袢に腰巻、更に、帯揚げ、帯締め、半襟、伊達襟などのことです。

昭和30年代から クリスマスセールと歳末大売出しは一緒なんですよねl

というわけで、いきつけのリサイクル着物屋さんから、「ショッピング・モール全体で大売出しだから来てね」旨のお葉書がきました。
週末は「購入レシートの合計の千円毎に100円のお買い物券還元」サービスもあるというので、行くことにしました。
呉服屋はともかく、普段は絶対に値引きにならない「本屋」「百均店」「アクセサリー屋」「楽器屋(の楽譜)」なんかのレシートも対象ですから、これは貴重です。「買う予定のもの」はこの日に買うべし!

なーんて、やっぱり、まず行くのは、いつものチェーン店の呉服屋さん。
化繊の反物のねらい目のお店です。
(新担当がつくと、セールのお誘いが来るけど、そのうち、「化繊反物しか買わない奴」だとわかって、手紙をくれなくなる店)
やはり、正月向けに新しい反物が入荷していました。
なんとなく、この時期の入荷品は毎年いい色柄のがあるように思います。
今回も、黒地に扇の柄の飛んだ、古典っぽさの中にもモダンさも感じさせるものを発見! 何にしましょう。袖の長い道中着や羽織がなかったので、そうしましょうか。それとも、小袿に仕立てておいて、道中着にも使うことにしましょうか。裏はそうねぇ、挽き茶が似合いでしょうか。

勘定場に行くと、まだ紐のかかった荷物がありました。これから棚に並べるところだったとか。腰紐は3本でも伊達締めも化繊だけど全て500円(税別)!福助の白足袋も500円(税別)!! 買いよ、買い!

ホクホクで袋を提げて、隣の店へ。隣は、リサイクル屋さん。
こちらも、売り出し向けに新入荷が色々。
成人式向けなのでしょうか、袴も入荷しています。
矢絣着物も袴と一緒に入荷してくるのもいつものこと。
おや、矢絣着物は、ウールの単じゃございませんか。
しかも、「レンタル落ち」なので、サイズも比較的現在人向け。

裄を確認するのに、着物を着ていると便利です。
自分の着物の袖幅と対象の着物の袖幅を比べて見る。
今日の羽織は裄68cm対応の。
ほっほっほ、入荷仕立てだったからでしょうか、68cmのがありました。
矢絣の細かさも色々で、色も色々だったのだけど、丁度、紫と白の程よい大きさの矢絣の。買いよ、買い!
ウールの裄の長い中古品なんて、滅多にお目にかかれませんからね。

更にに隣は、また別のチェーン店呉服屋さん。
ここは、先週、お得意様セールで物色したばかりなので、狙うものおはありません。
こちらも店頭には小間物が並んでいますが、専用のセール品は持ち込まなかったようで、一品が千円位で高め。

後は本屋と文房具屋と百均位置を回って、レシート換算してもらいました。

お買い物券は2月一杯まで。さて、これで、何を買いましょうか。

12月絵日記の続き


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