優妃 讃良の着物についておもうこと
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2006/11/03(金) 生誕百年祝賀会
今日は祖母の生誕百年です。
生まれてから百年だったという次第。
残念ながら、祖母は3年前にみまかりました。
今年は三周忌にあたります。

といっても、仏式で葬儀したわけではないので、仏式な「x周忌」でやるのもナンです。
強いて言えばキリスト教式で牧師を呼ばずに、親族のクリスチャンが頭をつき合わせて「こんな感じかな」と式次第をくみ上げました。

というわけで、今回も、キリスト教式に「生誕」でやろうということに。

事務局を命ぜられたのは、内孫たち3名。私と、叔父のとこの姉弟です。

今回の場所は、赤坂プリンスホテルに付属する料亭「弁慶橋 清水」。
昼の料金はお手ごろで、人数にあうお部屋も空いているとのこと。

ドレスコードは「男性はネクタイ背広」としたので、男性はまさにソレで、女性はアフタヌーン・ドレスでした。従妹の娘達は制服でしょうか、紺のスカートに紺のベストに白ブラウスで。お子様方は、こういうときには、制服が礼装に使えるんですよね。
我が家はやっぱり着物です。
お姫さんは、いつもの袖丈2尺の振袖に海老茶の袴。
私は祖母が成人式に誂えてくれた江戸小紋に、桜と月の紋様の袋帯。
長襦袢は、春に誂えた香色地に菱風柄の柄襦袢。

他の親族は着物姿なしでした。親たちは体力なくなってるので、着物着る根性がなかったんだろうし、従妹は自力では着物が着られません。まして娘達に着せることも不可能。
祖母はいつも着物姿でしたが、今の世代にはなかなか引き継がれていません。

お部屋は、料亭の中でも一番奥まった部屋で、入り口以外は他の部屋とは隣接していないような部屋でした。
広広とした畳の和室に指紋一つなく磨き上げた黒塗りの卓を並べて。
お料理はもちろん、会席料理。
乾杯用に梅酒を回しました。

ぶっとんだのは、久々に会った一番上の従兄には孫が3人もできていたこと。今年55歳の彼は結婚も早かったので、3人の娘のうち2人が既に結婚しており、この2人が3人の孫を産んでいたわけ。
「一時間毎に写真が変るように設定してあるんだ」という携帯電話の待ち受けの孫写真を見せて貰いました。うーむ、彼がこんなに孫バカになるとは思わなかった。

引き物は、叔父が用意したマッターホルンのオレンジケーキと、私が漬け込んでいた梅干のパック。今年の梅は大粒で皮が薄い上物でした。しかも、殿がてんとう虫を大事にしていたので、アリマキなど害虫達はてんとう虫に皆食われてしまい、駆除剤も使っていないのです。
いつものように上等の塩で付けて、土用干しし、再度、紫蘇と梅酢に漬けておいたもの。今ごろ丁度食べごろになります。

梅干も祖母の直伝です。

2時間はあっという間に過ぎてお開きに。

我が家は、その後、浅草の観音様に出かけました。
いや「スペーシアに乗ろう」というので、浅草なんですが、時間待ちの間に観音様にお参りしたり、仲見世を覗いたりしてた次第。

ネクタイやら、顔より大きなお煎餅やら買って車中の人。

夕方発の東武特急スペーシアは結構混んでいました。
浅草を出るときにはわずかに空いていた席も北千住で満席に。JRや地下鉄から乗り継ぐには北千住の方が便利ですものね。

乗っているうちに外は夜の闇。
最後は秩父鉄道に乗り換えて、最寄駅まで。

暗い道を歩いて家路に着くと、本日の旅は終わりです。


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