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2006/11/25(土)
伊勢丹紫織庵展示
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新宿の伊勢丹は、京都の老舗(?)と密にしているのか、私の京都の行きつけのお店の幾店かが、定期的にフェアを開催しています。 一つは、「よーじや」さん。一般にはあぶらとり紙で有名ですが、私の狙いは「京紅口紅」というもの。貝殻にへばりついた京紅のように真っ赤、紫系、ブラウン系と三色しかないラインナップ。 真っ赤はやはりキモノに映えます。特にお装束のときには必携。 茶髪系やブラウン系の服を好む人にはオフィス服向けにはブラウン系、紺や黒系好みのオフィス服には紫系の。自然な艶とひかえめな色遣いが好感度高し。
もう一店が、今回の「紫織庵」。11/24迄のフェアで、昨日、最終日に行ってきました。 キモノの反物問屋さんですが、京都の本店では、京都でも希少となった大壁造りという自社の建物を博物館として公開しています。キモノの反物はそこに即売会の如くに積みあがっています。博物館でもあるので、いくらひっくり返していても、「買え買え攻撃」は来ません。 また、ここは、老舗の強みを活かして、大正や昭和初期に流行った色柄を復刻した生地を扱っています。襦袢なんて、昔はホント大胆な柄のを着てたんですねぇ。錦紗という羽二重に似たもったりした生地の肌触りがなんとも言えません。でも高くてまだ手が出ない。 もっぱら、私の狙いは、「羽裏」。羽織の裏地のことです。 キモノの胴裏と異なり、ドッキリ柄を付けるのが流行したのも昭和初期迄のことでしょうか。今はなかなか面白い柄には出会えません。 紫織庵は長襦袢と同じ生地を羽裏の長さでも売っています。長襦袢地の半分以下でしょうか。値段も半分以下なので手が出しやすい。
今回は、昨年、道中着にしようと思って買い求めたコスモス描き絵の生地の羽裏の調達。表がコスモス柄なので、裏も植物柄にしました。 普通の道中着のような小袖にせず、装束の小袿タイプに作ってみようと思っています。そうしたら、どっちにでも使えるかなって(欲張り)
キモノと装束の違いは寸法はともかく、袖口と襟の部分です。 なーんか根性なくって、なかなか手がつけられないんですが、 そろそろ形にしたいとこ。
紫織庵の方が、「フェアは今日で終わりですが、見本帖はいつでも、ここに置いてありますので、それを見て、ご注文いただければ、伊勢丹さんの方に納めさせていただきますので」とのこと。 ほー、フェアが来るのを待たなくて済むということ。 これは良いことを聞きました。 フェアでもコーナーは狭いので、狙いの色柄が来ているとは限らないし、売れきれちゃうかもしれないので、このサービスは嬉しい。
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