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2006/11/24(金)
つけ帯の作り方
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私のつけ帯のつくり方。 って、私は帯地では作らないので、帯から作る人の役には立たないかも。
使う生地は、レリコさん(http://yusoku.com/sale.html)の布地。 鳥襷紋の生地です。 この生地は幅が1尺8寸、丸帯の幅があります。 長さ2mを調達。
まず、タテに半分に切ります。 9寸幅の生地が2本になります。
この一方をタテに折って、4寸5分幅に 更に、端5分を折って、幅4寸にします。 これが前帯というか胴部になります。 コの地にくけていきます。 生地を裏返すと縫うのは楽なんですが、裏返しで生地が痛むのでこれは厳禁。チクチクと表のままくけ縫いします。
もう一方の生地に行きます。 今度は、横に折ります。 但し、襷紋のキリの良い部分で折り返します。 9寸幅で長さ1mの状態になります。 これも、端を5分縫い代に折って、幅8寸にくけ縫いします。 クチのところに8寸x2寸の固めの不織布を芯に入れます。 これがお太鼓部分です。
最後に紐付け。 お太鼓分は、折り目と反対の端の両端に紐をつけます。 できたところは、越中ふんどしみたいです。 胴は、縫い代を上、折り目を下にして、右端下に一本。 左は、端でなく、端から50cm位のところに一本つけます。
これは、私の場合、お太鼓の「テ」を胴部から取るので、端から50cmが「テ」になるんです。
お太鼓部の裏や、胴部の一巻き目を別布にするなら、この鳥襷地はこの半分で済みます。
着付け方: まず、お太鼓部を取って、布が上方向になるように、芯地部を背中に当てて、紐を前で結びます。芯位置に帯揚げを巻いた帯枕をあてて帯枕の紐も前でしばります。 このとき、単太鼓に結ぶ場合は、帯は上にあげたまま、 二重太鼓に結ぶ場合は、お太鼓部を下げて、お太鼓の垂れの位置を決めて帯の上から枕を乗せてしばります。
この後、胴を巻きます。巻き終わりの最後50cm位がテの位置になるように、巻き位置を加減して、胴部の紐をしばります。
最後に、お太鼓の背中を形作って、「テ」を通し、帯締めをします。
お太鼓部はまったいらな通し柄の8寸幅ですから、お太鼓や二重太鼓以外にも、様様な変わり結びも可能です。
私の場合は、袴下の帯として、この胴部だけを巻いて、帯締めで留め、帯揚げ付きの帯枕で背中のふくらみを取ります。 旅行の場合は、かばんの中にお太鼓部を入れて行きます。帯締め、帯揚げは袴下のときも利用しているので、お太鼓部だけで済む次第。
ホントは、付紐つけてないんです。胴は帯締めで、お太鼓は帯枕で留めてるから。でも、他の人が着用するには難しいかと、一般的なひも付きを解説として加えました、
つけ帯の作り方は色々あるようです。切らない方法や畳むときには、普通に畳める方法から、きっちりとお太鼓に仕上げてしまう方法まで。 私のもそんな方法の一つだと思って下さい。
※ 帯は4m以上が普通なのに、こうやって作る帯は3mで済む。 後の1mは結ぶときには、どこに行くのだろうか?
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