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2006/01/22(日)
着物業界の売り上げは減少傾向
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TVで「着物業界の売り上げは減少傾向」だと報じていました。 「若い社員に企画や柄きめをさせる」とか「若い人向きの柄を」など、着物業界は奮闘しているし、雑誌も着物で特集を組むことも増えています。 そして、現に、着物を着て歩いている人を見かけることは増えてきたし、化繊のお仕立上がりの着物をバーゲンすれば、結構人は群がっている。浴衣に限って言えば、呉服屋でもない店で浴衣を売っていることもあり、スーパーやデパートは特設会場を設けてるし、現にお祭りの浴衣姿は随分多い。
が、統計は厳しくも、「売り上げは減りつつあり、現時点での上昇傾向は見られない」と出しています。
まぁ、化繊のプレタ着物は9800円とかでも買えてしまいますので、100万円の振袖セットが飛ぶように売れるのに比べれば、何十人の人が買っても、「売り上げ高」としては減ったことになる次第。 年配の人が着物を着ている姿もよく見かけるようになりましたが、もしかして、こちらは「遠い過去に作ったものとか、母や伯母からの譲り物」かもしれません。 私も近年、膨大な着物を祖母達や大伯母、叔母から得ました。勿論、母や伯母も数枚取りました。 とすれば「着物を着ている人を見かけるようになった」=「着物が売れた」とは限らないわけで。
でも、もう少し頑張って持ちこたえて欲しいです。 今は化繊のプレタ着物を買っている人たちも、そのうちに正絹の着物を買うようになっていくかもしれません。 はたまた、「化繊なら気楽だから」と買う人が増えていくかも。 だって、親が着ていれば、子供も「着てみたいな」と思います。 今は親だって着ないから、子供も着ることの良さを知りようもなく、場合によっては「着てみたいけど、ウチには着物がない」なんてお家も出ています。 一度、「着る習慣」がなくなりかけてしまったわけなので、ゆっくりと、習慣が戻ってくるまで、頑張って欲しいなと。
我が家では、私もお姫さんも着物を着ます。だから、親戚からいくら着物が寄ってきても大丈夫。 って、そろそろ「置くとこ考えてよ」と殿の抗弁が・・・^^;;)
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