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2005/09/23(金)
9月もたけなわ
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お彼岸を越えると、単の季節になります。 生地は縮緬とか大嶋の単仕立です。
道行く着物姿も、すっかり、お召しや織物に変りました。 気候もめっきり秋の風で、夏物では見た目以前に自分が寒い。 洋服でも、夕刻の帰宅どきには半袖一枚ではゾクっときます。
単は9月一杯ということですが、この単仕立は、気候が良ければ、11月の頭位までは、街着程度には着ても差し支えないので、「1週間しか着られない、もったいない着物」どころか、割りと長く着られる着物だったりします。 冬場でも、袷の下か上に重ねると、暖かさ倍増。底冷えの京都には、なまじなコート類より効果的です。
ここ最近の温暖化下では、便利な着物です。
写真は単の色大嶋(?)。ぶち柄は、染でなく糸を染めて織り上げたもの。こんな柄を考えた人も染めた人も織った人もスゴイと思う。大伯母の形見です。
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