優妃 讃良の着物についておもうこと
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2005/08/07(日) 「ぼくらの七日間戦争」
お姫さんが、学校の図書館で借りては読みまくっているシリーズに「僕らの シリーズ」がある。その第一弾が「ぼくらの七日間戦争」だという。確か、私がまだ学生だった頃、そんな映画があったと思い出した。
レンタル屋で探してみたら、表紙の薄くなったビデオのほかにDVD版まであった。映画館で終わればそれきりな、ありきたりの話かと思っていたら、案外とそでもないのかもしれない。
で借りてきた。
丁度そこに回覧板。「青少年の夜11時から朝4時迄の外出は条例で禁止されています。深夜営業店舗は、対象者を帰宅させる義務を持ちます。保護者は家庭内においてその責務を追います。」

条例で禁止すべきものなんでしょうかね?
そこまで対象者は増えてるってことなんでしょうか。

丁度この映画はそんな話。
校則(?)の厳しい某学校の生徒7人が結託して廃工場に立てこもっる話。
要求ってのが「ソックスのワンポイントを可能にする」ってのが、馬鹿馬鹿しいほどに可愛い。

でも「スカート床上がり30cm±2cm以内」や「前髪は眉まで、違反者は即時ハサミでカット」ってのは、やりすぎ。まぁデフォルメですからいいですけどね。
身長は伸びるものだし、髪だって伸びます。
お姫さんの学校では「膝丈」だそうですが、既製品から業者がみつくろってくれるので、丁度にはなりません。結果、お姫さんのスカート丈はなんと60cm!意外にも腰が高いのにビックリ!

ソックスはワンポイント可で、長さは自由だけど、弛ますのは不可。まぁ、膝下丈のスカートにはクシュクシュは似合いません。

お姫さんは、「ワンポイントは値段が高いから」と白無地で登校。でも、ヘアバンド不可には不満垂れてます。
黒のヘアピンかダークカラーのヘアゴムのみってのは随分な。

で、これが着物にどう関係してくるかというと、着物もまた決め事があります。季節がどうの、何に参加するからどうのと。
木綿などうだ、ウールはどうだ、紬は駄目か?
今年は4月の初旬から30度を記録してくれました。そんな状態で「4月は袷に、襦袢も袷、後半は単襦袢」なんてのを守ってられっかって話です。

でも、お茶道の茶会では、気温がどうだろうが、厳然とこれを守ります。それを楽しむことが、今では茶会なのですから。
冠婚葬祭は、季節もさることながら、生地や着物の格も関係してきます。更に、親族内の習慣だの、地方の習慣だのが入るし、立場が相手の立場、親族か友人、会社関係かなど様々な条件で代わってきます。

でも、「友達と銀座を歩く」なんて場合には、季節感よりも気候を優先させて良いし、木綿から軽い付け下げまで広く選ぶことが出来ます。
でも、このとき、注意するのは「相手との格合わせ」です。
着物で言うなら、片方が付け下げで、他方が木綿じゃバランスが悪いのはわかりますよね。
洋服と着物でも、極端な格ズレは変。「着物着てくから」というので彼氏がネクタイ背広でキメてきたら、実はウールに半幅帯だったんじゃ、アレアレです。

浴衣や木綿の着物には、TシャツやセーターにGパンやチノパン
ウール
小紋なら、ジャケットや、女性なら軽いツーピース、ワンピース。いわゆる「ちょっとカッコつけて」というレベル。

また、帯あわせも、厳密には難しいとこで、「着物1つに帯3つ」で着まわしするなんて言いますが、実態は「着物3つに帯1つ」位しか持っていないのが実態かと。
「袋帯は訪問着クラス?」なんて言いますが、極端にキラキラなフォーマル感あふれるものでもなければ、小紋クラスにお出かけ目的で締めても良いです。
で、ここで、帯揚げ帯締めもフォーマル用とは換えてキラキラのないもので、若干濃い目の色が、格下げに効きます。
「キラキラ帯締めをおしゃれ目的に使っても良い?」という疑問も、キラキラ帯にしたら、まさしくフォーマル。
キラキラ帯締めは染め名古屋など、キラキラのないのと合わせて全体のキラキラ量を少なくしましょう。

で、茶会と冠婚葬祭でもなければ、「決め事にバッチリなコーディネート」である必要はありません。洋服の場合、毎日そんなにこだわりのコーディネートで着てはいないでしょ。
それどころか「この色あわせ、絶対変!」って思っちゃうようなのだって、電車に乗って見える範囲に一人位必ずいます。
逆に「バッチ キマってるぅ!」なんてのも1人位しかいません。
洋服だと、そんな風にいい加減に着ているのに、着物だと、何故、ばっちりなコーディネートでないと心配なのでしょうか?

って、着物だと、なぜか、指摘する人がいるからなのよね。
「お直しオバさん」だの、「色あわせが変」とか「この季節の柄じゃない」とか、着物だと、何故か口出しする人がいるらしい。
そんな人に限って、その洋服も案外とトンチンカンなコーディネートだったりします。きっと着物なら良い取り合わせができるのでしょうけど、洋服はという方もいます。

あー、うるさい、うるさい!
学校の規則にしろ、着物の決め事にしろ、もう少し、自主性、自律性を磨くことを重視して欲しいです。


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