優妃 讃良の着物についておもうこと
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2005/07/25(月) 北野の天神さんに
さて、朝になりました。
女二人の所帯は、遠慮もなしのズダラク状態。
「そろそろ起きようかぁ」
布団もしまわずに、傍のちゃぶ台(?)で食事を取ります。

今日の目的地は「北野天満宮」
日ごろ、学問の神様としてお世話になっていますから、滞在中のどこかでは行きたいところ。
で、幸運にも毎月25日の「天神祭」にあたるのですから、行くなら今日です。骨董市もあるというのも期待のところ。

出町のここから北野に行くには、今出川通りを西に行く方法と、北大路を回る方法と2つあります。今回は、北大路経由。
なんでかというと、北大路には、目をつけていた和裁道具屋さんがあるからです。「はりや増田商店」という店。
が、地図通りに来ても見当たらず、店に電話。たら、北大路沿いでなく、もう一つ上の筋沿いの店でした。
ちゃんとMAP FANで確認しとくんだった。
しかも、住宅地にあるその店は、隣接する他の住宅と同じように前に車庫のある形態。小さいながらも看板がなかったら、見落としそうな店でした。
入ったら6畳程のところが店で、糸の棚や和裁台が積んであったりします。今回の目的は「はかまズレ留め」と「衣行台」です。
トドメに、穿いてた袴の裾を踏んずけて、裾がほつれてしまったので、針と糸。本家みすやの針を扱っています。ラッキー。
私は和裁にはみすや針にこだわってます。だって、絹物の針の通りは他の針には敵いませんから。
はかまズレ留めは、男性の袴や神職向けの袴では、普通についているのですが、女性の行灯袴にはついていません。帯の結び目で留めろということのようなのですが、1日はいて歩き回ると、落ちてくるんです。袴腰が落ちて帯見えてるのなんて、文庫帯のほどけたので歩いている位、アホけ姿です。
「樹脂のでいい?」「は?」「牛角のと、象牙のがあるけど」
値段も樹脂のとは破格ですが、いいのもあるんですね。
さて、衣行台。「伸縮自在で小さくなります」というので、持って帰れるつもりでいたのですが、見れば、結構な嵩です。重いし。「せっかく来てくれたんだから、送料無料でいいよ」と言ってくれたので、これは埼玉に送付してもらいました。

さて、ここから、下がれば、北大路のバス通りに出る筈。と歩いていくと、公園がありありました。
「こんなとこで遊ぶのって『子供』だよね。と姫。
「つまり遊びたいわけね。遊んだら」と
炎天下の昼日中では、遊ぶ子供もいません。
真ん中に水遊び用の場所もあるのですが、カラカラ。
近所で道路工事をしているオッサン達がトイレに来る位。
唐突な公園。元は誰かのお屋敷だったのでしょうか?東北にあたる場所にほこらが置かれています。

さて、バスに乗って北野へ。途中で金閣寺前を通ります。
「金閣寺も行こうか」と北野の後に寄るつもりな話を。
降りるバス停は「衣笠高校前」。平野神社の近くです。北野さんには、「北野天満宮前」で降りるよりも、平野神社から抜けていくと、本殿にすぐつけるからです。
丁度昼時。コンビニでおにぎりを買って、平野神社の境内の休憩所で食べました。平野神社のお清めの水は地下水だとか。昼でもペットボトルを抱えた人が水汲みに来ていました。
手持ちのペットボトルの水も無くなったことだし、補給。

さて、平野神社の参道からまっすぐ出れば、北野さんの裏に直結。おや、住宅地でしかないここまで、出店が出ています。骨董品というよりは古道具といった方が似つかわしい類です。ちゃんとした骨董品は、もう少しいい場所を取れているのかもしれません。着物の古着を扱う店は沢山。乾物や干し果実を売る店もあります。ちょっと気に入ったのは、直径25cmはあろうという銅鏡。漆塗りの箱が「どう扱うとこうなるのだ」という程にべろべろに剥げています。鏡本体の大きさや細工、箱に残る紋からして、さるお姫さまのもののようです。「8千円でいいよ」というけど、パスしました。

お参りを済ませて、みると、普段は脇の駐車場となっているところが、一面に店となっています。参道の方はもっぱら、いわゆる「縁日」の屋台の類。
古着から、倒産した店の反物といった中古系から「うちのは新品だよ」という呉服屋や生地屋。色々です。
骨董品は、値引きの気合が大事。これがすきなんですわ。
藍木綿の麻の葉模様の反物、夏向けの博多の小袋帯、生成り麻生地などを買い求めていくとお財布は空っぽ。
参道出口に「柄足袋千円」と出ているのを買うお金すらありませんでした。ぴー!
といいながら、参道を登って、かき氷を買ったり、同人誌即売会にしか出ない、アニメキャラの絵のキーホルダーなんか見つけてかっちゃったりして。

で、お金の補給に四条烏丸へ。銀行ならどこでも下ろせるけど、できれば、自分の銀行の方が良いので。ついでに、新しく丸紅ビルを改築した際にできたショッピング街にある「Lisn」という松栄堂さんのアンテナ。ショップへ。
150種類もある線香型のを1本からバラ買いできるのが楽しい。香立ては、しゃれてるけど、趣向に合わないので、出町に戻ってから、100円ショップで買いました。

さて、気がつけば、5時半。出町の商店街の閉まるのは6時。ちょっとまずい時間です。で、四条烏丸ですから、錦小路でお買い物。ここも6時には、きれいさっぱり閉店してしまいます。

錦小路のどんつきは錦天満宮。こちらも天神さんですから「天神祭」でした。こじんまりした社なので、お祭りといっても、近くの華道会の方による献花がある程度ですが。

ここも名水のお清め井戸です。平野神社よりも丸い、おいしい水です。

河原町に出てバス。河原町を上がって、「河原町今出川」の次「葵橋西詰め」が下車。ここからだと、出町の商店街を抜けて家までの最短距離です。


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