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2005/07/02(土)
プレタ浴衣ってなんだ?
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7月に入りました。梅雨の合間の晴れ間というには、相変わらずの天気です。
「きものサロン」夏号に不思議な単語がありました。 それが「プレタ浴衣」
「浴衣派:夏のイベントは二枚の浴衣で」
というので出てくるのが「コーマの紺白」と「プレタ浴衣」
”プレタ”というのは、本来は「既製品」の意味ですが、日本の洋服では、「高級な既製品」を指します。 最近は竹仙の紺白の浴衣だってお仕立上がりで売っていますし、衣料品スーパーやリサイクル着物の店でも1万円以下の浴衣が売っています。
ここのコメントは「ワンピース感覚」「小紋感覚の柄ゆき」「紅梅やシボのある素材」に「博多紗献上帯」を合わせてとあります。 とすると、これは、「ブランド浴衣」とも言われて、蕪松庵や23区といったブランドから出ている、変り織りの浴衣のことを指すようです。
今のこれらの浴衣は柄も浴衣っぽくないですし、変り織りに多い格子の織り柄は紅梅織り風なので、衿をかければ「夏着物」に見えるもの。 また、金糸銀糸を織りこんで華やかな柄にしたものもあります。 化繊のもあって、ここまでくると「湯上り着」じゃないなーと。 そんなものを指して「プレタ浴衣」。一つのジャンルになりそうです。 着物はともかく、浴衣なら着てみようという人は、増えているようで、今年の夏は、ちょっとシャレたレストラン、例えば、お台場のヴィーナス・フォートとかで浴衣姿でデートするカップルなんかが見られるんでしょうね。
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