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2005/06/25(土)
袷で良いといっても(結婚式の場合)
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今日も良い天気。梅雨の晴れ間と言いたいとこですが、梅雨前線は太平洋上をはるか遠くにあり、寄ってくる気配もないとか。
今日はうちの殿が会社の部下の結婚式に招かれました。 夏のフォーマルなんてないので、冬の黒のダブルに冬の白ネクタイで。 会場は昨今はやりのガーデン・ウェディング。席も木立の中に用意されていたそうです。西洋のジューン・ブライドにはうってつけな会場。 しかし、ここは日本なのです。6月といえば、冬モノを着る状態じゃありません。西欧に比べるとずっと暑く、蒸すのです。
「夏場の結婚式の着物は袷でも良い」なんて話は、室内でクーラーを効かせてこそ不自由のないものであって、戸外では、無理なこと。
さすがに新婦をはじめ女性招待客は、チャッカリと袖なし夏仕様のドレスだったそうな。が、男性は新郎をはじめとして冬服。 新郎の白燕尾服なんてレンタルなのだから、夏服用意すれば良いのに。
そして、親族席はやはり、黒留袖だったそうな。しかももちろん袷の冬物。すごーく暑そうに見えたとか。
手持ちの黒留袖に単や薄物のものを持っている人は、相当珍しいんじゃないでしょうか。だから、うちの親のように「結婚式は夏場は絶対にしてはいけない」なんて年配は言ったものですが、最近は余り気にしないのか、着物掲示板にも「夏の結婚式に着物を着るにはどうしよう」という質問があちこちでいくつもあがっています。
結婚式をする人は招待客の衣類のこともちょっとは気にして欲しいものです。
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