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2005/04/26(火)
聖アリス帝国
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美内すずえの描いた「聖アリス帝国」というマンガをご存知ですか?今だと文庫本にもなっていますので、立ち読みしても面白いです。 あらすじは、聖アリス学園に転校してきた主人公が、学園内で起こる事件に巻き込まれたりする、一種のコメディ的作品。
で、この学校、すごーく校則が厳しくて、イデタチも、制服必須などころか、髪の長さやまとめ方から、ヘアピン、リボン、ゴムの類まで制限がある、「きびしすぎーる」規則のオンパレード。 特待生と呼ばれる生徒達には、その規則が緩和されるので、差が強調される。ネックレスして胸元開けた男子生徒なんて、いるわけないじゃん、と思った当時。いまだと、イケメンの男の子にそんな格好させると、素敵なんだけど。
自分が校則のほとんどない、私服の学校だったこともあって、「こんな学校あるわけないよね。極端にしてるんだよね」と思ってたら : : お姫さんの行く学校は、なんと、聖アリス学園バリの服装規定でした。 ・学校に来る際には、平日休日問わず、制服を着ること (この辺は、制服のある学校では、当然) ・地毛意外で薄い色(茶髪とか金髪とか)に染める、カールは禁止 (これも当然かと。外国人も生徒としているので、地毛はいる) ・髪形は、男子は短髪(ボーズでなくても良い)、女子は肩までか、それ以上の場合は1つか2つにしばること (これも当然なこと。男のボーズ頭や女子の三つ編みオサゲを指定する学校より、ずーっと緩やか)
次なんだな。 ・髪留め、ヘアゴムは黒、茶、紺、臙脂を使うこと。リボンは不可。 (ヘアゴムの色まで指定するとは!聖アリス並み 水色のヘアゴムを注意されたとか)
・登下校時の寄り路を禁ず (もしかして、普通に書かれている事項かも。 ただ、最寄駅近辺の本屋やハンバーガー屋に立ち寄る生徒は目撃していない。うちの近所の駅構内の本屋に寄っている子は目撃した。何か問題を起さない限りは本屋、文房具屋、CD屋、ファンシー・ショップ辺りに寄り道するのは差し支えないように思う。カラオケ屋などへは、私はやっぱり止めて欲しいと思う) 今日、姫は、帰り路に、いきつけの本屋兼文房具屋でレポート用紙を買って帰って来た。 住宅地内のその本屋、店舗面積20畳程のいかにも「小売店」な店。現在の駅から家への帰路であり、小学校時代にも学童保育への下校路にあたり、ノートなど文房具を調達してきた店。トドメに両親の帰宅が遅いときには、保育園の後に預かってもらったことも数回ある、ほとんど親族並みの店。私としては、この店は着規定対象外かなぁと。
過剰反応する殿は、その本屋とても寄り道すべからず、なんて、言っているが、制定された本義を考えれば、そこまであれもこれも、ではないと思う次第。
・携帯の持参を禁ず (入学前の説明では「持参は可。校内での使用を禁ず」だったのが入学式の説明で「持参を禁ず」に変更に。 教師曰く、「あれば、見てしまうし、メールなどもやりとりしてしまうから」とのこと。上級生でやらかしたバカがいるのでしょう。随分と自制心のないのがいるものです。 続けて「今まで、持参せずとも、問題はありませんでした」。そりゃー、そうでしょう。ほんの少し前までは、子供に携帯電話持たせるなんてことはしませんでしたから。そして、それで済むお宅の子供が来てたのじゃないかと。 なんせ、生徒の大半はココ大宮に向かって、都内から下り電車でやってくるのです。上り電車で登校する生徒はごく僅か。 「最寄駅を降りたら、バスもなく、自転車か徒歩か親の車送迎」なんて環境に住んでいる生徒は片手で数えられるかもしれません。 しかも、親も共働きで家にはいない。 また、大宮まで来ていれば、都心までも近いので、平日の能狂言やコンサートにも待ち合わせで親子していける。が、ドイツもコイツも、時間通りに来れる保証のない状態。時々刻々と待ち合わせ場所も移動していきます。携帯なしでは、とても無理。 というわけで、週末に購入したPHSはカバンの底に沈められて学校に持っていっています。校内にいる時間帯にかかってくるような相手はいませんし、「インターネットは自腹ね」と脅してあるので、ネットもみません。帰宅して家のPCなら姫は支払い不要。 もちろん、広告メールが万が一来るとマズイのでマナーモード。 PHSは全然広告が来ないので安心ではありますが。
帰宅時間になって、メールがやってきました。「レポート用紙かうので、寄り道するね」と。「どこに寄るの?」こちらも返します。一回10円が何度か行き来して。公衆電話の以前よりずっと低額で、わかりやすくなりました。
先週のように、帰りに東京に行くのに、忘れきって帰宅しちゃう心配もなくなりました。メールいれておけばいいですから。 土曜の午前授業を終えて、そのまま京都に行く予定も入ってきました。携帯の威力はマスマス発揮されそう。
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