優妃 讃良の着物についておもうこと
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2005/02/11(金) 県内私立中学進学者増加
背景を替えました。我が家では沈丁花の蕾が膨らんでいます。
時期的には、もっと後なのですが、それにちなんで。

本日の朝日新聞にタイトルの記事がありました。
埼玉県の中学受験日は東京が2/1を基本とするのに対して1月も初旬から始まります。
更に、「複数回の受験機会」や「複数受験の際の受験料割引」など、都内にはない特長があります。
また、急激に新設校が増えているのもそれに対応状態。

記事によれば「5年前の3倍に増えた」とか。
県南と呼ぶさいたま市とかでは30%にもなるとか。都内じゃ「受けない方が少ない」というところもあるので、それに比べれば、まだまだですが。

お姫さんの小学校では、90数名のうち6名が私立進学。ちょっと前までは1,2名だったそうですから、確かに3倍に。
電車で一駅の熊谷駅にはいくつかの私立の送迎バスも来ていますから、この辺としても私立進学はしやすくなりました。

30分も高崎線に乗れば、大宮駅ですから、ここまでくればいくらでも新設校から従来校まであるんですが、親からして地元勤務の多い、うちの辺では「30分も電車に乗って通う」なんて想像だにしないようです。

ここ数年の傾向は「公立はゆとり教育の範囲、私立は従来課程」ということで、成績上位陣が私立に行く傾向になったのではと。
お姫さんのクラスでも、方や「小3以下(ゆとり教育課程での)」な子から、上は、「私立進学者」や「有名公立高校狙い(塾で英語他を先行習得、英検5級は普通)」までいるので、授業が成り立たないと担任教師の悲鳴。ここまで差のついた生徒を受け取る中学は更にたまったものじゃないという気がする。私立の教師の方がよっぽど楽してるんじゃないかと思う程に。

記事は更に「塾にいかなくて済むように塾テキストを併用する学校も多い」と埼玉県内の私立の特徴をあげる。
公立中学に行くってことは高校受験。都内勢にはびっくりされる「高校受験対策用の小4からの塾通い」それなりの高校に行きたいのなら、塾通いは必須。高校に入ったら、次は大学受験用にやっぱり塾通い。で「塾代考えれば私立の授業料はお得」なんてことになるわけで。

私も中学受験には夜9時まで塾でしたが、高校受験はなし、大学受験は英語のみを週1回しかも7時迄。楽なものでした。
「使える英語を目指す」という私の出た学校では「受験英語」は不十分なためでした。今なら不要かも。

また、私立は「6日制」をとるので、授業終了時間が中学や高校で5日制の小学校よりはるかに早いという爆笑事態。もちろん、5日制の公立中学は、部活がなくても小学校より遅い下校。
部活の子は着替えもしないジャージ姿で、冬の日などは街頭もない真っ暗な路を帰ってきます。
なんかこれだけでも、私立の方がいいなって思ってしまう私。

2005/02/09(水) 謝恩会に着ていくもの
着物のサイトでは「卒業式に着ていくもの」に並んで「謝恩会の着物は」という話も出ている。
式に比べて、ちょっとラフだったり、華やかだったりする衣類がオススメ。
「数時間の後に謝恩会になる」という場合でも、同じ着物でも「帯をかえる」といった方法でイメージを変える方法もある。
アンティークブーム的には、袖や衿にレースのフリルを追加するというのも一つの手法。一緒に髪形も変えるなど、端々は傾向統一をする方が中途半端でなくて良い。

装束の方でも今は「卒業式に装束で出る」という人も非常に稀ながらいる。これも謝恩会には「超長々しい下襲ねを加えた」なんてのをやったのもいる。
両親の大反対で実現しなかった人もいる。私の場合、袴姿すら反対されたので、普通のお宅で「装束は反対」というのは、十分にありそうな。

さて、問題のお姫さんの卒業式と謝恩会の服装。
今日のPTAで、説明があった。「式は中学の制服で結構です。特に別に誂える必要がありません。謝恩会は、子供達がソーラン節を踊るので、動きやすい格好にして下さい」という。
「動きやすい」って、ジャージかなんかにしろというのだろうか?
更に「立食式ですが、子供が殺到することが予想されますので、ご父兄の分は少なくなるかと。ご容赦を」と。

今を去ること6年前、保育園の卒園の際には、保育園のジャケットで揃えた式、謝恩会はよそゆきを着た子供と親で、先生達を迎え、マナーもよろしく粛々と過ごした。(会話はキャイキャイだが、テーブルマナーは申し分なしという状態)
どうやら、保育園のレベルを期待しない方がいいらしい。

親も食べ物がついたりする危険を鑑みると、うーむ。

2005/02/07(月) 卒業式の袴
正月が過ぎ、成人式も過ぎて、立春となり、梅のつぼみ綻ぶ頃となれば、キモノの話題は「卒業式」の話になる。
昨年のときに新聞でみたときも、「袴で参加は64%」と3人に2人は袴を穿くという。参加者から見ると「袴だらけ」に見えるのではないかと思う。
下は、昨年、袴について書いたときのもの。

http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/yui-diary/?Y=2004&M=3&D=2

今年のポイントは「アンティーク風のキモノや小物が使えるか」かと思われる。「柄足袋を履いても良いか」などの質問がポチポチと出ている。出ては来ないが「アンティーク柄のキモノでの列席はどうなのか」ということだって聞きたいに違いない。

アンティーク風関連は、小物関係は、普通キモノには使わない小物もあって面白い。袖につけるレースや奇抜や柄の襦袢や掛け衿などなど。昔もこんな風に装ったのだろうか?「不思議のトットちゃん」には、祖母が若い頃に、袴板にシフォンの太いリボンをふんわりと結んで留めていたというのも出てくる。今では考えられないようなおしゃれテクがあったのではないかと思われる。

といっても、正装の写真にはこれらは一切出てこない。あくまで通学服や街着のような衣類に限られていたようだ。

とはいえ、昨今の洋服の方をみれば、カッチリとした正装の向こうを張って、くだけたオシャレもある程度は市民権を得てきている。

一方、卒業式に何を着ていたのか、といえば、家格や財力で「それ様に誂えた」「もともと持ってる」という人ばかりではなく、「正装ではないが、手持ちの一番良いもの」や「いつも着ているもの」で迎える人もいたと思う。

だから最上を「黒紋付に袴」として「一つ紋の色無地に袴」を妥当な線として、「手持ちの訪問着や振袖」や「一張羅の銘仙」や「普段の木綿」までいたろうと思う。

というわけで、洋服であっても、なければGパンにトレーナで出たって構わないわけだから、キモノも何でも良い。
個人的にはすっごく嫌いな「小学校の卒業式に中学校の制服で参加する」も、いくつもの晴れ着を誂えることのできない地域での申し合わせから始まったのだと思う。

が、オシャレ好きの昨今の大学生としては「もっといい着物はあるけど、アンティーク風のキモノを個性的な着付けで柄足袋で出たい」という人もいると思う。仲間ウチでは、「財力がなくて、晴れ着を着れなかった」なんて思う人はいないだろうから。

個人的には、卒業式は「お式」なのだから、マジメ系の格好で、謝恩会などで個性的な格好をするのが一番誰からも批難の出なくて満足の行く方法だと思う。

とはいえ、卒業すれば社会に出る人間なのだから、これを踏まえて、何を着ても、それはそれで個人の責任において行えば良いことだと思う。

2005/02/06(日) 小学生の卒業式に着るもの
お姫さんは、この3月に小学校を卒業する。
問題なのが、卒業式に着るもの。
なんか、この辺では「中学校の制服を着る」のが一般的。
殿もそうだったとゆうので、どうも農村地帯には一般的な申し合わせのようだ。(殿の小学校も今住んでいる場所も田んぼの真ん中にある)
私は、新興住宅地&零細工場地域&商店街というところだったので、「申し合わせ」なんてなくて、中学の制服を着て来る子もいなかった。制服以外に晴れ着を揃える位の財力はあったようだ。
大体、私の場合、私服の中学に行くことになっていたので、制服なんてなかったんだが。
卒業時の写真と入学時の写真はソレゾレ撮った。

この各自のやった習慣の差異によって、今、激突が起きている。

まず、「卒業式の服」は「中学の制服」ということに決まった。
当人が「級友がうるさいのは、煩わしいから」と。
問題はその後、お世話になった保育園や、二重保育をして下さったお宅にご挨拶に行くときの服。
お姫さんは、ここで念願の「黒紋付に袴」を所望したのだが、殿は「卒業式には、中学の制服で行くのが相応しい」と反論。
彼の頭の中では「小学校卒業=中学校入学」であるから、中学校の制服で行くのが当然という次第。
一方、私の頭の中は「卒業は卒業、入学は入学」と別なので、なんで卒業なのに、中学のモノを身に付けていくのか判らない。
前提認識がこれだけ違っていると、すり合わせのしようもない。
私と姫の方は一歩譲って「卒業式は中学ので」としたのだが、殿は「挨拶も」と譲らない。

どうしたもんだか。
写真はお姫さん希望の格好。昨年3月に私の祖母の葬儀で着た姿。

2005/02/03(木) おひきずりは暖かい
ここんとこ、日本海側に雪が降っているお陰で、上越国境を越えたここ上州から武州にかけて、ピーカンの晴天です。
といっても、雪国をかけぬけてきた風は、乾燥はしても暖かくはなっていないので、寒風の強風となって吹き付けてきます。

着物を着ていると、結構暖かいので、暖房などをしないで済ましていたりするのですが、問題は、着物から出ている手足。
胴体が温かいので、意識がないうちに、氷のように冷たくなっています、キーボードを打つのに手は仕方ないとしても、問題は足。靴下1枚くらいではやはり冷えてきます。

あるとき、手近に羽織はなかったので、着物を羽織りました。
しかもお端折りしないおひきずりで。
たら、足が暖かいんです。ひきずった裾は前を閉じるようにして床に垂れて足を隠しています。

平安時代、長袴になった理由は「寒くて、足を包みたかったから」なんて話を聞いた気もするのですが、おひきずりの着物も足を包むので暖かい。

2005/02/01(火) 着物のパンツの話
着物にとってパンツは大敵です。トイレ行くと、このせいで着崩れたりします。
私は腰骨で腰紐を結ぶ習慣なので、腰骨を越えるパンツは大敵。

昔の人は「股割れ」なんてのも使ってました。これは降ろさずに、股の部分を開くことができます。
もっと古くは「湯文字」といって、腰巻の短いのを身に付けていました。有名な「白木屋の火事」で、飛び降りると、下から見えてしまうからと、飛び降りずに焼け死んだご婦人が多かった、というその時代の下着です。確かに一番着物には適しています。

とはいえ「パンティがないと心もとない」という人は多い筈。
舞妓さんはビキニなど、腰位置の低いものを着用しているとか。
昨今流行の穿きこみの浅いタイプも便利。

でも、「それははけないわ」と困ってしまうのは、穿きこみの深いタイプの愛用者。「暖かいから」とか「しないとお腹が垂れるから」とか理由は色々あるようで。

面白いものを見つけました。
その1:
ガードルの股の部分のないもの。腹巻の一種らしいですが、お腹とお尻をしっかりサポートしてくれます。
その2:
腹巻とヒップハングショーツのペア。同じ素材、デザインで出来ています。腹巻には必ず前(?)にポケットがあるのですが、これはホカロンでも入れるようにということなのでしょうか。
以前、雪降るクリスマスイブに舞台衣装の白サテンのロングドレス1枚で戸外でキャロルを歌うというバイトをした際、腰にホカロン入れておいたら、意外にも暖かかったという記憶があります。問題は「腰に留まっててくれない」ことでした。この腹巻は便利かも。
素材自体が遠赤外線素材だのなんだのと暖かいのもあります。

その2は比較的種類を多く見るのですが、その1の方はなかなかなくて難儀です。

「股上よりも太股の方が問題なのよ」という方もいらしゃるでしょう。5分パンツなどは、何故か股上も高いのが普通。
ガードル系ではヒップハングのが出ています。
股の防寒だけなら、女子高生なズルズルソックスを足先切って、ガーターで留めてしまうのも一つの方法。祖母がコレでした。

私は、普段は、湯文字です。で、寒くなると(いや逆に夏もですが)楊柳の5分ズボン下(男モノ)に代わります。女モノってないか高いかだから。んで、月のモノが来ると、ヒップハングショーツと腹巻のセットになります。この時期は普段よりも腹や腰は温めておかないと、辛い目に遭うので。

これはさすがに写真公開できないので、ご容赦!


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