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2005/02/22(火)
教師の袴姿
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私が最初に袴姿の人を見たのは、自分の幼稚園の卒園式だった。 普段は灰色の上っ張りを着ている先生達が、紺無地の袴に色無地の袴を着けていたのが印象的だった。 このときは、「先生の着るもの」と認識していた。 「おばあちゃん先生」と呼んでいた、副園長は普段は着物姿だったが、この日は袴姿。確か、銀鼠の無地だったか、それに近い無地着物だったように覚えている。年配がはく袴もまた素敵だった。
大学卒業の際に袴で出たいと思ったのだが、父親の「あれは、師範学校(ふ、古い)など、教師になるものが着るものだ」というのに、納得してしまったのも、このせいかもしれない。
「袴を穿きたい」と思ったのは、中学以来ファンである宝塚に起因するのは、2/21の記事の通り。でも高校卒業のときには、全然そうは思わなかったのは何故なのやら。「ミッションスクールだから」というなら、大学もミッションスクールだったんだし。 その高校の卒業式では、生徒で1人、教師で1人袴姿がいた。
時は流れて、次に袴姿に出会うのは、娘の卒園式のとき。 私のときと違い、教師の普段の格好は上下ジャージの昔以上に着物とは縁遠い格好。それが、揃って、紺無地の袴に薄紅や薄朽葉の無地着物を着た姿のなんと美しいこと。園長は黄無地。赤系の多い教師の中でひときわ目立つ。これも演出なのかなと思う程。
さて、小学校の卒業式には、教師は何を着てくるのだろうか? 卒業生達は、ほぼ揃いの中学校制服である詰衿やセーラー服。 これを前にして、何を着てくるのだろうか?
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