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2005/02/01(火)
着物のパンツの話
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着物にとってパンツは大敵です。トイレ行くと、このせいで着崩れたりします。 私は腰骨で腰紐を結ぶ習慣なので、腰骨を越えるパンツは大敵。
昔の人は「股割れ」なんてのも使ってました。これは降ろさずに、股の部分を開くことができます。 もっと古くは「湯文字」といって、腰巻の短いのを身に付けていました。有名な「白木屋の火事」で、飛び降りると、下から見えてしまうからと、飛び降りずに焼け死んだご婦人が多かった、というその時代の下着です。確かに一番着物には適しています。
とはいえ「パンティがないと心もとない」という人は多い筈。 舞妓さんはビキニなど、腰位置の低いものを着用しているとか。 昨今流行の穿きこみの浅いタイプも便利。
でも、「それははけないわ」と困ってしまうのは、穿きこみの深いタイプの愛用者。「暖かいから」とか「しないとお腹が垂れるから」とか理由は色々あるようで。
面白いものを見つけました。 その1: ガードルの股の部分のないもの。腹巻の一種らしいですが、お腹とお尻をしっかりサポートしてくれます。 その2: 腹巻とヒップハングショーツのペア。同じ素材、デザインで出来ています。腹巻には必ず前(?)にポケットがあるのですが、これはホカロンでも入れるようにということなのでしょうか。 以前、雪降るクリスマスイブに舞台衣装の白サテンのロングドレス1枚で戸外でキャロルを歌うというバイトをした際、腰にホカロン入れておいたら、意外にも暖かかったという記憶があります。問題は「腰に留まっててくれない」ことでした。この腹巻は便利かも。 素材自体が遠赤外線素材だのなんだのと暖かいのもあります。
その2は比較的種類を多く見るのですが、その1の方はなかなかなくて難儀です。
「股上よりも太股の方が問題なのよ」という方もいらしゃるでしょう。5分パンツなどは、何故か股上も高いのが普通。 ガードル系ではヒップハングのが出ています。 股の防寒だけなら、女子高生なズルズルソックスを足先切って、ガーターで留めてしまうのも一つの方法。祖母がコレでした。
私は、普段は、湯文字です。で、寒くなると(いや逆に夏もですが)楊柳の5分ズボン下(男モノ)に代わります。女モノってないか高いかだから。んで、月のモノが来ると、ヒップハングショーツと腹巻のセットになります。この時期は普段よりも腹や腰は温めておかないと、辛い目に遭うので。
これはさすがに写真公開できないので、ご容赦!
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