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2005/11/13(日)
早すぎるだろ
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着物やお茶の世界では、「一つ早い時節のものをあしらうのがイキ」などと言います。モノを売る場合は、それに合わせるわけですから、更に早い時期に販売が始まるのは自明のこと。 着物の場合は、場合によっては染め、描きした上で仕立ててとなると、1週間や2週間で足りるわけもなく、1シーズン前に動き出さなくてはいけません。 とはいえ、店頭に並ぶものは、余り早いのも、気分がノリません。
そう、何が気になるって、「クリスマス商戦」なんですよ。 10月も末には、店先に並び始め、11月入ったなら、もうクリスマス・グッズ満載にジングル・ベルを鳴らすのはいかなものかと。住宅地ではクリスマス向けのガーデン・ライトニングを始める家も週を追う毎に増えて。
欧米だと、どうなのでしょうか。10月一杯はハロウィンがありますから、店頭はそっちがメインでしょう。11月に入っても、次はサンクス・ギビングス・デイ、日本で言えば、勤労感謝の日があります。(日本でも、古来、この頃には「五節」と呼ぶ日があり、新嘗祭を軸とした、収穫感謝の祭りを行いました。) 更に大元のキリスト教の暦では、クリスマス期間を日本語では「待降節」と呼び、クリスマスの直前の日曜日を4回目とする時期、つまり、11月の末か12月の最初の日曜日からクリスマスの25日迄です。 昨今の日本では、ハロウィンはそうメインでもなく、収穫感謝祭に売り出すものもないので、夏の名残の暑気が抜ければ、もうクリスマス迄シーズン・グッズないからかもしれません。 しかし、10月半ばに見るクリスマス・グッズは私からみると「季節外れ」にしか見えません。
さすがに食品スーパーでは、「七五三」があるので、11月前半はそちらの冠付きが主ですが、それでも、乾物コーナーには、松前漬けのスルメと昆布のセットや、黒豆、白インゲンが並びだしました。モノはともかく「正月準備」とは、まだ書かないで欲しいと思う次第です。
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